4月11日(土)、国立代々木競技場第二体育館で「K-1 WORLD GENKI 2026」が開催された。「強カワ春麗(チュンリー)」こと木村萌那が、「壊れないダイヤモンド」と称される韓国のチェ・ウンジと対戦。試合は終始木村が主導権を握り、30-27×3の判定で完勝を収めた。

サウスポーの木村萌那は、試合開始から前蹴りを軸に主導権を握る。ボディと顔面へ的確に突き刺す前蹴りで距離を支配し、ウンジに思うように中へ入らせない展開を作る。ウンジがパンチで踏み込む場面でも、木村は右フックやストレートを合わせ、さらに前蹴りで転倒させるなど、序盤からペースを掌握した。木村が足を大きく振り上げ静止状態になると「百裂脚(もな蹴り)」を期待し、会場からどよめきが起こった。

中盤以降も木村の優位は揺るがず、前蹴りをダブルで顔面へ放つなど多彩に展開。ウンジはローキックやパンチで打開を図るが、木村はこれに的確にパンチを合わせて再び崩し、攻撃の起点を作らせない。終盤も木村は前蹴りからストレート、フックへとつなげ、ウンジにダメージを蓄積。ウンジは顔面から出血しながら反撃を試みるも、最後まで距離を支配し続けた木村が試合をコントロールしたまま終了。判定3-0で完勝を収めた。

試合後のインタビューで木村萌那は、「まずはホッとしています。K-1という大きな舞台で未知の部分も多く不安が大きかったのですが、勝てたことでひとまず安心しました」と笑顔を見せた。約10カ月ぶりの復帰戦についても、「心身ともに回復する期間ではありましたが、あまりブランクを感じることはなく、4戦目という感覚でした」と振り返った。

初めて立ったK-1のリングについては、「すごく広く感じましたし、リングだけが照らされて周りは見えないと思っていたのですが、実際は観客の顔も見えて、反応や声もすごく聞こえて少し恥ずかしかったです」と照れ笑いを見せた。

試合内容については、「前蹴りだけでなくパンチで倒したい気持ちがあり、ストレートも当たっていましたが、ウンジ選手が本当にしぶとくて倒しきれなかった。むしろ前に出てこられたのは想定外で、そこは改善点です」と冷静に分析。今後の対戦については「特定の相手は思い浮かばないですが、ベルトに絡める試合をしていきたい」と意欲を見せる一方、「入場パフォーマンスやKO後の見せ方など、もっとカッコよくできるよう考えていきたい」と課題にも言及した。

さらに「女子格闘技というより、K-1全体を盛り上げたい。選手みんなでK-1に貢献していきたいという思いがあります」と語り、「K-1の木村萌那」としての存在感を高めていく決意を示した。