個人部門:河野恵美子さん(消化器外科女子医師の活躍を応援する会会長)

外科医師の専門性を活かし、女性のエンパワーメントとエンパワーメントの推進に尽力。外科医としてのキャリアを重ねる。出産を機に1年3か月間専業主婦となり、その後復職し、2008年から女性外科医の支援活動を行う。2011年に『外科医の手プロジェクト』を立ち上げる。2015年に『AEGIS-Women』を設立。2020年に『内閣府女性のチャレンジ賞』、2022年には『女性リーダー支援基金一粒の麦』を受賞。外科医療の分野で女性の活躍を支え持続可能な医療の発展に貢献。

2008年から女性外科医のエンパワーメント、持続可能な外科社会を目指し様々な活動を行ってきたと語り始めた河野氏。出産後に外科医を続けたくても続けることが出来なかった後輩外科医の姿を目の当たりにしたことがきっかけであり、優秀な人材を失うことは国家にとっても大損失。令和時代の外科は女性外科医がカギとなる。外科を志す人が性別にかかわらずその実力をいかんなく発揮し活躍できる社会の実現に尽力したいと力強く宣言した。

個人部門:本目さよさん(一般社団法人WOMAN SHIFT代表理事)

政策を実現できる女性議員を増やしたいという2015年に超党派女性議員ネットワーク WOMAN SHIFTを設立。2022年に一般社団法人化し、届きずらい女性の声を政治につなぎ一つずつ実現していくことをミッションに掲げ、全国の女性議員の支援や次世代育成に尽力。特に、女性議員同士のネットワーク強化や子育て中の母親が政治に参画しやすい環境づくりに力を注ぎ、ママ議員インターンシップの導入など女性リーダーの育成に貢献。

11年前、同僚から次の選挙に出ることを断念すると言われたことがきっかけで、WOMAN SHIFTを立ち上げることになりました。一人で出来ないことでも女性議員同士が繋がり支え合ったら政策が実現することがあるかもしれない。この考えのもと仲間と共に歩み続けることが出来たと受賞を機に振り返った本目氏。全国レベルで仲間の結束を強化し、女性の声を届けていくことができ、それぞれの自治体を良くしていくことに繋がることに期待しつつ、「これからも女性の声を届けていきたい!」と想いを語った。

次ページは企業部門6社を紹介