MBS/TBSドラマイズム枠で7月7日より放送されるドラマ『幸せになりたいマサムネ君』の第1話先行試写&完成披露トークイベントが7月2日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催され、主演の中沢元紀、秋田汐梨、齊藤なぎさが登壇。“最低のクズ男”を演じた中沢が役作りへの思いを語ったほか、撮影秘話や恋愛観が明かされ、会場は終始笑いに包まれた。

SNSを中心に話題を集める人気漫画を実写ドラマ化した本作。売れない小説家・吉田マサムネ(中沢元紀)が、自身の幸せを追い求めるあまり周囲を巻き込み、人間の弱さや未熟さ、恋愛の“ずるさ”と“純粋さ”が交錯する“大人の恋愛群像劇”となっている。

第1話の先行上映を終えた会場を前に、中沢は「平日にもかかわらずお越しいただきありがとうございます。楽しんでいただけていたらとても嬉しいです」と笑顔であいさつ。秋田も「撮影が終わってまだ数日しか経っていないので、ホヤホヤな気持ちで皆さんとお話しできたら」と語り、齊藤は「第1話をご覧いただいたということで、私もドキドキしています。今日は皆さんと楽しくお話しできればと思います」とイベントをスタートさせた。

中沢元紀「新たな一歩になる役」

主演決定時の心境を問われ、中沢は「素直にとても嬉しかったです。これまで誠実な役を演じることが多かったので、『中沢でこういう癖のある役を見てみたい』と思っていただけたことが本当に嬉しかった」と振り返り、「僕にとっても初挑戦だったので、新たな一歩という気持ちを込めて頑張りました」と語った。

秋田は、原作を一気読みしたことを明かし、「登場人物のすれ違いがとても面白く、ドラマではどう描かれるのか楽しみでした。原作の表情の豊かさをどう表現するか考えながら演じました」とコメント。

齊藤も「漫画アプリで読んだことがあり、○○子がすごくかわいいと思っていました。まさか自分が演じるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです」と喜びを語った。

「国民の息子」から“最低のクズ男”へ

本作で中沢が挑んだのは、“最低のクズ男”とも言われる主人公・吉田マサムネ。

「数か月前までは“国民の息子”のような役を演じていたので、この現場では監督をはじめ『何やってるんだよ』とマサムネにため息をつかれることが多くて(笑)。そういう反応をいただく経験は初めてで、新鮮で楽しかったです」と笑顔を見せた。

一方、恋人(早川モモカ)役の秋田は、第1話を見て「本当に彼氏の浮気現場を見てしまったような気持ちになりました」と苦笑い。「10年間付き合ってきた恋人同士の空気感をどう表現するか難しかったので、監督や中沢さんとテンポや距離感を一緒に作り上げました」と撮影を振り返る。

○○子役の齊藤は「私は逆にマサムネくんのクズな部分しか見ていなくて、本当にひどかった(笑)。段取りの時に、あまりにも冷たすぎて現場のみんなが笑ってしまうくらいでした」と暴露。MCから「中沢さんには褒め言葉ですね」と振られると、中沢は「嬉しいです(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

「一緒にいたいなら、そう言えばいい」

イベントでは、作品のテーマにちなみ「本音を暴け!ズルい?純粋?二択ジャッジ」企画も実施。

「返信に気付いているのに30分〜1時間あえて返さない」「終電に間に合うのに『逃したかも』と嘘をつく」など恋愛の駆け引きについて○×で回答した。

3人に共通していたのは、「正直(素直)が一番」という考え方。中沢は「『もう少し一緒にいたい』って普通に言えばいい」とストレートな恋愛観を披露し、秋田も「駆け引きをする意味が分からない」と共感。「まだ終電あるけど、もう一軒行こうと言ってくれた方がかわいい」と笑顔で語った。

一方、齊藤は「好きな人のために趣味を調べたり、影響を受けて好きになるのはかわいいと思います」と話し、相手を思う努力には理解を示す場面もあった。

3人が明かした“最近ハマっているもの”

「私、実は○○の沼にハマっています」コーナーでは、それぞれのプライベートも明らかに。

中沢は「煎餅」と回答し、「最近『だしと塩だけ』の煎餅にハマっています。ストックすると全部食べちゃうので買いだめはしません」と笑顔。秋田は「マイナスイオン」と書き、「昨日夕方5時に思い立って友達と静岡まで行き、『さわやか(炭焼きレストラン)』で食べてきました」と驚きの行動力を披露した。齊藤は「少女漫画」と回答。「大人になってから読む少女漫画は本当に元気をもらえます。キュンキュンしながら物語に入り込めるのが楽しい」と笑顔で語った。

「幸せ」を求めてもがく登場人物たち

イベントの最後、中沢は作品に込めた思いをこう締めくくった。

この物語はマサムネくんだけではなく、登場人物全員が幸せを求めてもがいていく作品です。人間の弱さや未熟さ、ずるさを、監督や共演者の皆さんと何度も話し合い、原作へのリスペクトを持ってリアルに演じました。マサムネくんは間違いなく間違った選択をしています。それぞれが幸せを求めてぶつかり合った先に、どんな答えを選ぶのか。ぜひ最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

“最低のクズ男”でありながら、どこか目が離せない主人公・吉田マサムネ。その複雑な人間らしさと、登場人物それぞれが見つける“幸せ”の形が、この夏の注目作となりそうだ。