若⼿映画作家育成事業 ndjc にて短編『遠くへいきたいわ』を監督した団塚唯我のオリジナル脚本による⻑編デビュー作『⾒はらし世代』。現地時間 5 ⽉ 13 ⽇から 24 ⽇にかけて開催される、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品される。 過去には⼤島渚、北野武、⿊沢清、三池崇史、諏訪敦彦、河瀬直美、橋⼝亮輔、⻄川美和といった日本映画を牽引してきた監督たちが、そして昨年は河合優実主演、⼭中瑶⼦監督の『ナミビアの砂漠』が選出された監督週間で、⽇本⼈史上最年少での出品となった団塚は「今、この映画が初主演となる⿊崎煌代君と 2 ⼈で喜びを噛み締めているところです。」と喜びを⾔葉にした。 団塚は『さよなら ほやマン』にメイキングとして参加しており、⾃⾝のキャリアのスタートにも⽴ち会っていた団塚監督との初主演作に対して「私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ 100%の信頼をもって撮影に臨むことができました。映画を好きで本当に良かったです。」と、団塚との深い信頼をコメントに寄せている。 ⽗親・初を演じるのは、悪役からコミカルなキャラまで幅広い役を演じ、多数の作品で存在感を発揮する遠藤憲⼀。⺟親・由美⼦をドラマ・映画・舞台・モデルなど幅広い分野で活躍する井川遥、姉・恵美を数々の映画新⼈賞に輝く若⼿実⼒派の⽊⻯⿇⽣が演じる。遠藤は⾃分が関わってきた中で⼀番若いという団塚監督に対して「⼈間の考えや⾏動に対する演技指導は、倍以上⽣きている私が感銘を受けることばかりだ。みずみずしさと繊細さと深さが共存する現場だった。」と述べた。 井川は、団塚監督の演出によって感情の⾏⽅が幾重にも変化していく驚きに触れつつ「監督の若き豊か な才能が世界に広がっていくのが楽しみでなりません。」と若き才能の⾶躍を願うコメントを寄せた。⽊⻯は作品に携わっていく中で素敵な時間を共有することができ、「家族という、普遍的だけれど、どの家族にもそれぞれの⾵景がある存在を、紡いでいく⼈たちへの愛おしさを感じました。」とコメントを残した。 監督・脚本:団塚唯我コメント 初めての⻑編映画で海外映画祭にも⾏ったことがない中で、監督週間でお披露⽬出来ることが決まって本当に嬉しいです!!!!!!!今、この映画が初主演となる⿊崎煌代君と 2 ⼈で喜びを噛み締めているところです。⿊崎君始め、素晴らしいスタッフ、キャストの皆様と作れたからこそのご褒美だと⾃信をもって⾔えます!カンヌ国際映画祭、楽しみです! 【プロフィール】1998 年東京都⽣まれ。慶應義塾⼤学環境情報学部中退。映画美学校修了。在学中は万⽥邦敏や脚本家の宇治⽥隆史より教えを受ける。同校修了作品として制作した短編、『愛をたむけるよ』が、なら国際映画祭、札幌国際短編映画祭、TAMA NEW WAVE 等の映画祭で⼊選、受賞。2022 年、若⼿映画作家育成事業 ndjc にて、短編『遠くへいきたいわ』を脚本・監督(制作:シグロ)、第 36 回⾼崎映画祭等に招待。本作品『⾒はらし世代』が初⻑編映画となる。 主演:⿊崎煌代コメント 感無量です。カンヌの地に、団塚唯我監督とこの作品と共に⽴てる事に興奮しています。私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ 100%の信頼をもって撮影に臨むことができました。映画を好きで本当に良かったです。『⾒はらし世代』がフランスをはじめ、世界中の皆さんに観ていただけるのが楽しみです! 【プロフィール】2002 年 4 ⽉ 19 ⽇⽣まれ、兵庫県出⾝。2022 年「第⼀回レプロ主役オーディション」に応募し、演技未経験ながら約 5,000 ⼈応募の難関を勝ち抜き、同年に参加した 2023 年後期 NHK 連続テレビ⼩説『ブギウギ』のオーディションにて、メインキャストであるヒロインの弟役を勝ち取り俳優デビュー。映画『さよなら ほやマン』(23)にて映画デビューも果たし、第 33 回⽇本映画批評家⼤賞新⼈男優賞(南俊⼦賞)を受賞するなど、今後の活躍が期待される。直近の出演作に、映画『今⽇の空が⼀番好き、とまだ⾔えない僕は』、NHK『地震のあとで』、NHK『東京サラダボウル』などがある。 遠藤憲⼀ コメント 団塚監督は俺が関わった映画で、今までで⼀番若い監督だと思う。私の半分も⽣きてないから、⼈⽣経験も私より少ないはずだが、演技指⽰はとても鋭くて深い。⼈間の考えや⾏動に対する演技指導は、倍以上⽣きている私が感銘を受けることばかりだ。みずみずしさと繊細さと深さが共存する現場だった。新しい才能に満ち溢れた作品になっているに違いない。 井川遥 コメント 団塚監督の演出を受け、感情の⾏⽅が幾重にも変化することに何度も驚きを感じていました。監督のピュアで、繊細な鋭い感性に触れ、呼応する時間がまだまだ終わらないで欲しいとすら思えたのでした。盛夏の撮影、そして半年後、冬編で再び集結しました。10年後を演じるにあたって半年という時間は役を成⻑させる⼤切な時間になりました。演じられたことに⼼から感謝しています。監督の若き豊かな才能が世界に広がっていくのが楽しみでなりません。 ⽊⻯⿇⽣ コメント 団塚監督、団塚組スタッフキャストの皆さん、関わっていただいた皆さん、カンヌ映画祭の監督週間選出、本当におめでとうございます。この作品のお話をいただいて、準備をして、撮影をして、どの時間も丁寧に、みんなが同じ⽬線で携わっているのを肌で感じることができて、素敵な時間を共有させてもらいました。家族という、普遍的だけれど、どの家族にもそれぞれの⾵景がある存在を、紡いでいく⼈たちへの愛おしさを感じました。寛容な⼼と素直な⽬線で作品を観ていただけることを願い、届いていくことを楽しみにしています。