公益社団法人 日本獣医師会は、人と動物のより豊かな共生社会の実現を目的に新たに「ベストバディアワード」を創設し、第1回授賞式およびPRイベントを4月23日に開催した。記念すべき初代受賞者には、俳優の 前田敦子 が選出。動物との暮らしの魅力を自然体で発信してきた姿勢が高く評価された。イベントでは、長年ともに過ごしてきたペットとの絆や、子どもとの心温まるエピソードが語られ、会場を和やかな空気で包んだ。

人とペット双方の幸せをテーマにトークが展開される中、前田敦子 は、動物と暮らすことの本質的な価値について語った。

「ペットといることは健康にも良いと言われていますが、ただ癒やされるだけでなく、通じ合える存在だと感じています」と切り出し、「自分に子どもが生まれたとき、飼っている猫ちゃんが“この子は私の赤ちゃんなんだ”と分かっているかのように、絶対に危害を加えず、見守ってくれていたんです」とエピソードを披露。さらに「一緒に成長してくれて、掴まれても怒らずに受け入れてくれる。赤ちゃんのことを大切な存在だと感じてくれているのが伝わってきます」と語り、「そんな環境で育っているからか、子どもも優しい子に育っていると感じます」と続けた。「小さい頃から動物に愛されていることで、自然と接し方も身についているのではないかと思います」と話した。

また、ペットの感情に関する科学的な話題として、犬も人と見つめ合うことで“オキシトシン”という愛情ホルモンが分泌されることが紹介されると、「そのように感じることがありましたが、科学的に証明されているんですね」と喜びつつ、更に「実際に、私が泣いているときに、そっと手を置いてくれたことがあって、一緒に心配してくれているんだなと感じたこともあります」と振り返った。また、「実家では犬と猫が一緒に暮らしているのですが、愛情表現が似てくるのも面白いです」と笑顔を見せた。

子どもへの影響についての話題では、ペットとアレルギーの関係性にも触れ、「生まれたときからペットがいると、アレルギーの発症リスクが下がるという研究もあると知り、うちの子も私もアレルギーがないので納得しました」とコメント。さらに情緒的な側面からは、「お昼寝のときに、多いときは犬や猫が5匹集まって、子どもの周りで一緒に寄り添うように寝ているんです。その光景を見るだけで幸せですし、きっと本人たちも幸せなんだろうなと思います」と語り、「動物が大好きで、何にでも興味を持つ子に育っていると感じます」と話した。

ペットに助けられていると感じる瞬間については、「家族ですからね。子どもと同じように大切な存在で、感情を全部受け取ってくれるので嘘がつけない。言葉がなくても寄り添ってくれる存在です」と語り、「体調が悪いときにはそばに来て一緒に寝てくれることもあり、日々助けられています」と明かした。

さらに、子育てにおける動物の役割についても触れ、「ギリギリまで我慢してくれて、これ以上はダメというときにはちゃんと示してくれる。子どもにとっても良い学びになっていると思います」とコメント。「体験を通して考える力を育ててくれているように感じます」と語った。

また、ペットを通じた地域とのつながりについても言及し、「近所の八百屋さんに猫がいて、行き帰りに“おはよう”“また来るね”と挨拶するのが日課になっています。“今日はまだだよ”“何時頃に戻ってくるよ”といった会話のきっかけにもなっていて、商店街でも有名な猫なんです」と微笑んだ。

最後に、「こうしてペットの話をしているだけで癒やされて、涙が出そうになります。家族として迎え入れることで感じられる幸せを、ぜひ多くの方に知ってほしい」と呼びかけ、「私自身もこれからも大切な家族とともに、幸せを感じていきたいです」と締めくくった。

前田 敦子(まえだ・あつこ)プロフィール

1991年7月10日生まれ、千葉県出身。A型。2005年にデビュー。映画・ドラマ・舞台など幅広いジャンルで活動し、2021年よりフリーランスとして活動。昨年、芸能活動20周年を迎えた。近年の主な出演作に、ドラマ『人事の人見』(フジテレビ)、配信『スキャンダルイブ』(Abema)、配信『Silent Code〜監獄の密約〜』、映画『恋に至る病』、舞台『飛び立つ前に』『ポルノ』など。2026年2月には14年ぶりとなる写真集『Beste』を発売し話題となっている。