5月31日、横浜BUNTAIで開催された「K-1 BEYOND」で、当時55kg級で12連勝中だった“絶対王者”金子晃大に土をつけた挑戦者・池田幸司。あれから約4か月、両者は「K-1 WORLD MAX 2025」でスーパーバンタム級のタイトルを懸け、ダイレクトリマッチに臨んだ。チャンピオン・金子が挑戦者・池田を迎え撃つ構図となった一戦は、壮絶な攻防の末に金子が勝利。「今日負けたら終わりだ」背水の陣で臨んだ金子が王者の座を死守した。 3Rの激闘を終え互いを称えある両者【判定3-0(29:26/29:27/29:27)】 1R、池田はインロー、カーフキック。金子はカーフキックで反撃。池田は前蹴りで距離をとり、飛びヒザ蹴りでダウンを奪いにいく。金子はジャブ、右ローキック。池田はジャブ、前蹴り、ローキック、ハイキックを畳み掛ける。池田が前蹴りから右ストレート。池田がジャブから右。金子は右目の上から出血。ドクターチェックが入る。再開後、池田は右、金子はインロー、右を返していった。 2R、池田はミドルキックをダブルでヒット。金子の右ローキックでバランスを崩しそうになる池田。池田はカーフキックからヒザ蹴り。池田は金子のカーフキックをガード。逆にカーフキック。金子の左が当たり始める。そして左フックで池田がダウン。さらに金子の左フックで二度目のダウンを喫した池田。立ち上がった池田に、金子は右フックを連発。連打をもらい耐えた池田。ここでラウンド終了。 3R、金子は右、左のパンチ。池田はカーフキックから右ストレート。金子の左に池田が左。互いに打ち合う。金子のワンツー。池田はカーフキック。金子が飛びヒザ蹴りを顔面へ。池田はカーフキック。金子はジャブから左フック。池田は飛びヒザ蹴りを返す。金子もヒザ蹴り。勝負は判定となり、3-0で金子がタイトル防衛に成功しました。 試合終了後リング上でのインタビューで「今日勝てたのは俺の力ではなく、常に僕のことを支えてくれ応援してくれた皆さんの気持ちを乗せて戦うことができました。リングに上がるのは僕一人と傲慢になっていって、でも気づいて。僕自身が勝つため(皆さんの気持ちを)背負うことがチャンピオンなんだなと思いました。一緒に戦ってくれた皆さんのおかけで勝てました。 みんなで掴んだ勝利だと思います。本当にありがとうございました。続けて、「ベルトはモノなんですけど、僕の思いだけではなく、みんなの思いが重なっていて。前回負けていなかったら、今日負けていたと思います。みんなの声が聞こえて、僕一人では勝てないなと思っています」 「今日勝てなかったら終わりだった。みんなに救われました。ありがとうございました」と言葉を選びつつ丁寧に、チームに、ファンに、自分を支えてくれたすべての皆さんに心からの感謝を口にした。 【本文内試合(ラウンド)レポートはオフィシャル素材より】 池田幸司、金子晃大の13連勝を阻止!「次、ベルトを懸けてダイレクトリマッチをお願いします!」 ⾦⼦ 晃⼤ K-1 スーパー・バンタム級チャンピオンを防衛!ギリシャの強豪 マノリス・カリスティスから2度のダウンで快勝