2月21日(土)、調布市文化会館たづくり・くすのきホールにて、第8回映画のまち調布賞授賞式および映画『木挽町のあだ討ち』先行特別上映会が開催された。会場には、日本映画界を代表する映画人やクリエイターが顔をそろえ、華やかなひとときとなった。

各賞紹介

撮影賞は『正体』の川上智之氏が受賞。花束を贈呈した浜田理事長は「『国宝』一色の中、よくぞ風穴を開けてくださいました」と祝福し会場を沸かせた。代理登壇したプロデューサー水木雄太氏は川上の手紙を代読し、「撮影監督として大きな節目となる作品」と報告。調布での評価への感謝も伝えた。

イベント名:映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2026」 ・『正体』:©2024 映画「正体」製作委員会

照明賞は『国宝』の中村裕樹氏が受賞。長田会長は上映時間に触れたユーモアで笑いを誘いながら、作品の記録と技術力を称賛。「感服した」と絶賛した。中村氏は「感慨深い」と喜びを語り、「映画館で観るべき作品」と観客への感謝を述べた。

録音賞は『国宝』の白取貢氏が受賞。志満理事長は「音の構成と劇伴の使い方はさすがベテランの仕事」と評価。白取氏は「多くの観客に届いた作品に参加できてうれしい」と喜び、ホームタウン・調布での受賞への感謝を語った。

編集賞は『国宝』の今井剛氏が受賞。宮澤副理事長は「長さを感じさせない編集が素晴らしい」と絶賛。今井氏は「編集賞は個人的に初めて。ようやく認められた気がする」と喜びを語り、「参加できたこと自体がうれしかった」と充実感をにじませた。

イベント名:映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2026」 ・『国宝』:©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

美術賞は『はたらく細胞』の三浦真澄氏、濱田千裕氏が受賞。竹内理事長は「壮大で自由な発想を完全に映像化した」と称賛。代理登壇した田口生己プロデューサーは制作の苦労を振り返りつつ、「見たことのない世界観が評価されたことは光栄」と喜び、スタッフ・キャスト・観客へ感謝を述べた。

作品賞は『はたらく細胞』が受賞。市民・来場者投票による最上位作品で、実写受賞は4年ぶり。武内英樹監督は「半分くらいは調布で撮影。Made in CHOFUです」と笑いを誘い、「この地での受賞は感無量」と感謝を述べた。

イベント名:映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2026」 ・『はたらく細胞』:©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会

特別賞は特殊メイクスーパーバイザーの江川悦子氏が受賞。「驚きと感謝でいっぱい」と笑顔を見せ、「定年はないので長く続けたい」と意欲を語った。佐伯実行委員長は「市民が選び、プロが決めるユニークな映画賞」と調布の特色を強調した。