世界大会でベスト・イブニングガウンを受賞した際のお写真:籾山さんご提供

世界19か国から集まったミスたちが、バルカン半島のブルガリアに集結。日本から中東のカタールを経由して、籾山采子(もみやま・あやこ)さんが挑戦したのはレディーユニバース世界大会!優雅な立ち居振る舞いが評価され見事ベストイブニングガウンに選ばれた籾山采子さんへの帰国後インタビューです!

帰国後にBPMのインタビューにお答えいただきました©BPMビューティーページェントメディア 撮影:西田

BPM:世界大会お疲れ様でした!まずは、世界大会を終えて今のお気持ちはいかがですか?

籾山さん:正直まだ悔しい気持ちが残っています。実は、審査員の目の前で思いっきりスリップして転倒してしまったのです。そのミスが未だに心残りとでもあり、自分の中で上手く消化しきれていないのが正直な気持ちです。

BPM: 私も拝見しましたが、痛みをこらえながらも素晴らしい笑顔で堂々とされていたことにとても感動しました。

籾山さん:もし転んでいなかったら……と考えてしまう事もあるのですが、普通にステージをこなすだけでは見えないものを見つけられた事もまた事実です。きっと、今の自分に必要なハプニングだったんだなと段々受け入れられるようになってきました。この悔しさを、何の為のバネにするのか、今は次の自分の目標のためにどう活かせるかを考えています。

各国のミスたちとのお写真:籾山さんご提供

BPM: 転倒してしまったお話がありましたが、実際にはベスト・イブニングガウン賞という素晴らしい賞を受賞されていましたね。おめでとうございます!

籾山さん:ありがとうございます。大会でのミスが自分にとって大きな出来事になってしまっていますが、何はともあれ特別賞であるベスト・イブニングガウン 2019を受賞する事ができました。これは私にしか与えられていない、私のための賞です。自分でも誇りに思っています!そして、世界大会までに過ごした日本での時間も、とても貴重な宝物です。その時に意識してた事が私生活にもすごく良い影響を与えていたと思うので、これからも大切にしていこうと思います。

BPM:日本に戻ってきて最初にしたことはなんですか?

籾山さん: 美を競う者らしからぬ事かもしれませんが、その足でまっすぐラーメンを食べに行きました(笑)。 道民魂なのか、ラーメンが小さい時からとっても大好きなんです。日本大会の時も、「 終わったら絶対ラーメンを食べに行く! 」と決めていました。勿論それが全てでは無いですが、ラーメンが少なからずとも私のモチベーションとなっていました。

BPM:ブルガリアには、日本からの直行便がありませんがどのように移動をされたのですか?

籾山さん:ロシアやトルコを経由したり、様々なルートがあるのですが、私の場合はカタール航空を利用させて頂き、ドーハ・ハマド空港で乗り換えをしました。 空港で「拉麵 」という文字を見かけた時は、正直、ラーメン好きな私の心はグラッと揺れたのですが日本まで我慢しました。

BPM :ドーハ経由ですと、移動にかなりの時間を要したのではないですか?

日本からドーハまでは約10時間、更にドーハからブルガリアまで約6時間でしたので、待ち時間を含めると20時間はかかりました。初めての単身海外という事もあり、出発前から不安でいっぱいだったのですが、多くの人達に助けられなんとか無事にブルガリアまで辿り着き、日本にも帰る事ができました。

ソフィアの ヴィトシャ山 のお写真:籾山さんご提供

BPM:ブルガリアに到着して印象はいかがでしたか?

籾山さん:ブルガリア・ソフィア空港を出ると目の前には広い空、そしてソフィアのシンボルであるヴィトシャ山が見えて故郷の北海道を思い出し、なんだかとても嬉しくなりました。空港に着いた時は、「ここから1人で頑張らなきゃ」、「絶対に結果を残さないと」、などとあまりいい緊張感では無かったのですが ソフィアの美しい自然に救われました。

日本をテーマにしたオブジェが施された滞在先のホテルのお写真:籾山さんご提供

また、宿泊先のホテルが日本をテーマやモチーフにしている内装だったり、ホテルマンの方々が「 JAPAN 」のサッシュをかけている私を見かけると「こんにちは」、「ありがとう」と、知っている日本語で話しかけてくれたおかげで、滞在中はとてもリラックスして過ごす事ができました。街中に出た時も、日本から来たと伝えると、店員さんに興味を持って頂けるのがとても嬉しかったです!

BPM:大会までどのようなプログラムで活動をされましたか?

籾山さん:丁度1週間現地におりましたが、実際に本番まで各国のミスと時間を過ごしたのは3日間だけでした。初日にパンフレットの撮影とイブニングガウン審査、ウェルカムパーティーと続き、一気に大会が終わっていました。2日間は、皆でランチをしリハーサルをこなし、ディナーで終わるという流れでした。本番当日は、一気にバタバタした感じでしたね。

籾山さんがホテルにプレゼントした書 お写真:籾山さんご提供

BPM:特に思い出に残っていることはなんですか?

籾山さん:ベスト・イブニングガウン 2019を頂いた事とステージでのハプニングです。また、お世話になった滞在先のマリネラホテルを出発する際に、自分で書いた書をプレゼントしました。とても嬉しかったのが、お渡ししたホテルマンの方がその場でじっくりと眺めて下さったんです。そして、「これからもいつでもあなたを歓迎します」と言って下さいました。嬉しさのあまり泣いてしまいそうになりました。学生の時の自分に、いつか自分の書を海外の方にプレゼントする素晴らしい機会があるんだから、いっぱい練習しなさいよと言ってやりたい気持ちになりました(笑)!最初から最後まで、マリネラホテルの皆様に心をじんわりさせて頂きました。

年齢も近く仲良くなった韓国代表と籾山さん お写真:籾山さんご提供

BPM:各国のコンテスタントのみなさんとはどのような交流がありましたか?

籾山さん:お互いの国の言葉を教え合ったり、日本でのデートについて教えたりしました!また、学生時代にK-POPにハマっていて韓国ドラマもよく観ていたので、年齢も近かった韓国代表と盛り上がる事もできました。日本と韓国の関係性が最近悪化してしまっていますが、「私は韓国がとても好き。よろしくね!」と伝えると、「私も日本が大好き!」と言ってくれたのでとても安心しました。

各国のミスとの楽しい食事の時間 お写真:籾山さんご提供

BPM:ブルガリアでの食事や文化体験などございましたらお聞かせください!

籾山さん:マリネラホテルの朝食がご馳走づくしで、バイキング形式なのですがチーズが毎朝3種類も出されていました。スモークサーモンとチーズの組み合わせが最高でした。あとびっくりしたのは、日本の桃屋さんのキムチの素が置かれていた事です。まさかブルガリアで日本の調味料にお目にかかれるとは想像もしていませんでした。改めて、こんな遠いブルガリアでも愛される日本の調味料ってすごいと感じました。

籾山さん絶賛のホテルビュッフェ お写真:籾山さんご提供

また、ブルガリアは薔薇が有名で、初夏にはバラ祭りが開催されます。おみやげ屋さんには、必ず薔薇の化粧品が置いてありました。バラ以外にも、ヨーグルトパックなんかも売っていて、ブルガリアのおみやげは美容によいものが多いと感じました。

BPM:日本で、2020年のレディーユニバースの募集がはじまりましたが挑戦しようと思っているみなさんにメッセージをお送りください!

籾山さん:これから挑戦を考えている方々に私から伝えたいのは本当に1つだけです。「一生懸命頑張りたい!」という気持ちがあれば、私はそれだけでも立派な志望動機だと思います。何をどう頑張りたいか、どうして頑張りたいかを考えることも勿論必要になってきますが、それは2月15日までの応募締切までじっくり考える事ができれば、答えが少しずつ出てくるはずです。ミスコン未経験の方でも、コンプレックスがある方でも、このような気持ちさえあればどんな人でも優勝のチャンスは平等だと私は思っています!まだ迷っている方々も、あと2か月程ありますのでたくさん悩んでみて下さい!

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