町田啓太、優雅な和装で剣術を披露!トークセッション/インタビュー

映画「ミステリと言う勿れ」への出演をはじめ、直近では大河ドラマ出演3回目となる2024年度大河ドラマ「光る君へ」にて藤原公任を演じることが決定している町田さん。「いい刃の日」PRイベントのトークセッションで語られた、町田さんの「いい刃の日」にまつわるエピソードやBPMに聞かせてくれた町田さんの魅力を紹介する。

ー 本日11月8日(いい刃の日)にちなんで、町田さんの「いい刃」にまつわるエピソードやお気に入りの刃物があれば教えてください。

町田さん: 僕は大事な日にしっかり爪を切るんです。それがルーティーンとなっているところがあり、うまく切れると「今日は調子がいいぞ!」とその日のテンションに関わってきます。

― 町田さんが新しいことにチャレンジして、新しく切り開いたエピソードはありますか?

町田さん: 本日まさに、皆さまの前で初めて和装を披露したこと。そして紙切りチャレンジで刀を振らせて頂いたことが新しいチャレンジでした。改めて挑戦したいなと思います。次こそはリベンジしたいですね。素振りしておきます。 

ー 今後はどのようなことに挑戦したいですか?切り拓きたいですか?

町田さん: 先ほどから「切り拓く」という言葉がテーマになっていると思いますが、町田啓太の「啓」という文字に、実は「切りひらく(啓く)」という意味があるんです。これからも自分自身の道を切り拓いていきたいと思います。

ー BPM: 芸能の世界に入られて13年目の町田さんですが、記憶に残るような大変だったお仕事についてお聞かせください。

町田さん: どの仕事も大変ではありますが、特に時代劇ですかね。役を演じるにあたって、人物の歴史的背景や人物像を学び頭に入れることはもちろん、専門的な準備が必要になってくるんですね。例えば、殺陣であったり、着物のさばきであったり。来年の大河ドラマ「光る君へ」では平安貴族の役を演じるのですが、馬に乗る、馬上で動きをつける、龍笛を吹く、漢詩を詠む、書をしたためるなど、どれも専門的なことに挑戦することが必要になります。また、誰もが知っている偉人を演じる際は、多くの資料・文献が残っていますので、それらに目を通しますし、資料を読んだ後で、この時代劇のこの作風における人物だったらどう振舞うか、そしてそれを自分を通して演じるにはどうすべきか、を考え続けることになるので、本当に大変です。ただ、だからこそ演じ甲斐があり楽しいのですが。

ー BPM: 時代劇が減っている昨今ですが、町田さんは時代劇が好きだとおっしゃいました。時代劇のどのようなところに惹きつけられるのでしょうか?

町田さん: まずは、もともと小さい頃、祖父母が大河ドラマや「水戸黄門」「暴れん坊将軍」など時代劇を観ていて、一緒に観ていたというところが影響しているのですかね。だからなのか、幼少期から刀に興味があったり、剣道を始めてみたり、俳優になって時代劇に挑戦してみたいというように現在に繋がっているのかなと思います。「時代劇に出演させていただくことで、登場人物(役)を通して歴史を知ることができる」ことも大きな魅力ですね。

ー BPM: 先ほどご自身のお名前の「啓」の字に切り啓くという意味があることを話しておられました。新しいことを始めたり挑戦する際、時に怖さを感じたり尻込みしてしまうものだと思うのですが、町田さんが挑戦をするにあたって心がけていることはありますか?

町田さん: 両親が「啓太」という名前をつけてくれ、自分に対し寛容であったことに本当に感謝しています。とにかく、好きなことをやらせてくれた。そのうえで、僕が感じるのは「怖さ」よりも「知りたい」という好奇心の方が大きいんですね。自分の興味や関心を「恐れ」でシャットアウトしてしまわないような思考になっていたのだと思います。自分の気持ちに純粋にやりたいと思ったことをやってみる、というのが大切なのかと思います。どんなことをやっても壁はありますよね。壁にあたることをも楽しもうというか。「もっともっと」と頑張ることもできますし、「じゃあ違うところに行こう」と別の選択をすることもできます。人生どこで何を変えてもいいなと僕は思います。人は変わっていくものだと思うので、僕は色々なことに挑戦してみたいと思っています。新しい景色が見えたり、新たな刺激が自分にインプットされることも、自分にとっての喜びだと思うからです。俳優というお仕事は、大変なことも沢山ありますが、本当に刺激があって面白く素晴らしい世界です。剣道に挑戦していたからこそ、今回のような出会いがあったわけですし、これから年を重ねてもどんどん挑戦し続けたいですね。

町田啓太(まちだ けいた)氏 プロフィール
1990年7月4日、群馬県生まれ。2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年俳優としての活動を開始。WOWOW連続ドラマW「フィクサー」ではシーズン1・2・3と渡辺達哉役を熱演。映画「ミステリと言う勿れ」への出演をはじめ、直近では大河ドラマ出演3回目となる2024年度大河ドラマ「光る君へ」にて藤原公任を演じることが決定している。