10月6日(月)都内にて、栗山米菓 齧りついてる?ばかうけ 新CM記者発表会 が開催され、新CMキャラクターのお笑い芸人 永野、ラランド・サーヤ、モグライダー・芝大輔が登場!静かな出だしでスタートしたが、気づけば即興トリオのお笑いトークショー状態に!いくつもの脱線を乗り越え、最後は無事に永野の「バズってる、お菓子より・・・ばかうけが好きー!」で締めた。

ばかうけのイメージ

司会者から「ばかうけにどんなイメージがありますか?」と問われると、3人がそれぞれの”ばかうけ愛” を語り始めた。永野は、「居間とか、家族との団らんの場にあるものというイメージです」とコメント。
続いて芝は、「楽屋とかによく入れていただいているイメージで、気づいたら側にあるという存在ですね」と話し、最後にサーヤは、「お茶うけの“当たり”だと思っています」と笑顔で回答し、「ばかうけは、私たちのご機嫌を取ってくれるような存在」とまとめた。

この3人で一緒にCMに出られることが幸せ!ずっと一緒にCMに出続けたい!

また、CM出演が決まった時の感想を聞かれると、永野が、「LINEでマネージャーから知らされたんですが、あの『ばかうけ』のCMに自分が出られるのか!と。最高に嬉しかったですね」と振り返った。続いて芝は、「CMに出させてもらえるというだけで嬉しいんですが、この3人で出られるというのが本当に嬉しかった。昔から知っている仲間であり、これが夢の一つでもあった。さらに、みんなが知っている『ばかうけ』ということで、より感慨深かったですね」と語り、最後にサーヤは、「嬉しいのと同時に、いつかこの契約が終わることを考えると寂しい…恋と一緒なのかなと思いました」と独特の感性でコメントした。

三人三様「齧りつきの極意」とは

3人それぞれが「齧りつきの極意」をフリップに記入し、その内容と想いを語った。最初にサーヤはフリップに「熱意と金額」と書き、「ニシダとマネージャー、2人を食べさせなきゃいけないので」と笑いを誘った。そのうえで、「熱意と金額、どちらかが極端に少ないとよくない。バランスが大事で、これこそプロフェッショナルの極意です」とコメント。続いて芝は、「逆転の発想」と記入。「相方はネタをやるにしても練習して台本通りにやるということができないタイプで。だったらできないところを先に見せたほうが面白いんじゃないか、という発想でやってきた」と、芸人としての持論を披露。「その結果、すくすくボンボンに育ちました」とオチをつけた。最後に永野は、「YOSHIKIの挑み方」と書かれたフリップを掲げた。「X JAPANのYOSHIKIさんは、演奏にすべてのエネルギーを注ぎ、コンサートで倒れるくらいまで自分を追い込む。自分も毎回これで潰れてもいいやという気持ちでやってきた。結果的に、毎回燃えきるスタイルのほうが長く続けられるのでは」と、ボケではない深い信念をのぞかせた。

永野の提案、まさか締めの「Xジャンプ」

「最後は“Xジャンプ”で終わりません?」という一言で、会場の空気が一変。司会者もカメラマンも巻き込まれ、全員で「We are X!」「You are X!」のミニコールが起こった。笑いと一体感に包まれた会場は、ばかうけ級の盛り上がりを見せた。その後、満足げに役目を終えてステージを去ろうとする永野に、サーヤが「ちょっと待って!」と声をかけることに。

やっぱり最後は、永野の持ちネタ!

段取りを完全に無視し、自身のネタをすっ飛ばして帰ろうとした永野に、サーヤがすかさず「ちょっと待って!」とツッコミ。この日のために ばかうけ に捧げるオリジナルソングを用意していたことを思い出した永野はマイクを握った。

「バズってる、お菓子より・・・ばかうけが好きー!」「昔から、普通に・・・ばかうけが好きー!はい!」最後に今日一番の拍手が沸いた。

ばかうけ 消費量 200億枚 = 地球45周分!

株式会社栗山米菓代表取締役 栗山大河氏の冒頭あいさつににて、新しい試みに挑戦する精神をコーポレートブランド『Befco』(Beika Frontier Company)とし、米菓であるという原点を大切にしながら、自らの力でその領域を超えていく躍動感あふれる企業を目指している、と力強く説明があった。

1989年販売から36年目を迎える『ばかうけ』の名前の由来は、新潟の方言で「ばか」とは、”すごい” や “とても” といった強調する意味があり、商品が大ヒットしてほしいという願いから(だれからも)とてもうける商品へという意味で名づけられたと明かされた。

今回のCMテーマである『齧りついてる?」には2つの意味があり、ひとつは、最近「ばかうけ」から遠ざかっている人やまだ食べたことへのない人にぜひ食べていただきたいというメッセージ。そして、もうひとつは、これからの若者の皆さんへの激励のメッセージでもあります。ばかうけは、好きなことに打ち込む人、毎日がんばる人、つまり「齧りつく人」を応援するおせんべいでもありたいと思っていますとテーマにまつわる想いが語られた。

BPMの個別取材で栗山社長が語ったこととは

イベント終了後、栗山社長に、BPM(ビューティーページェントメディア)が個別取材を実施。今後のお米の新たな可能性、これから入社する人材に期待することなど聞いてみた。

ー 本日の新CM発表会、とても楽しいものとなりましたが、いかがでしたか?

栗山社長: 新CM発表会というよりお笑いライブというような雰囲気でよかったです。私の夢のひとつで、『ばかうけの冠でお笑いライブ』を将来やりたいなと思っているので、そこに繋がるものになっていたのではないかなという気がします。

ー 前回の「瀬戸しお」新CM発表会では井桁弘恵さんを起用されましたが、今回はお笑い芸人の3名をキャスティングされた経緯についてお聞かせください。

栗山社長: ブランドで選ばせてもらっていて、「瀬戸しお」はちょうど20周年ということもあり、どう盛り上げようかと思った時に、瀬戸しお仮面を登場させ、その仮面の中から誰が現れるとビックリするかなというところから井桁さんが最適ということになりました。ばかうけのPRでは、昨年ハリウッドザコシショウさんにご協力いただきました。引き続き「笑い」とか「笑顔」を関連づけさせたくて、お笑い芸人さんの起用を中心に考えました。

ー 話は変わりますが、令和の米騒動といわれたりしていますが、米菓メーカーとして、「お米の新たな可能性」についてお聞かせください。

栗山社長: 

日本でグルテンフリーの文化がどのくらい根付くのか、当初は少し懐疑的な気持ちを持っていました。
例えばアメリカでは、総人口の中でグルテンに対するアレルギーを持つ方が一定数おられ、生きるためにグルテンフリーを選択せざるを得ないという背景があり、市場としての可能性があると思うんですね。一方、日本の場合は、そもそもグルテンを含まない食材も多く、グルテンアレルギーの方も相対的に少ないため、「グルテンフリー文化は根付きにくいのでは」と思っていました。しかし、この4か月ほどを見ても、国内でグルテンフリーのお店、例えば米粉のドーナツ屋さんなどが増えてきており、健康やおしゃれといったイメージから需要拡大を肌で感じています。そのため、お米から加工した新しい商品の広がりに大きな可能性を感じており、現在の主力であるお煎餅に加えて、今後は甘いものやしっとりとしたスイーツ系商材にも挑戦していきたいと考えています。

ー 万博もあり、今年の訪日外国人数が初の4,000万人突破が見込まれています。インバウンドに向けた施策はどうですか?

栗山社長: 

海外市場には大きな可能性を感じています。国や地域によって使用できる原料や調味料が異なるため、海外の規制や嗜好に対応できるような材料を、試作も含めて現在検討しています。米菓だからこそできることは多々あると感じており、海外向けには大規模な生産ではないものの、“和”のテイストを生かしたお土産用の煎餅なども展開しています。

ー 前回(4か月前)のインタビューで、社長が大切にしておられるものを2つ挙げられました。ひとつが「ブランド」、そしてもうひとつが「人材」でした。それを踏まえ、今後貴社に入社される皆さんに期待することは何ですか?

栗山社長: 

遠慮せずに、どんどん意見を言ってほしいですね。もちろん、会社としても遠慮せずに発言できるような体制づくりは大切ですが、社歴の長さに関係なく、ひとりひとりの直感やアイデアには必ず価値があると思っています。だからこそ、堂々と意見をぶつけてきてもらいたい。実際、当社にはそうした声をしっかり拾い上げる文化があり、そこから多くの企画やコラボが生まれてきました。これから入社される新入社員の皆さんにも、ぜひその精神を受け継いでほしいと思います。

全ての社員に門戸を開く風通しの良い社風、そして“遊び心と真剣さ”を併せ持つ企業精神。その両輪で進化を続ける栗山米菓の次なる一手に、今後も大きな期待が寄せられる。