広瀬アリスが8年ぶりに映画単独主演を務める映画『沖晴くんの涙を殺して』のポスタービジュアルと特報映像が解禁された。笑顔しか知らない不思議な高校生・沖晴を演じる木戸大聖をはじめ、満島真之介、北乃きい、戸田菜穂、根岸季衣ら豪華キャストも発表。主題歌はTOMORROW X TOGETHERの新曲「Silence」に決定し、9月18日より広島先行公開される。 ©2026 額賀澪/双葉社「沖晴くんの涙を殺して」製作委員会 余命宣告を受けた踊場京香と、“喜び”以外の感情を失った不思議な高校生・志津川沖晴が出会い、死と向き合う二人が交流を重ねることで、生きることへの新たな感情が芽生えていく様子が描かれている。 ポスタービジュアルは、京香と沖晴が出会う「瀬戸内海」を背景に、京香が人生を振り返りながら沖晴へ「生きていけ」と願いを託すような表情を見せる一方、沖晴は京香が好きなひまわりを手に、「生きる」ことへ向き合う決意を感じさせる印象的なビジュアルとなっている。 また、新たな出演者も発表された。笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴役を、Netflixシリーズ『First Love 初恋』で注目を集め、映画『モブ子の恋』やドラマ『ドラフトキング-BORDER LINE-』『一次元の挿し木』など話題作への出演が続く木戸大聖が務める。さらに、京香の元フィアンセ・赤坂冬馬役には満島真之介、冬馬の妻役に北乃きい、京香の恩師役に戸田菜穂、祖母役に根岸季衣が出演し、物語を彩る。 主題歌は、TOMORROW X TOGETHERの新曲「Silence」に決定。本作のために書き下ろされた楽曲となる。また、劇中曲には谷川俊太郎の詩「生きる」を起用し、尾崎世界観(クリープハイプ)が楽曲を提供。編曲はDNA GAINZが担当する。 ストーリー 末期の乳がんを患い余命1年を宣告され、治療しないことを選択し故郷に戻ってきた音楽教師の踊場京香(広瀬アリス)。母校の合唱部の指導をすることになり、そこでいつも笑顔を絶やさないのにクラスメイトから“死神”と呼ばれている不思議な高校生・沖晴(木戸大聖)と出会う。笑いながら津波で家族を亡くしたと話す沖晴に京香はなぜ笑うのか聞くと、津波に流されたときに死神と取引して喜び以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を失うことで助かった、それゆえに何も感じないのだと答える。ところが、ある事件をきっかけに失われた感情の1つがうっすらと顔を出し始め、余命わずかな京香と、感情を失った沖晴の、感情を取り戻す不思議な日常が始まる。 木戸大聖(志津川沖晴 役) 今回、”喜び”という感情しか持ち合わせていない”沖晴”を演じることは、とても挑戦的なことでした。余命一年と宣告された京香とネガティブな感情を失った沖晴が出会い、時間を共にすることで、2人がひとつひとつの感情と向き合い、”生きる”とはどういうことなのか、それを大切に描いたそんな映画になっています。人は誰かと関わることで、さまざまな感情が生まれます。そして、その積み重ねこそが”生きる”ことなのだと、僕自身も改めて考えさせれられる日々でした。この映画を観た皆さんがたくさんの感情に触れ、その大切さを感じてもらえたら嬉しいです。 (木戸大聖 プロフィール) 1996年12月10日生まれ、福岡県出身。17年、ドラマ「僕たちがやりました」で俳優デビュー。Netflixシリーズ「First Love 初恋」(22)で佐藤健演じる主人公・晴道の青年期役で一躍脚光を浴びる。主な出演作に、ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(23)、「9ボーダー」(24)、「海のはじまり」(24)、「バニラな毎日」(24)、映画『きみの色』(24)、『ゆきてかへらぬ』『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(25)、『モブ子の恋』(26)など。現在放送中のドラマ「ドラフトキング-BORDER LINE-」(wowow)、「一次元の挿し木」(YTV・NTV)に出演している。 満島真之介(赤坂冬馬役) 痛くて切ないのに、なぜこんなにも空は清々しく青いのか。撮影期間中、「いのち」について、「こころ」について、考え続けていました。海を見つめ、沖晴、京香の背中を見つめながら、さまざまな感情と向き合う日々。それは、映画の撮影という枠を超えて、冬馬と共に人生の尊さを感じる、かけがえのない時間でした。今、生きているということに感謝を込めて、自分には何ができるのか。どう生きていくのか。その問いを、冬馬と共に見つめ続けた時間だったように思います。この作品を通して、ひとつひとつの命に、それぞれの花が咲く未来を。心から、そう願っています。 (満島真之介 プロフィール) 1989年5月30日生まれ、2010年俳優デビュー。 NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)で注目を集め、映画「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(13)では数々の賞に輝く。近年ではNHK大河ドラマ「青天を衝け」(21)、「ハヤブサ消防団」(23)、映画「キングダム」シリーズ、『ババンババンバンバンパイア』(25)、Netflix「全裸監督」シリーズ、WOWOW×Lemino「北方謙三 水滸伝」(26)、Hulu「スイス時計の謎」(26)など多くの話題作に出演。また「メシドラ~兼近と真之介のグルメドライブ~」(日本テレビ)や、「全力!アオハル応援団」(テレビ朝日)のMCを務めるなど多方面で活躍中。 北乃きい(赤坂陽菜 役) お話を聞いて、京香が沖晴と出会いそれぞれがお互いの人生に触れること通して、二人の心情の変化を繊細に、そして丁寧に表現している物語だと思いました。私の役は直接的に生と死に関わるシーンがあり、考えさせられることがたくさんありました。観ていただく方々には命の尊さ、そして、人との出会いの大切さを改めて感じていただけたらと思います。 (北乃きい プロフィール) 1991年神奈川県出身。 モデルとしてキャリアをスタートし、2005年に史上最年少でミスマガジン・グランプリを受賞する。2007年、主演作『幸福な食卓』で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞する。 主な出演作に、映画『ハルフウェイ』『おしょりん」、ドラマ『御手洗家、炎上する』『しあわせは食べて寝て待て』など。7月からスタートの連続ドラマ『未婚詐欺』に主演として出演。 戸田菜穂(瀬戸内先生 役) 矢崎監督から、悲しい顔をしないで下さいと何度も言われました。死に向かう人を前に笑顔でいることに苦しい思いもありましたが、完成した作品を観て死への概念が変わりました。『生きる』という詩が昔から好きです。死を想い、今生きているこの生を抱き締めて しっかり生きていきなさいと、この映画に教えてもらった気がします。暑い夏でした。広瀬さんも木戸さんも全ての出演者の皆さん、スタッフの皆さん、地元のエキストラとして出てくださった皆さん、首に氷を当てながらも心を一つにして撮影しました。本当に皆さんの魂と愛のこもった作品です。 (戸田菜穂 プロフィール) 1974年3月13日生まれ、広島県広島市出身。1990年、高校2年生の時に「第15回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し、翌1991年に女優デビュー。同年のドラマ「葡萄が目にしみる」で初主演、1993年度前期放送のNHK連続テレビ小説『ええにょぼ』でヒロインを務め、全国的に知られるようになる。その後も「ショムニ」シリーズをはじめ、数々のドラマや映画への出演。近年では、NHK連続テレビ小説『あんぱん』、7月より、日経新聞「明日への話題」にてエッセー連載中。 根岸季衣(踊場星子 役) 街からかなり離れた島で丘の中腹から海を見下ろす大きくて可愛い(矛盾?)カフェの主人を演らせて頂きました。登場人物みんなそれぞれの哀しみを抱えてはいるけれど、景色もウッディな内装も夢の中のようで、そんな素敵な環境が自然と役を膨らませてくれました。ご覧くださる方にも爽やかな風が心地よく届きますように。 (根岸季衣 プロフィール) 桐朋学園在学中につかこうへいと出会い、「ストリッパー物語」で主役で鮮烈なデビューを飾り、脚光を浴びる。大林宣彦監督作品「時をかける少女」「さみしんぼう」「青春デンデケデデケ」「はるか、ノスタルジィ」「あした」「理由」ほか、黒澤明監督作品「夢」「八月の狂詩曲」など多数出演。2024年「サユリ」でゴールデン・グローリー賞を受賞。近作に映画「ミッドナイトスワン」「ちひろさん」「スイート・マイホーム」「変な家」ドラマ「お別れホスピタル2」「ひらやすみ」「風、薫る」などがある。