
ミス・ワールド2020 日本大会(主催:一般社団法人ミス・ワールド・ジャパン)が 9月24日(木)ヒューリックホール東京(千代田区有楽町)にて開催された。新型コロナ禍の影響で、ソーシャルディスタンスを考えた座席配置となった会場には8,788名の応募の中から選ばれた35名のファイナリスト(2名欠席)が集結した。ミス・ワールド2020 日本代表に選ばれたのは、タレントショーで軽快なソロダンスを披露したavex所属のダンス&ボーカルグループ “ GENIC ” のメンバー金谷鞠杏(かねや・まりあ)さん。
35名(2名欠席)→TOP10に選ばれた10名はステージでスピーチを披露した

大会に向け事前にミス・ワールドならではの審査(モデル、タレント、スポーツ、Beauty With a Purpose × SDGs、マルチメディア、英語、TBSVoice、チームワーク等)がリモートをメインに実施され、TOP10が選出された。TOP10に選ばれたのは安藤千陽(あんどう・ちはる)さん 、 松浦海音(まつうら・みおん)さん、結那 (ゆいな)さん、 星たまき(ほし・たまき)さん、 篠宮日菜子(しのみや・ひなこ)さん、セーリィー クリスティーナ美怜(せーりぃーくりすてぃーな・みれい)さん 、 金谷鞠杏 (かねや・まりあ)さん、 圓奈まりあ(えんな・まりあ)さん 、 山口佳南(やまぐち・かな)さん他1名の計10名。
ミス・ワールド 2020 日本代表 金谷鞠杏さんによるTOP10スピーチ

TOP10に選ばれた10名は、ミスワールドに対する熱い想いをそれぞれのスピーチに込めた。金谷さんのスピーチ全文を紹介します。
「まずはじめに、新型コロナウィルス感染によりお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。拡大防止に尽力されている医療関係者の皆様に心から感謝いたします。恐怖・不安・危機感を感じる中、私たち私達ファイナリストのためにこのような機会を設けてくださった各スポンサー企業の皆様、メディアの皆様、お客様の皆さま、そして事務局の皆さま、心から感謝しております。ありがとうございます。私は中学3年生、15歳の時に夢を追いかけるため、秋田から上京してきました。田舎ということもあり、心無い傷つく言葉をたくさん言われましたし、この厳しい芸能界という世界で18年しか生きておりませんが、つらい経験をしてきました。ですが、私はそれに負けず、いつも私を応援してくれる家族に、一番は母に恩返ししたいです。私がミスワールドに挑戦して、母からの愛と人から愛される幸せに改めて気づいたと同時に、多くの皆さんが人の健康を守り、幸せにするためにお仕事をされているのだと感じることができました。私は人を愛する心を学んだのです。私には何ができるでしょう?私はプロのアーティストです。私の歌とダンスと言葉でたくさんの人を救うことが私のミスワールドとしての使命だと思っております。ミスワールドは今年で、70回目を迎えますが新たな一幕も開きます。私、金谷鞠杏は日本代表としてミスワールドの新しい扉を必ず開きます。ありがとうございました」
ミス・ワールド日本代表としての任期を終えた世良マイカさん「バタフライ効果」とは?

2019年ミス・ワールド日本代表に史上最年少で選ばれた世良さんは、この日を以て任期を全うすることとなった。世良さんはファイナルスピーチの中で、「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすか?」という「バタフライ効果」の話を自身のミス・ワールドへの挑戦に重ねて話した。バタフライ効果とは、小さなことが色々な要因を引き起こし、だんだんと大きくなっていくという意味があるそう。「昨年16歳で日本大会に応募し、多くの経験をし多くの人たちに支えられ日本代表に選ばれ、世界の舞台を経験することができた。この会場でいま、伝えたいことを伝えられているのもすべて1年前に日本大会に応募するという小さな羽ばたきの結果」と続けた。TOP10発表の前にファイナリスト全員に心からのエールを送る世良さんは涙で声が震えていた。

ミス・ワールド 2020 日本代表の座に 金谷鞠杏(かねや・まりあ)さんが輝く
タレント部門審査でも1位を獲得した金谷さんがミス・ワールド 2020 日本代表に選ばれた。金谷さんは、大会後の囲み取材にて予選の時から日本大会の舞台で自身の名前が呼ばれることをイメージしていたと話した。願ったことが実現したのが嬉しいのとこれから自分磨きをもっとしていこうと思っているとも。また、SNS審査ではメンバーが拡散を手伝ってくれたと仲間の応援が心強かったことを明かした。金谷さんは日本代表としてBeauty with a purpose 部門審査で、自身のテーマに取り上げたSNSの誹謗中傷に関して、正しい使い方を伝えていきたいとも語った。BPMからの質問である「コロナ前と後で変わったこと、変わらないことは何?」に対しては、「変わったというよりは気づいたことなのですが、自分がどれだけ幸せな環境にいるのかを感じさせていただきました。私が所属しているGENICというグループは、5月27日にデビューをしツアーを控えていました。そのライブが中止になってしまったことで皆さんと近距離でライブを楽しむということがなくなってしまい、それは当たり前のことではないんだと感じることになりました。変わらないことは、家族の支えとメンバーからの愛だと思います。どんな状況でも自分の周りにいる人は私を大切にしてくれ、自分も自粛期間を過ごしてみんなに会えることの大切さを感じましたので、これからも毎日を大切に過ごしていきたいと思いました」と答えてくれた。

準ミス・ワールド 2020 日本代表は、星たまき(ほし・たまき)さん、圓奈まりあ(えんな・まりあ)さん・山口佳南(やまぐち・かな)さんの3名

審査員特別賞は、結那(ゆいな)さん、篠宮日菜子(しのみや・ひなこ)さん・セーリィークリスティーナ美怜(せーりぃーくりすてぃーな・みれい)さん、松浦海音(まつうら・みおん) さんの4名

実行委員長賞は、安藤千陽(あんどう・ちひろ)さん、住田まどか(すみだ・まどか)さん(住田さんは当日欠席)

日本伝統文化賞は、尾形有衣子(おがた・ゆいこ)さん、アンダーソン静香(あんだーそん・しずか)さん、田中瑞起(たなか・みずき)さん、太田理恵(おおた・りえ) さんの4名

ミス・ヨガ賞には、飯沼瑞季(いいぬま・みずき)さん、古塩亜紗(こしお・あさ)さん、菊池華蓮(きくち・かれん)さん、中山 朝香(なかやま・あさか)さん、セーリィー クリスティーナ美怜( せーりぃーくりすてぃーな・みれい )さんの5名が選ばれた


各審査部門トップ
トップモデル部門1位 篠宮日菜子(しのみや・ひなこ)さん

スポーツ部門1位 山口佳南(やまぐち・かな)さん

タレント部門1位 金谷鞠杏(かねや・まりな)さん

チームワーク部門1位 圓奈まりあ(えんな・まりあ)さん

マルチメディア部門 総合1位 結那(ゆいな)さん

mysta部門 1位 松井祐香里(まつい・ゆかり)さん2位 植村亜紀(うえむら・あき)さん 3位 アンダーソン静香(あんだーそん・しずか)さん 4位 結那(ゆいな)さん 5位 尾形有衣子(おがた・ゆいこ)さん

インスタ部門 1位 結那(ゆいな)さん 2位 前田真鈴(まえだ・まりん)さん 3位 田中瑞起(たなか・みずき)さん 4位 中山朝香(やかやま・あさか)さん 5位 安藤千陽(あんどう・ちはる)さん

英語ディベート部門1位 星 たまき(ほし・たまき)さん

Beauty with a purpose 部門1位 松浦 海音(まつうら・みおん)さん

新型コロナの影響で多くのセミナーや講義がオンラインで開催することを余儀なくされたが、ミス・ワールド・ジャパンならではの才能溢れるファイナリストたちによるタレントショーやSDGsのスピーチなど細部にわたる準備や演出、そして感動のシーンなど観客を魅了する大会であった。日本代表に選ばれた金谷さんは、芸能活動とミス・ワールド・ジャパンの活動を両立しながら、新型コロナウイルスの影響からオンラインでの開催を予定 している世界大会に向け更なる努力を重ねる。
ミス・ワールドとは:
1951年にイギリス・ロンドンで第1回大会が行われて以来毎年開催されているミス・ワールドは、世界3大ミスコン テストの中でも最も歴史が長く、参加国数が131ヶ国と世界最大規模を誇る大会となっている。