映画『夜勤事件』の公開記念舞台挨拶が 2⽉21⽇、東京・テアトル新宿で⾏われ、主演の南琴奈、共演の⽵財輝之助、関哲汰(ONE Nʼ ONLY)、メガホンをとった永江⼆朗監督が登壇した。

Z 世代を中⼼に絶⼤な⼈気を誇る⽇本のインディーゲーム制作チーム Chillaʼs Art(チラズアート)が配信したホラーゲーム「夜勤事件」。発売直後からゲーム実況者や VTuber に多数プレイされ、YouTube でのゲーム実況動画は総再⽣数 6000 万回以上記録(※2025 年 8 ⽉ 28 ⽇現在)。コンビニ描写や不気味なグラフィック、衝撃的な演出が話題となり、この度、満を持して映画実写化が実現した。

©2025「夜勤事件」製作委員会


本作がついに公開された⼼境を尋ねられると、コンビニで深夜バイトをする主⼈公の⼥⼦⼤⽣・⽥鶴結貴乃を演じた南は「まずは無事に公開できてうれしいなっていう気持ちと、どういう⾵に楽しんでいただけたのかなとドキドキしている気持ちがあります。(SNSなどでの感想が)楽しみですね」と期待に胸を躍らせ、刑事の猿渡真司を演じた⽵財は「映画って、公開してお客様に⾒てもらってやっと完成するものなので、⾒ていただいて感謝しております。⾯⽩かったなら、なおいいんですけど(笑)」とにっこり。

結貴乃のバイト先の先輩・船橋卓也を演じた関は「やっと公開されたといううれしさと同時にドキドキする気持ちがありますね。船橋という役は皆さんが気になっている⼈物の⼀⼈で、精⼀杯演じたので、そこを皆さんにどう⾒てもらえるかというドキドキがヤバいですね。(ゲーム内でも⼈気キャラのため)余計にドキドキしています。⾒た⽬が全然違うので、船橋に寄せていく気持ちで演じました」と吐露し、ZOZOTOWN で販売されているゲーム内の船橋がプリントされているコラボパーカーを着⽤した永江監督は「Chillaʼs Art さんから 2020 年にこのゲームが発表されて、実際に⾃分もプレイしてからずっと『夜勤事件』を実写化したいと⾔い続けて 5年の歳⽉が経ちましたけど、ようやく完成して、公開できて、しかもすごく多くの⽅に⾒ていただけているという噂を⽿に挟みましたので感無量ですね。5 年分の思いが詰まった作品なので、本当にうれしいなと思っております」と感慨深げに語った。

©2025「夜勤事件」製作委員会

また、印象に残っているシーンを聞かれると、南は「刑事の猿渡との⼆⼈のシーンは、緊張とか焦りとかいろんな感情が出ている場⾯ですし、それまでの伏線が回収されるシーンでもあるなと思うので、私はそこが印象的かなと思いますね」と語り、「あのシーンを撮影したのは実はクランクインの⽇だったので、ちょっと難しかったんですけど、監督と⽵財さんといろいろお話しをして作りました」と告⽩。
同シーンについて永江監督は「南さんはああいうしゃべらない芝居、いわゆる⽬の表情だったり、間だったり、空気感だったりというのが、本当抜群の⼥優さんで、初⽇からあの感じを出していただけたのは最⾼によかったなと思いますね。セリフのない芝居がめちゃくちゃ抜群です」と⼤絶賛した。同じ質問に、⽵財が「取り調べのシーンもそうでしたけど、僕らの撮影でよくあることなんですけど、⼤変なシーンを初⽇に持ってくるのって、なんか意図ありますか︖」と質問すると、永江監督は「(笑)。そういうわけではないですが、最終的にコンビニのシーンがラストにドカーンと⼊ってくるので、逆算していくとたまたま出会いのシーンからという⾵に考えて」と弁解。これに⽵財は「初⽇から(台本)何ページですか︖南さんはしゃべらないし、僕⼀⼈でしゃべってるし。⼤変でしたね(笑)」と⼝を尖らせつつ、「僕はあの初登場シーンが⼀番印象残っていますね。⾞の中からコンビニに着くまでワンカットで撮っているんですけど、監督の興奮の仕⽅が半端じゃなくて、『⽵財さん、ここはワンカットで⾏くので︕⾞の横からこう降りてもらって、これをクレーンにつなげて上にこう⾏くから︕僕、こんなでかい装置を使うの初めてで』って。⾞も普通に運転していますけど、⼤掛かりな撮影とかだと道路を⽌めさせてもらった中で、信号も合わせなきゃいけなかったのですごく⼤変でした」と苦労を明かした。


そして、関は「やっぱりロッカーのシーンですね。結構な時間、ロッカーにいたなあって感じていて、僕がロッカーにいながらも次のシーンが始まっているみたいな感じで、永江監督も(ロッカーに⼊っている)僕の存在忘れているんですよ。途中で“あ、関くんね。今ロッカーにいるのか”みたいな。俺もいつ出たらいいかわかんないから、ロッカーの隙間からそのシーンをずっと⾒ていて“いつ出よう…でも⾳⽴てちゃいけないし”みたいに、ずっと息を殺していた印象があります」と振り返り、同シーンは⻑回しで⻑時間、撮影をしたが、カットして短い映像しか使われていないそうで、どのくらいロッカーにいたのか追及された関は「30 分くらい!? 体感では 2 時間くらいありました(笑)。狭いところも暗いところも苦⼿なので、落ち着かないですし怖かったですね」と苦笑いを浮かべた。


さらに、⾃⾝が実際に体験した怖い体験を尋ねられると、南は「(怖い体験をしたことが)あるんですけど、⻑くなってしまうのでギュッとコンパクトに話しますね」と前置きをし、「1 週間ぐらい地⽅でロケがあって、ちょっと⼤きめの旅館みたいなところで私は⼀⼈部屋だったんですけど、朝起きる時にアラームをセットしたんですね。そうしたら、前⽇にホテルに⼊った時にはなかった(誰かの)携帯が私のホテルの部屋のテーブルの上に置いてあって、その誰のものかわからない携帯の不在着信で次の⽇の朝起きるっていうことがありました。今も誰のものかわからないです」とエピソードを明かし、⽵財は「ガチのやつじゃん。怖っ︕」と眉をひそめた。そんな⽵財は「僕はほとんどないですけど、嫌な感じがする場所はありまして、とある病院のセットが⽴っているスタジオの 2 階のトイレは何かいます。絶対に⾏きたくない」と明かし、「あと、⼤学時代にめちゃめちゃ霊感が強い友だちがいて、霊に引っかかれるぐらい霊感強いやつがいたんですけど、そいつの家で灰⽫がフワフワ浮いたのは⾒たことあります。いま思い出した︕マジで浮いたの」と興奮気味に語った。関は「僕は今朝あったんですけど、家を出る前に携帯で動画⾒ていたんですね。動画⾒ながら、マジで 20 分ぐらい携帯を探していました。怖くないですか︖携帯を⼿に持っているのに、“携帯どこだ”って探しながら動画を⾒ているっていう」と告⽩して、会場の笑いを誘い、「でもよくあるんですよ。サングラスをおでこにつけながら“サングラスどこだ”って探して、メンバーから『頭についてんじゃん』ってことが結構あるあるで、⾃分の中ではこれが⼀番怖いですね」と⾃分のおっちょこちょいさに怖がっていた。


最後に、締めのコメントを求められると、南は「こうして公開してすぐに劇場に⾜を運んでいただけることが、まずすごくうれしくて、私たちが作ったもので楽しんでいただけるのは、本当に頑張ってよかったなというか、本当にうれしく感じています。映画は公開したばかりですので、たくさん盛り上げていけたらなと思います。ぜひよろしくお願いします」とアピールし、⽵財は「皆さん疲れてないですか︖ちなみに僕はこの映画を⾒てすごく疲れました(笑)。3 時間超の映画を⾒るより疲れたんですけど、もし楽しんでいただけたなら、『楽しかったよ』と SNS で⾔っていただけるとうれしいです。何回か⾒ても⾯⽩い作りになっていると思います。僕は伏線がいっぱいある中で芝居しているので、そこをもう⼀度確認しながら⾒ていただきたいです。映画って何回⾒ても味が出てくるものだと思っている
ので、ぜひよろしくお願いします」と複数回鑑賞をおすすめした。関は「僕はもちろん台本を⾒たので内容は理解しているんですけど、初めて⾒る⽅は⼀回じゃ⾒落としているところがいっぱいあると思うので、何回も⾒て“ここで伏線張っているんだな”ってところも注⽬して⾒てくれたらうれしいです。皆さんぜひこの作品をたくさん愛してください」とお願いし、永江監督は「ホラー映画なので絶対に賛否両論っていうのはあるんですけど、何より⼀番悲しいのは無視されることなので、賛否があっていいので、ぜひ、SNS でコメントしていただくとか、友⼈、家族、知⼈に広めていただいて、この作品を広めていただければ本当に幸いだなと思っております。ぜひ、今⽇ご覧いただいた⽅はお友だち 100 ⼈に⾔っていただいて、⼤ヒット⽬指して頑張りたいのでよろしくお願いします」と拡散を呼びかけた。

STORY

⼥⼦⼤⽣・⽥鶴結貴乃(南琴奈)は、古びたアパートで⼀⼈暮らしをしながら、⾼時給に惹かれ夜勤のアルバイトを始める。⽇付が変わる頃、眠りについた街を抜け、橋を渡って向かう先は、蛍光灯の光だけが頼りの深夜の職場。店⻑の指⽰のもと、品出しや廃棄処理、奇妙な客の対応に追われながらも、静かな夜はいつも通り過ぎていくはずだった。だが、ある夜を境に、店内では説明のつかない“違和感”が現れはじめる。差出⼈不明の⾃分宛の謎の配送物、不気味な⾔葉を残す⽼婆、誰もいないはずの通路の監視カメラに映る“何か”―深夜のコンビニが静かに、しかし確実に“何か”に侵⾷されていく中、結貴乃が⽬にした“怪異”の正体とは。

作品概要

【タイトル】『夜勤事件(The Convenience Store)』
【公開⽇】2⽉20⽇(⾦)より全国ロードショー
【原作】「夜勤事件」Chillaʼs Art
【出演】南琴奈 ⽵財輝之助 関哲汰 ⽥中俊介 五頭岳夫 櫻井淳⼦ 加藤夏希ほか
【監督】永江⼆朗
【主題歌】「夜勤事件」Liza
【制作・配給】キャンター
【製作】「夜勤事件」製作委員会(NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン / キャンター)
【コピーライト】©2025「夜勤事件」製作委員会
【Web・SNS】
◇公式サイト:https://yakinjiken.com/