そして今回の勝利は、朝久に新たな可能性も感じさせた。見据えるのは70kgの世界。「ちゃんと鍛えていけば70kgでもいけるんじゃないかな、という手応えも感じました。ただ、今の体つきではまだ70kgの選手に劣る部分があると思うので、そういうところも試合をして感じましたね」。世界の強豪がひしめく70kg戦線の中で、日本人としてさらなる存在感を示すことになるか。 「より世界路線になっていく中で、65kg以上は特に海外勢が強い。そういうところで自分も見せていきたいなというのは思いますね」。試合後、激闘を繰り広げたカマラとは「めちゃくちゃ強いな」「ラブ・ユー」と言葉を交わしたという。「向こうも『殴ってごめん』じゃないけど、そんな優しさもありました。だから僕、好きなやつより、バカみたいなやつを殴る方が気持ちいいですね(笑)。遠慮なく殴れて、『ざまあみろ』って感じで終われるので。あんまりこういう好きなやつとはやりたくないですね」 勝利の喜びよりも、拳を交えた“ブラザー”への思いを口にした朝久。その一方で、リングではあえて危険な殴り合いに踏み込み、“野性的な強さ”を示した。王座初防衛を果たした先に見据えるのは、さらに強豪が待ち受ける世界、そして70kgへの扉か。 朝久泰央、2階級制覇!「これを機に世界に挑戦します、なんて言うわけない。K-1が世界だ」【K-1 WORLD MAX 2025】 ページ: 1 2