2025年9月29日(月)、都内で「2025ミス・ジャパン」日本大会が開催され、神奈川県代表で心理学を学ぶ大学4年生・仲道真理子(なかみち・まりこ)さんが、応募者約2,000名の頂点に輝いた。現在は卒論に向けて追い込みをかけながら、今後の進路についても模索中であり、今回のグランプリ受賞が彼女の人生にどのような新たな選択肢をもたらすのか注目される。 2025 ミス・ジャパン グランプリ 仲道真理子(なかみち・まりこ)さん 生年月日:2002年5月5日 / 年齢23歳 / 身長170CM 受賞の率直な気持ちを聞かれると、仲道さんは「びっくりしていて、まだあまり実感がありません。えっ!という驚きの気持ちが大きいです」と率直な心境を吐露した。 自信がなかったわけではないですが、「今日の衣装が自分に勇気を与えてくれました。この衣装にティアラが似合うと想像して臨みました」と明かした。 さらに、「ファイナリストの皆さんが本当に素晴らしく魅力的だったので、その中で選んでいただけたことはとても感慨深く、驚きでもあります」と語り、頭上のティアラについては「実際の重さ以上に、ファイナリストの皆さんや関わってくださった方々の想いが詰まっていて、その責任をずっしりと感じています」と重みを噛みしめた。 挑戦のきっかけは「昨年グランプリを受賞した都島涼香さんが、大学生でありながら自分らしく挑戦している姿を見て、私も大学生なので頑張ってみようと思いました」と振り返った。 準備段階で特に意識したことを問われると、「ビューティーキャンプでの感想はその日のうちに書き上げるようにしていました。普段はあまりSNSを使わないのですが、発信できるよう努力しました」と回答。さらに「講師の方に教えていただいたことを、自分なりに咀嚼して長めの文章で発信することを心がけてきました」と語り、挑戦に向けて日々積み重ねてきた努力を明かした。 大学で何を学んでいるのかを聞かれ「心理学を専攻していて、いまは卒論執筆の真っ最中です。これまで締切を遅れたことがないので、今回も全力で書き上げたいと思っています」と意気込をみせた。また、進路については「就職活動もしていますが、今回のグランプリ受賞を機に、自分が本当に何をしたいのかを改めて考え直してみたい。まだ未定です」と率直な心境を明かした。 また、海外経験については「1年間、韓国に留学しました。友達も知り合いもいない中で交換留学生として渡航しましたが、帰る頃には多くの友人に恵まれ、深い学びを得て帰ってくることができました」と振り返ると共に「人との関わりの重要性や、異なる言語で意思疎通をする難しさを学びました」と話し、最後に得意の韓国語で「応援してくれてありがとう!」と感謝を伝えた。 ミス・ジャパンについて 国内のミスコンテストの決定版として2019年より毎年開催されている年間のページェント。グランプリに輝いた方は、日本を代表する女性として、1年間公式イベントやチャリティ活動に従事する。 2025 ミス・ジャパン・プレミアム 阿部真美(あべ・まさみ)さん 生年月日:1982年8月25日 / 年齢43歳 / 身長166CM 受賞の喜びについて阿部さんは「とても楽しかったです。ファイナリスト同士の仲が良くて、裏では円陣を組んだりお互いに励まし合ってステージに立てたことが本当に楽しかったです」と笑顔で振り返った。 コンテストへの挑戦自体は4年前から続けてきたと阿部さん。「一度は準グランプリを獲得しましたが、その時の悔しさがずっと心に残っていました。だからこそ、今回念願のグランプリをいただけて本当に嬉しいです」と喜びをかみしめた。 また、挑戦するうえで支えになったのは、20歳の娘さんの存在だったという。「ママは周りに気を使いすぎるから、良い意味で自分に集中して、自信を持ってステージに立って!」という娘さんからの言葉が大きな力になり、心の支えになったと明かした。 今後については「これから女性政治家として挑戦していきたい!」と決意を表明。もともと政治には関心が薄かったが、地元で政治関係者と話す機会が増え、「街のために尽力されている方々の姿を見て、自分も関心を持つようになりました」と打ち明ける。「これから多くを学び、地元の皆さまのために社会貢献していきたい」と力強く語った。 ミス・ジャパン・プレミアムについて 2022年度より新設のタイトルで、出場条件は30歳以上の女性。 2025 ミスター・ジャパン エレメンティマルチェッロ侃(なおき)さん 生年月日:2004年4月19日 / 年齢21歳 / 身長185CM 父はイタリア人、母は日本人というハーフで、英語も堪能なエレメンティ マルチェッロ侃さん。グランプリ受賞の瞬間を振り返り「まさか自分が呼ばれるとは思っておらず、名前を呼ばれたときは頭が真っ白になりました。少しずつ実感が湧いてきて、本当に感謝しています」と笑顔を見せた。 コンテストそのものが初挑戦だったが、体づくりは徹底していた。「体脂肪を8〜9%に絞るため、1時間半の筋トレの後に30分の有酸素運動を取り入れて減量に励みました」と明かし、「減量中は夢にハンバーガーが出てきた」とユーモアを交えて笑いを誘った。 将来については「海外で知った貧困や格差の問題を改善する活動に取り組んでいきたい」と力強く語り、さらに「ミスタージャパンを通しての活動ではモデルとしての挑戦も続けていきたい」と展望を示した。 ミスター・ジャパンについて ミスター・ジャパンは、2013年度より開始し、今年度で13回目となる男性コンテスト。外見だけでなく知性や表現力に優れた、オピニオン・リーダーとなりうる男性を発掘する。