日本代表に選ばれた瞬間は喜びと驚きで涙が止まらなかった田中さん©MISS・EARTH・JAPAN

日本から世界を目指す「美」のコンペティション「ミス・アース」世界 TOP18 田中美緒 さん

「知性」「感性」「人間性」「内面」「自信」を兼ね備えた女性を目指す、世界規模の美の祭典「ミス・アース」で日本代表として88か国の代表と過ごしたモデルの田中美緒(たなか みお)さんに前半に引き続きBPMインタビューにご登場いただきます!

BPM: 約1か月間の世界大会では、どのような出会いや経験をされましたか?印象的なプログラムをお聞かせください。

田中さん:プログラムの中で一番印象に残っているのが現地の小学校を訪れた事です。ミス・アース世界大会は88か国も参加していることもあり「エアー」、「ファイヤー」、「ウォーター」と3つのグループにわけて行動をします。私はその中のエアーグループに所属し、グループの仲間と現地の小学校に訪れました。そこでは、現地のみなさんにとても歓迎され子供達と一緒に遊んだり、クイズ大会なども楽しみました。また、プログラムの中では環境問題について学ぶクラスに参加をしました。ミス・アースの活動の一環として他のミスと共に植樹活動も行いました。

フィリピンで植樹活動を行う田中さん©MISS・EARTH・JAPAN

世界大会で芽生えたかけがえのない友情

親友になったサモア代表レベッカさんらと©MISS・EARTH・JAPAN

BPM:世界大会について聞かせてもらえますか?

田中さん:世界大会で親友を見つけることができました!サモア代表のレベッカという見た目が少しふくよかでおおらかな性格の女性です。「ミスコンで何故この体型?」と言われることもありましたが、彼女からサモアではふくよかな女性は美しいとされていることを教えてもらい、それぞれ美しさに個性があって良いのだということを彼女から学びました。大会初日にホテルのロビーで最初に声をかけ席を譲ってくれたのが彼女でした。

BPM:他に何か大会でのエピソードはありますか?

田中さん:ミスコン大国フィリピンということもあって、どこに行っても盛大に温かく私達を迎えてくれました。沢山の方たちとお写真撮影をするなどして、応援に私も応えました。

BPM:実際に世界大会はどのような審査がありましたか?

田中: 1か月の中ではノーメイク審査や、ナショナルコスチューム審査、タレント審査など様々なコンテストがありました。ファッションショーやダンスを披露する場もありました。

BPM:タレント審査では何を披露されたのですか?

田中さん:私は、よさこいを何千人もの観客がいる前で披露しました。衣装も着物を連想する羽織でしたので、すぐに日本代表とわかってもらうことが出来て写真撮影のリクエストも多かったように思います。日本から持参したCDに合わせ踊り、日本ならではの文化をフィリピンで披露できたことがとても嬉しかったです。

西村有紀子さんデザインのナショナルコスチューム©MISS・EARTH・JAPAN

BPM:ナショナルコスチュームが、とてもカラフルで素敵なお着物でしたね。大会での評判はいかがでしたか?

田中さん:私のナショナルコスチュームとロングガウンは、西村有紀子先生にデザインして頂いたものです。ナショナルコスチュームは日本人の女性が人生の節目節目で迎える出来事を全て表現された素晴らしい衣装です。繊細な刺繍や日本ならではの色彩など西村先生の想いが詰まった衣装を着れたことが私にとって光栄なことでした。

BPM: 大会を通して、どのようにご自身が成長されたと思いますか?

田中さん:一番に学んだのは個性の大切さです。先ほどもお話した親友のサモア代表も含め世界88か国のミスがフィリピンに集まりました。肌や髪の色、顔の造形の違い、話す言語の違いなどありますが、花がそれぞれ綺麗なように、人間もそれぞれに個性があってとても綺麗だということを感じ、自分の個性をもっと大切にしようと考えるようになりました。

世界の舞台を経験した田中さんの美の秘訣は?

BPM: 沢山の魅力的な個性をお持ちの田中さんですが、よかったら幼い頃のお話をお聞かせください。

田中さん:幼少期は男の子に交じって鬼ごっこするなど活発な子でした。保育園の写真を見返しても既にみんなよりも頭一個分程大きく、正直それがコンプレックスでした。学生の頃は着たい洋服も着れず、常に制服は特注のものでした。その上、背丈があるものは横幅も広かったりと、常に祖母に制服を直してもらっていました。また、特注だと余分にお金も掛かるので、「なんで私はこんな思いをしなくてはならないんだろう?」と考えたこともありました。また、田舎の電車に乗ると「わ~デカッ」と言われ、町ですれ違う人達は私がヒールを履いているのかと思って、一回足元を見るんです。それから私の顔を見て「わ~デカッ」とお決まりのパターンがありました。それが、嫌でもありました。

BPM:それが今では誰もが憧れる個性ですね。話はかわりますが趣味や特技などお聞かせくださいますか?

田中さん:スポーツはバドミントンを長くやっていました。母からすすめられたピアノは楽譜を見ずに流行りの曲などを弾くことができます。

BPM: 美の秘訣や今いちばんお薦めの美容法をBPM読者に教えていただけますでしょうか?

田中さん:ちょっと恥ずかしいのですが、ずっと続けているのが食前にきゅうりをまるまる1本食べています。きゅうりというと栄養が含まれていないと思われがちなのですが、実は良く噛んで食べると消化酵素がでて満腹中枢も刺激されるので、その後に食事をすると消化が良くなるのでとてもおすすめです。これからの季節にもピッタリです。また、保湿にはとても気をつけています。朝は乳液をつけ夜はクリームをしっかりと塗っています。ビューティートレーニングの先生からもとにかく保湿は大切と学びました!

BPM: 現在はモデルでいらっしゃいますが、今後はどのようなお仕事に挑戦していきたいですか?

田中さん:このような世界のステージに立つことができたので、身長を活かして世界でもモデルをしたいと思っています。雑誌の「Vogue」さんにも出たい!という夢があります。また、環境保全も身近なところから発信していけたらと思っています。

BPM:最後にミス・アースの魅力とこれからミス・アースに挑戦しようと思っているみなさんにメッセージをお願いします!

田中: このページを見てくれている読者のみなさんは少なくともミス・アースに興味を持ってくださった方々だと思います。出ようか考えているのであれば、募集開始とともに応募するべきだと私は思います。迷っている暇はないと思います!私自身、もしミス・アースに参加していなかったら、今のわたしはどうなっていたのだろうと思います。考えるだけで怖くなるほど本当に参加してよかったと思っています。たくさんの方にミス・アースに挑戦してほしいです!

世界大会でTOP18 に選ばれた田中さん©MISS・ EARTH・JAPAN

2018年ミス・アース・ジャパン日本代表 田中美緒さん 独占インタビュー(前半)はコチラをご覧ください!

ミス・アースとは:

ミス・アースは2001年に第一回目の世界大会が行われて以来「ミス・ユニバース」「ミス・インターナショナル」「ミス・ワールド」などと並び、近年では参加国90か国にせまる世界規模の美の祭典です。大会を主催しているのはカルーセルプロダクションとTV局のABS-CBN。大会名称も示すように地球環境問題への積極的な取り組みが特色に挙げられます。

ミス・アース・ジャパン公式ホームページはコチラ

http://www.miss-earth.com/