「家族の思い出を残したい」。ソラサク家族の動画づくりは、そのシンプルな思いから始まった。人気や再生回数だけを追い求めるのではなく、子どもたちがいつか家族で過ごした時間を振り返られる「家族の映画」を残したい。その自然体で飾らないスタイルでの発信は、多くのファンから共感を集めている。動画づくりの裏側や子育てへの思い、UUUMへの所属、そして「誰にも流されずに」歩み続ける変わらない価値観について話を聞いた。 「思い出を残したい」 すべてはそこから始まった ─ まず最初に、動画を撮り始めた頃のお話を聞かせてください。最初にカメラを回した日のことは覚えていますか? かおる:空気感までは正直あまり覚えていないんですけど、一番大きかったのは、「思い出を残したい」という気持ちでした。そこから自然とカメラを回すようになって、感覚としては家族写真を撮るのとあまり変わらなかったですね。旅行へ行った時に動画を撮っても、スマホに保存したままだと意外と見返さないんです。だから一本のストーリーのように編集して残したいと思いました。SNSに投稿するのも、誰かに見てもらうというより、家族の思い出をいつでも振り返られる形で残しておきたかったからですね。 ─ 最初からYouTubeへ投稿しようと思っていたのでしょうか? かおる:最初はTikTokでしたね。旅行やどこかへ出掛ける時は動画を撮っていますし、それを編集して一本にまとめています。自分たちにとっては「作品」というより、「家族のアルバム」に近い感覚ですね。YouTubeは僕が勝手に始めました。 みか:本当に気付いたら投稿されていました(笑)。 「ルールを作らない」が、わが家のルール ─ ご家族で大切にしているルールや約束事はありますか? かおる:実は、あまりないんです。「これは絶対ダメ」とか、「こうしなさい」という決まりはほとんど作っていません。 みか:子どもたちには、のびのび育ってほしいですし、あまり制限をせずに、やりたいことを自由にやってほしいと思っています。だから特にルールは設けてないですね。 ─ 動画をご覧になっている方の中には、お子さんのお名前が「そら君」と「さく君」だと思われている方も多いですよね。 かおる:本当に多いです(笑)。でも実は違うんです。子ども二人の名前の漢字から一文字ずつ取って、「ソラサク家族」という名前にしました。だから今でもよく間違えられます。 家族へ残したいのは、「家族の映画」 ─ お子さんたちが大人になった時、この動画をどんな気持ちで見返してほしいと思いますか? かおる:思い出として見返してくれたら、それだけで十分ですね。動画って編集して一本になっているので、見やすいじゃないですか。映画というほど大げさではないですけど、「家族の映画」みたいな感覚で見てもらえたら嬉しいです。 ─ ご家族で過ごす時間の中で、「これは絶対に残したい」と思う瞬間はありますか? かおる:やっぱり子どもたちの成長ですね。卒園式だったり、旅行だったり。イベントのたびに動画を残しておくと、後から見返した時に「あの時、こんなことがあったね」って話ができる。それがすごくいいなと思っています。 「こんなに細かい人だったんだ(笑)」 ─ 撮影を通して、ご家族の関係性に変化を感じたことはありますか? みか:「こんなに細かい人だったんだ」って思うようになりました(笑)。 かおる:そうそう。動画を作るようになって、自分でもこだわりが強いんだなって気付いた部分はありますね。 ─ 撮影では、かおるさんが監督のような役割をされることも多いのでしょうか? かおる:そうですね。リアクションを少し大きめにしてもらったり、「ここは感情をもう少し抑えて」と伝えたり。特にショート動画はテンポが大事なので、見せ方は結構細かく考えています。 みか:「ここは感情を上げない方が動画っぽい」とか言われます。 「届ける」ために、考え続ける ─ 撮影や編集など、役割分担はどのようにされていますか? かおる:9割くらい僕ですね(笑)。企画を考えて、撮影して、編集して。みかちゃんは出演者です。 みか:はい。出演者です(笑)。 ─ 企画もほとんど、かおるさんが考えているのでしょうか? かおる:そうですね。自分でも思うんですけど、人の意見をそのまま取り入れるのがあまり得意じゃないんですよ。「これは違うな」と思ったら、自分の中で納得できるまで考えたいタイプなので、企画も基本的には自分で考えています。 ─ 動画一本を作る中で、一番時間をかけるのはどこですか? かおる:やっぱり構成ですね。ショート動画は1分しかないので、その中でどういう流れにして、どこで笑ってもらって、どうオチを付けるか。そこは毎回すごく考えています。もちろん自然に起きた出来事を動画にすることもあります。でも、それだけでは日々の動画は作れません。だから企画も考えますし、「今日は何を撮ろう」と毎回考えています。 ─ 動画を続ける中で、一番大変だったことは何でしょうか? かおる:再生数ですね。そこだけはずっと求めてきました。だから動画一本一本、本当に考えて作っています。大変ではありましたけど、今こうして多くの方に知っていただけるようになって、「やってきて良かったな」と思います。 ─ 100万回再生を超えた時は、やはり嬉しいですか? かおる:嬉しいですね。100万回再生を超えると、「よし!」ってなります。 みか:再生数が良い日は、口数が増えます(笑)。 かおる:そう。再生数が悪いから機嫌が悪くなることはないですけど、良い時はやっぱり嬉しいですね。 「理想の夫婦」と言われること ─ 視聴者の皆さんからいただくコメントで、印象に残っているものはありますか? かおる:「理想の夫婦」とか、「憧れの夫婦」と言っていただくことは多いですね。もちろん嬉しいです。でも、個人的には「面白かった」と言ってもらえる方が一番嬉しいかもしれません。動画を作っているので。 ─ みかさんはいかがですか? みか:実は、あまりコメントを見ないんです。嫌なコメントを見てしまうのが苦手なので。自分の動画もあまり見返さないですね。 かおる:そこは僕とは全然違います。 「変わらないこと」を大切にできる場所 ─ UUUMに所属することになったきっかけを教えてください。 かおる:声を掛けていただいたことがきっかけです。もし事務所に入るなら、一番名前を知っていたUUUMが良くて、他にも声を掛けていただいたことはあったんですけど、自分の中では「入るなら、UUUMかな」という気持ちでした。 ─ 所属することへの不安はありませんでしたか? かおる:ありました。視聴者の方から見ると、「事務所に入ったことで変わってしまった」と思われるんじゃないか、という不安はありましたね。 ─ 実際にUUUMに所属してみて、どのように感じていますか? かおる:UUUMに所属しても、自分たちの動画づくりのスタンスは変えようとは思いませんでした。その上で、クリエイターだけでなく、家族のことまで考えてサポートしてくださるところは本当にありがたいと感じています。適宜フォローしてくださるので、とても心強い存在ですね。 10年後のソラサク家族の姿 ─ 今後挑戦してみたい企画や夢はありますか? かおる:意外にないんですよ。「こうなりたい」とか、「もっと稼ぎたい」とか、そういうのはあまりなくて。マイペースに。普通の家族でいられればいいかなって思っています。 ─ では、10年後はどんな姿になっていると思いますか? かおる:10年後ですか。再生数も落ちて、普通の会社員と普通の主婦になっているかもしれませんね。本当に先のことをあまり考えないんです。その時その時で考えるタイプなので(笑)。 ─ 未来を細かく決めるというより、「今」を大切にしているという? かおる:そうですね。もちろん目標を持って進むことも大事だとは思います。でも、自分たちは健康で、家族みんなで笑って過ごせていたら、それが一番かなと思っています。 子どもたちに残したいもの ─ 動画やお二人の姿を通して、お子さんたちにどんなメッセージを届けたいですか? かおる:勉強ができる、できないよりも、フットワークが軽くて、クリエイティブな発想を持つ人になってほしいですね。自分のアイデアを生かして、何かを生み出せる人になってくれたら嬉しいです。動画そのものだけではなく、僕たちの姿を見て、そんな思いを受け取ってもらえたらいいなと思っています。 「誰にも流されずに」 ─ これからも変えたくない、家族としての軸を教えてください。 かおる:誰にも流されないことですね。自由に。マイペースに。無理なく。それだけは変えたくないです。 ─ 最後に、いつも応援してくださっている皆さんへメッセージをお願いします。 かおる:これからも見てください! 本当に、それだけです。 みか:私はクリエイター向きの性格ではないと思うんです。でも、そんなところがいいと言っていただけたり、二人の掛け合いを楽しみにしてくださる方がいたりして、本当にありがたいなと思っています。これからも、私たちらしく自然体で続けていけたら嬉しいです。 おわりに 約1時間のインタビューを通して、何度も耳にした言葉があった。「自由に」「マイペースに」それは、動画づくりに対する姿勢だけではなく、家族としての生き方そのものを表す言葉だった。再生回数やトレンドを追いかけるだけではなく、家族の思い出を残すことを大切にする。大きな夢を語るのではなく、「普通の家族でいられればいい」と笑う。無理に自分たちを飾ることも、誰かに合わせて変わることもない。「映える日常」を演出するのではなく、「ありのままの日常」を積み重ねていく。その自然体の積み重ねこそが、多くの人から「理想の夫婦」「理想の家族」と親しまれる理由なのかもしれない。 動画の向こう側にある、何気ない毎日。その一日一日を大切に積み重ねていく姿こそが、ソラサク家族のいちばんの魅力なのだと感じた。 ソラサク家族プロフィール おちゃらけ夫のかおるとツンデレな妻みかを中心に家族の⽇常を発信。気のおけない会話や親近感のある日常はもちろん、お互いを大切に想っている2人の初々しい姿に「羨ましいほどに理想的な夫婦」として視聴者から支持を集めている。 YouTube: ソラサクchannel【家族vlog】は コチラ TiKTok: ソラサク家族は コチラ Instagram: ソラサク家族は コチラ