準ミス・ワールド2022日本代表 冨田キアナさん ー前年大会から2度目の挑戦をされた理由を聞かせてください。 冨田さん:昨年、京都大会のグランプリとして本選に出場させて頂き、準ミス・ワールド日本代表に選んで頂きました。この1年は、準ミス・ワールド日本代表として様々な活動を通し、多くの方々に出会い素晴らしい経験をさせて頂きました。そんな中、プライベートでも仲の良い日本代表の星たまきさんが世界大会で活躍する姿を見て、私も星さんのように世界で活躍できる女性になりたいと改めて思い、再びチャレンジを致しました! ー冨田さんは、2大会続けて準ミス日本代表に選ばれていらっしゃいますが、ミス・ワールド・ジャパンの魅力を教えてください。 冨田さん:ミス・ワールドは、水着審査がなかったり身長制限が無いなど、見た目だけで判断しないコンテストです。私は身長が低いのですが、ミスコンによっては身長が理由で応募すらできないコンテストもあるのです。ミス・ワールドは社会貢献活動を行いたいなどの出場目的や、志の高さなど内面の美しさも評価してくれるコンテストだと思います。2年間で感じたことは、女性同士の争いなどは全くなく、ファイナリストのみなさんがワンチームとなり、世界や社会に貢献したいというゴールを共有していることです。自衛隊の訓練にも参加させて頂いたのですが、ミス・ワールドには、チームワーク賞という珍しい賞もありました。昨年は、光栄にも私がチームワーク賞を頂きました。 ーミス・ワールド・ジャパンを振り返って大変だったことは? 冨田さん:私にとって大変だったことは、SNSのメディア審査でした。昨年同様に「ミクチャ」での審査と、新たに加わった「mysta」の審査が2つあり、生配信と動画撮影をほぼ同時期に用意しなくてはなりませんでした。そんな中、ミスコンというカテゴリーの中で、ミス・ワールドやファイナリストの良さをどうやったら表現できるのかなど毎日模索していました。「ミクチャ」の配信期間の中で、たまたま私の誕生日があったのですが、その日は1時間ごとにケーキを食べるという企画で配信を行いました!たくさんの方にお祝いもして頂いたので嬉しかったです。 ービューティー・ウィズ・ア・パーパス“目的のある美”(Beauty With a Purpose)として、ミス・ワールド・ジャパンではSDGsに関しての活動や発表がありますが、冨田さんは見事BWP部門の審査で、1位に選ばれましたね。どのようなことをお話されたのかお聞かせください。 冨田さん:私は2つの内容を一つのプレゼンテーションに盛り込みました。一つ目は、「障がいを持った子供たち」、「障がいを持たない子供たち」、「障がいを持ったスポーツ選手たち」、「障がいを持たないスポーツ選手たち」の4者がスポーツを通してお互いを理解し交流する場を設けたいというお話をさせて頂きました。これをやろうと思ったきっかけは、特別支援学級とパラリンピックのボランティアの経験がきっかけです。障がいがある方は障がいがある方同士でのコミュニケーションしかとっていなかったり、その逆のパターンも見てきました。このような経験から、障がい、年齢、職業なども全く関係なくごちゃまぜにした、本当の意味での壁のない交流イベントが開催できないかと考えました。ミス・ワールドのBWPの理念の中に「子供を救う」という内容が含まれていることも理由の一つです。そして2つ目に、私が普段から行っているSDGsの活動をすべてのゴールに当てはめて発表致しました。その内容はインスタグラムで発信していますが、SDGsの17のゴールが、それぞれつながっている事を分かって頂けると思います。最も印象に残っているのは、女子高に出向いて50名の生徒に向けてお話をさせて頂いたことです。 ー準ミス・ワールド日本代表としての目標をお聞かせください。 冨田さん:私は、2年連続で準ミスとして活動させて頂くことになるのですが、このような機会は滅多にないことだと思っています。まずは、昨年様々な活動をさせて頂いたことに感謝の気持ちを持ちながら、さらにもう一年関わらせて頂ければと思っています。昨年はコロナの影響で行動制限がございましたが、今年はより多くの方々と触れ合いながら活動をしたいという思いがあります。BWPのスポーツや障がい者支援も行いたいですし、ミス・ワールドファミリーとして、他のファイナリストやOGの方々と協力し合いながら様々な活動をしていきたいと思っています。先輩方とプライベートでもお付き合いをさせて頂いておりますので、何か社会貢献の形に繋げることが出来れば良いと思っています。 ー冨田さんの将来の夢をお聞かせください。 冨田さん:将来的に国際的なジャーナリストになりたいと思っています。現在、ミス・ワールドのカロリーナさんがミスとして各国のコンテストの審査も含め、世界中を回られています。現地視察に加え、国が抱える様々な問題や文化を学ぶ機会もあり、さらには難民支援活動などにも参加されています。彼女のように、各国を回りながら、知り合いと絆を深めていけるようなジャーナリストになりたいと思っています。 ー最後にこれからミス・ワールドを目指す皆様にメッセージをお願いします! 冨田さん:私は、どのミスコンでも良いというわけではなく、ミス・ワールドの良さに惹かれて応募しました。BWPやチームワーの大切さに共感していただければ嬉しいです。高いハードルなど意識せず、まずはチャレンジしてみてください! 準ミス・ワールド2022日本代表 冨田キアナさん プロフィール 写真提供:ミス・ワールドジャパン 出身地:東京都港区 職業:京都大学大学院博士課程2年 身長:155cm ボランティア経験・趣味・特技・資格等:東日本大震災街頭募金(企画・実施)、公立小学校特別支援学級(学習指導)、パラリンピック(アテンド)など/書道(文部科学大臣賞受賞)、水泳、縄跳び(二重跳び)、茶道、歌舞伎/IELTS 8.0 (O.A.)、IC3(コンピューティング)、漢字能力検定2級、ケンブリッジ大学修士号(MPhil)、エジンバラ大学修士号(MSc)、ヨガ検定3級 次のページは、準ミス・ワールド2022日本代表 廣瀬優里愛さん ページ: 1 2 3 4