ルー大柴が、2027年2月5日公開の映画『認知症世界の歩き方』で、芸歴49年にして長編映画初主演を務めることが決定した。認知症で息子を忘れてしまった父と、人生につまずいた息子を描く物語で、息子役を泉澤祐希が演じるほか、浅野ゆう子、安藤なつが共演。あわせて本予告、本ポスター、場面写真も解禁された。

施設で元気に暮らす認知症の豊のもとに、ある日、音信不通だった息子が突然訪ねてくる。しかし、豊は人生につまずき戻ってきた息子を認識することができない。忘れてしまった過去と、これから築いていく未来。止まっていた家族の時間が再び動き始める中、認知症の豊が見ている不思議で愛おしい世界と、父と子の関係をユーモアとともに描いていく。

原作は、世界各国で翻訳出版され、NHK Eテレで番組化されるなど反響を呼んだ、シリーズ累計30万部超のベストセラー『認知症世界の歩き方』。認知症のある人が見ている世界を独自の映像表現で描き、「認知症=不幸」という従来のイメージとは異なる視点から、その世界を体験する物語として映画化された。

主人公・豊役を演じるのは、芸歴49年にして長編映画初主演となるルー大柴。息子役の泉澤祐希をはじめ、安藤なつ、浅野ゆう子らが共演する。監督・脚本は、エネルギーや気候変動、人口減少など社会的なテーマを題材にドキュメンタリーや映画を手掛けてきた田村祥宏。原作者でissue+design代表の筧裕介がエグゼクティブプロデューサーを務める。人生100年時代における「自分らしく生きるとは何か」を、認知症と家族の物語を通して問いかける。

あらすじ

息子の顔さえ忘れた父が見ているのは、不思議な世界!?人生につまずいた息子と、父は嚙み合うはずもなく…。今、壊れた家族の時間が再び動き出す!

「うちに帰りたい」が口癖の豊さんは、施設で陽気に暮らすムードメーカー。ただし、認知症で記憶は20数年前にしばしばタイムトリップ!そんな彼の元に、長らく音信不通だったワケありの次男・優輝が突然現れる。目の前の優輝を「息子」だと認識できないばかりか、元妻と離婚したことすらわからない豊さん。財産確認のためにかつての我が家を目指し、思わぬ“父子の二人旅”がスタートするも、道中は迷子や謎の幻想、幻聴など、豊さんが生きる不思議な認知症世界に次々と直面していく―。

ルー大柴(高橋豊役)コメント

藪からスティック!、寝耳にウォーター!、晴天のサンダー!

この映画のオファーを受けての率直な感想でした。まさか私にムービー主演のオファーが届くとは!光栄の極みでした。But、内容を聞くと「認知症」の役・・・リトルビット戸惑いはありましたが、マネージャーからは「明るい認知症の映画ですよ」とリッスン。私も年齢的に「認知症」が気になる世代。「勉強も兼ねてお引き受けしてみよう!」と撮影に臨むことに。気合を入れて「群馬県前橋」の現場に入ったものの、年齢的にセリフの入りも悪くなってきており、正直大変な部分もありました。ただ同年代または先輩の役者さん達が頑張っておられ、「私もやらなきゃ!」という思いに。撮影期間は2週間ちょっと。東京へは戻らずホテルに缶詰めでしたが、筧プロデューサー、田村監督、共演の泉澤さん、メイクさん、衣装さん、他のすべてのスタッフさんに助けられ、何とか撮影を終えることが出来ました。拙い私の演技ですが、是非映画館へ足をキャリーして頂ければハッピーです。皆さんとトゥギャザーできるのを楽しみにしております。

泉澤祐希(茂木優輝役)コメント

茂木優輝役の泉澤祐希です。本作のお話をいただいた時、真っ先に認知症だった祖父の姿が思い浮かびました。当時は身近で様子を見ながら「なぜ忘れてしまうんだろう」と戸惑うこともありました。ですが、この作品は、認知症の方がどのような視界や感覚で世界を生きているのかを教えてくれます。できていたことができなくなるもどかしさや、「なんで?」と怒りたくなる気持ち。それらは自分たちと認知症の方が見ている「世界」が違うからなのだと、改めて気付かされました。怒りや不安の裏にある理由を知ることで、互いの見え方は大きく変わるはずです。この作品を通して、認知症と共に生きる方々が抱く「世界」の景色や思いを、観てくださる皆さんにお届けできたらと思っています。

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