11月3日(月)、都内にて俳優・庄司浩平の2nd写真集『だから、ぼくは』発売記念イベントが開催された。『仮面ライダーガヴ』で注目を集め、ドラマ『40までにしたい10のこと』で女性人気が急上昇中の庄司。文学を愛する彼自身が書き下ろした14篇の文章を収録し、自ら企画にも深く関わった“物語形式”の一冊は、まさに「100点満点」と自ら評する渾身の作品となった。 お気に入りのページを開き微笑む庄司浩平 誕生日に発売された写真集――喜びを語る庄司浩平 10月28日、自身26歳の誕生日に発売された2nd写真集『だから、ぼくは』。率直な感想を聞かれた庄司浩平は、「多くの方に手に取っていただき、メディアの取材も増え、反響の大きさを実感しています」と笑顔を見せた。 続けて、写真集のタイトルに込めた思いについては、「お気に入りのカットにも入っている文章の一節から抜き取った言葉なんです。4年半前に出したファースト写真集でもタイトルに句読点を入れましたが、今回も表紙に“引っかかり”を持たせてみました」と語り、作品への細やかなこだわりを覗かせた。 お気に入りのページについて尋ねられると、「表紙と見開きのインパクト、そして構図がとても好きです。ページをめくると後半にその写真が出てくるのですが、前半から積み重ねてきた流れが後半につながっていく。ストーリーラインとしても目を惹かれる一枚だと思い選びました」と話した。 さらに、注目ポイントについてはこう続ける。「構成がとても素敵だなと思っています。2nd写真集ということで、自分の表現をより自由に提案できました。従来の写真集の流れにとらわれず、海や星空の写真を意外なタイミングで入れたり、“最初から最後まで1冊を通して読む”という体験を楽しんでほしいです」と語り、表現者としての進化も感じさせた。 想定通りの答えは選ばない――“100点”に込めた、庄司浩平の自己表現 また、周囲の反応について聞かれると、「まだなくて(笑)。これから渡したいなと思っています。これまでの自分のキャリアを含めて、“今の自分”をどう受け止めてもらえるのか楽しみです」と笑顔を見せた。 続いて、写真集の“点数”を問われると、「この手の質問って、だいたい高めの点数を言うか、“伸びしろ”を見せるために少し低く言うのが相場だと思うんです。でも、今回はあえて相場を無視して“100点”と答えたいです」とコメント。その理由について「この写真集で“新しい自分を見つけられた”というようなことではなく、カメラ・衣装・メイクなど、周りのプロの方々の力をお借りしながら今の自分を形にできたと思います。チーム全員で作り上げた“今できる最高の一冊”です」と語った。 さらに、ファースト写真集からの成長や変化を聞かれると、「最初の写真集は、自分から能動的に関わるというより、提案に乗っかる形でした。当時は学生だったので、フレッシュさを撮ってもらえたのではないかと、それはそれで良かったと思っています。今回は、足踏みすることもありましたが、多くを学び、やりたいことを見る“主観的な視点”と、販売を意識する“客観的な視点”の両面の視点から作品づくりを考えられた。そういう意味では、大人になったなと思います」と落ち着いた表情で語った。 「いいかたちで皆さまの期待を裏切れるように。“庄司浩平だから面白いよね”」――言葉を大切にしながらも、力強いメッセージを。 俳優としてだけでなく、ファッションモデルとしても活躍する庄司浩平。自身の“見せ方”について問われると、「目的に応じて、どこに比重を置くかが変わると思っています。ファッションショーでは、服そのものに注目が集まるよう、自分の立ち居振る舞いを意識しています。この写真集も“庄司浩平の写真集”である以上、僕自身を見ていただくものではありますが、生まれたままの姿をそのまま撮るわけではなく、服やメイク、スタイリングといった要素も表現の一部。それらを考えながら目的によって“見せ方の比重”を変えるようにしています」と語った。 今後の展望については、「映画が好きなので、映画に出たいです。長くその世界に身を置きながら、年齢によってしかできない役を演じていきたい。今の26歳だからこそできる役もあれば、50歳にならないとできない役もある。その瞬間ごとに求められる人物を演じていきたいと思っています」と静かに熱を込めた。 最後に、ファンへのメッセージを求められると、感謝の言葉とともに、「いいかたちで皆さまの期待を裏切れるように、“庄司浩平だから面白いよね”と言ってもらえるよう、自分なりの道を進んでいきたいです」と締めくくった。 庄司浩平プロフィール 生年月日 : 1999年10月28日出身地 : 東京都血液型 : A型身長 : 188cm趣味 : バスケットボール・読書・昭和歌謡を聴く 略歴2019年10月、男劇団 青山表参道Xメンバーに加入。2020年、テレビ朝日「魔進戦隊キラメイジャー」のキラメイシルバー/クリスタリア宝路役で俳優デビュー。以降、俳優・モデルとして幅広く活動。2022年1月、Yohji Yamamoto POUR HOMME 22-23AW COLLECTION パリコレクションに出演。2025年、エランドール賞授賞式にて「アクターズセミナー賞」を受賞。テレビ朝日「仮面ライダーガヴ」の3号ライダー仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガ役の抜擢、テレビ東京「40までにしたい10のこと」田中慶司役に抜擢され、注目をあつめる。オフィシャルファンクラブ「-ホンネ図書館-」 (プロフィール:所属事務所オスカープロモーションHPより抜粋)