株式会社M-1スポーツメディア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大木知葉)は、30周年を超えてReBirthを遂げた立ち技格闘技「K-1」の新生K-1 第2章の本格始動に伴い、「100年続くK-1」の実現に向けた、永続的な事業構造と社会貢献への具体的な取り組みを報告した。

1993年、日本で産声をあげた立ち技格闘技「K-1」。創始者である石井和義氏が提唱した「空手」「ボクシング」「カンフー」の頭文字から名付けられたこの競技は、わずか30年の間に格闘技界の常識を覆し、世界を熱狂させる社会現象を巻き起こした。黎明期、無名の大男8名が繰り広げたトーナメントは、瞬く間にテレビのゴールデンタイムを彩り、最高9万人もの大観衆を集めるまでに成長。これは、日本のエンターテイメント史において特筆すべき出来事であり、K-1が持つ圧倒的なポテンシャルを証明することになった。

しかし、その輝かしい歴史の裏で、K-1は一度活動休止という苦難を経験することに。この経験は、事業の持続可能性や社会との関係性を深く見つめ直す、大きな転換点となりました。私たちは、格闘技というコンテンツが持つ「一過性のブーム」という脆弱性を克服し、より強固な事業基盤を築く必要性を痛感。過去のK-1は、特定のスター選手に依存したビジネスモデルから、そのスターの引退や移籍によってブランド価値が揺らぐという課題を抱えていた。この構造的な問題を解決し、いかなる選手にも依存しない、永続的なブランド価値を確立することこそが、新生K-1の最大の使命であると考え、2014年5月、「K-1実行委員会」が発足。この30年を超える歴史をただの過去とせず、過去の成功と失敗の双方から学びを得て、「新生K-1」として「K-1 ReBirth」というコンセプトの元、再誕を果たした。この再始動にあたり、100年続くK-1」という壮大なビジョンを掲げられた。

このビジョンは、単に興行を継続するだけではなく、格闘技という文化を社会の根幹に据え、持続可能な「産業」へと昇華させるという、揺るぎない決意が込められている。生K-1第2章の本格始動にあたり、残り70年に向けた永続的な事業構造と、社会貢献への具体的な取り組みを、包括的に皆様にご報告いたします。これは、K-1が過去の「スター選手依存型」のビジネスモデルから脱却し、より健全で持続可能な「システム依存型」の産業へと進化を遂げるための、明確なロードマップとなっている。

 1.「観戦スポーツ(Spectator)」と「参加型スポーツ(Active)」が織りなす K-1独自の循環モデル

K-1の最大の特徴であり、強みであるのは、「観戦スポーツ」と「参加型スポーツ」という、両軸が相互に作用し、永続的な発展を生み出す独自の循環モデル。このモデルこそが、K-1が持続可能な事業を構築し、社会に貢献する上での強固な土台となっている。この循環を円滑に機能させることで、一過性のブームに終わることなく、K-1というブランドの価値を長期的に向上させていくことを目指していく。

1.1. 観戦スポーツとしての K-1 〜感動と熱狂の創出、そして歴史の再構築〜

K-1は、世界最高峰の立ち技格闘技として、観る者に感動と興奮をもたらすエンターテイメント。その本質は、アスリートたちが繰り広げる真剣勝負のドラマにあり、私たちはこのドラマを最高の形で届けることに全力を注いでいる。

伝説の復活と新たな創造:

2024年からの「新生K-1 第2章」は、世界予選を勝ち抜いた強者のみが参戦する、あの伝説的な「K-1 WORLD GP」の復活を意味します。かつて、無名の選手が世界の予選大会から突如現れ、一夜にしてスターダムを駆け上がる「未知なる怪物」の出現は、観客の心を深く揺さぶるK-1の真骨頂。

新生K-1では、この原点回帰を掲げ、再び世界中の才能の原石を発掘し、磨き上げるプロセスに注力する。この「予測不能なドラマ」の創出こそが、観る者の期待感を最大限に高め、K-1ブランドの価値を不動のものとする。マーク・ハントやバダ・ハリ、チェ・ホンマンといった伝説のファイターたちが残したレガシーを尊重しつつ、新たな時代のヒーローを創出することで、K-1は歴史を再構築し、未来へと繋いでいく。

多様な舞台と階級が生み出す真の競争:

K-1は、男女合わせて全15階級を設け、あらゆる体格の選手に公平な戦いの場を提供することで、常に質の高い、ハイレベルな試合を生み出しています。また、イベントブランドを多層化し、選手の実力やキャリアに応じた舞台を用意する。

◻︎「K-1 WORLD GP」: 世界最高峰の頂点を決める舞台であり、K-1ブランドの象徴。世界予選を勝ち抜いた強者のみが集うこの舞台は、世界一の称号をかけた熾烈な戦いとなり、観客に究極の感動を提供する。

◻︎「Krush」: KO至上主義の激しい戦いを特徴とし、次世代のスター候補がしのぎを削る登竜門。K-1のリングに立つことを夢見る選手たちが、その実力と人気を磨き上げるための最も重要な舞台として機能する。

エンターテイメント業界における金字塔の打ち立て:

2022年6月19日、東京ドームでの「THE MATCH」興行は、格闘技の歴史を塗り替える記録を打ち立てた。PPVやチケット売上など一晩で50億円を超えるというこの偉業は、K-1が単なる格闘技ファンを超えた、幅広い層から支持を集めていることの証明であり、この体験は、K-1が社会に与える影響力の大きさを改めて認識させ、より大きな社会的責任を果たすための原動力となっている。この成功を偶然ではなく、必然のものとするために、常にエンターテイメントとしての質を追求し、日本のエンターテイメント業界を牽引する存在として進化し続ける。

1.2. 参加型スポーツとしての K-1 〜コミュニティと文化の醸成、そして人材の循環〜

K-1は、観るだけでなく、誰もが参加できるスポーツとしての側面も持つ。この「Active Sports」としての側面こそが、K-1の持続性を支える強固な土台である。K-1を「特別な人がやるもの」から「誰もが挑戦できるもの」へと変え、より広い社会に根付かせることを目指す。

K-1公認ジムの役割:

全国16箇所に展開するK-1公認の「K-1 GYM」( https://www.k-1gym.com/ )は、この参加型スポーツの核となる存在。プロを目指すアスリートから、健康増進やダイエット、護身術を学びたい一般の方、そして未来の格闘家を夢見るキッズまで、あらゆる年齢層、性別、目的に合わせたプログラムを用意し、格闘技の裾野を拡大していく。K-1ジムは、単なる練習施設ではなく、地域のコミュニティセンターとしての役割も果たし、人々が共通の目標に向かって努力し、互いを応援し合うことで、強い繋がりを育む場となっている。ジム事業は、K-1のブランド認知度を向上させるとともに、安定した収益基盤を提供することで、興行事業に依存しない持続可能なビジネスモデルを構築する。

生涯スポーツとしてのK-1:

K-1は、競技としての厳しさだけでなく、生涯にわたって楽しめるスポーツとしての価値も追求している。

◻︎「K-1アマチュア」大会: プロ予備軍だけでなく、幅広い年齢層が参加できるアマチュア大会。これにより、K-1は特定の年齢層だけでなく、シニア世代まで楽しむことができる生涯スポーツとしての側面を確立している。

◻︎「K-1甲子園・カレッジ」: 全国高校生・大学生の立ち技格闘技ナンバーワンを決める大会。これは、アマチュアとプロを結びつける重要なキャリアパスであり、野球の「甲子園」のように、若い才能の夢の舞台となっている。
これらのイベントを通じて、K-1を「観るもの」から「やるもの」へと変え、生涯にわたって自己成長を追求できるスポーツとしての地位を確立してい。こるれにより、K-1は特定の層だけでなく、より広い社会に根付く文化として発展していく。

グローバルな事業展開:

K-1は全世界の「K-1」世界ライセンスを保有・管理しています。日本でのK-1産業化活動と同等に、諸外国でのK-1の認知向上、選手層の育成と発掘、それに伴うK-1ジムのフランチャイズや直営店の運営、K-1イベント/興行の開催などを通じ、グローバルな規模でK-1の活動を推進してまいります。商標権の厳正な管理を通じて、ブランド価値を保護し、事業の健全性を確保します。このグローバル展開は、単なる事業拡大に留まらず、各国でのK-1文化の定着と国際交流の促進を目的としています。

1.3. 観戦と参加の循環モデル 〜永続性のための好循環〜

この二つの軸は、独立して存在するのではなく、密接に結びつき、互いを高め合う、極めて強力な循環モデルを形成している。

「観戦」が「参加」を促す:

「K-1 WORLD GP」「K-1 WORLD MAX」大会で活躍するトップファイターたちの熱い戦いを観て感動した人々は、「自分もK-1をやってみたい」「自分も強くなりたい」という衝動に駆られ、K-1公認ジムの門を叩くことに。そして、ジムでのトレーニングを通じて、格闘技の奥深さや楽しさを知り、よりK-1への理解と愛着を深め、熱心なファンへと成長していく。

「参加」が「観戦」を支える:

ジムでトレーニングを積んだアマチュア選手や、その家族・友人、そしてジムの仲間たちは、K-1大会の熱心な観戦者となり、興行を支える。また、K-1ジムは、次世代のスター候補を発掘・育成するプラットフォームとして機能し、観戦者を魅了する新たな才能を常に供給し続ける。この循環は、K-1というブランドを「一過性のブーム」に終わらせることなく、「100年続くK-1」へと導く、唯一無二の推進力です。

2. 未来を担う子どもたちへ:「本物の感動」という名の未来へのパスポートを

観戦と参加の循環モデルをさらに加速させ、未来を担う子どもたちに「本物の感動」という未来へのパスポートを届けたいと考え、その第一歩として、2025年9月・11月に開催される「K-1 WORLD MAX 2025」において、小・中学生の無料招待企画を実施する。これは、SDGs(持続可能な開発目標)の視点から、K-1が社会的な責任を果たすグローバルブランドとしての再興を目指す、K-1の決意の表明である。

2.1. 本企画の目的とSDGsへの具体的な貢献

SDG 4:質の高い教育をみんなに

〜『グローバルな視野を育む「K-1教育」』〜

K-1の試合は、世界各国から集まる多様なバックグラウンドを持つ選手たちが、お互いをリスペクトし、正々堂々と戦う場である。子どもたちは、この舞台を通じて「言葉や文化を超えたコミュニケーション」「多様性の尊重」「フェアプレー精神」を机上では学べない「生きる力」を肌で肌で感じることができる。これは、グローバル化が進む現代において、子どもたちが身につけるべき最も重要な「質の高い教育」の一つと信じている。K-1は、世界最強の格闘技イベントであると同時に、未来を担う子どもたちがグローバルな視野と多様性を学ぶ『生きた国際教育の場』を提供していく。この舞台から、次世代を担う心豊かなグローバルリーダーが育つことを同時に願っている。

SDG 10:人や国の不平等をなくそう

〜『K-1を通じた「夢の格差」解消』〜

観戦チケットの価格が、子どもたちの夢を阻む壁となるべきではありません。経済的な理由に関わらず、すべての子どもたちにプロフェッショナルなスポーツの迫力と感動を体験する機会を平等に提供し、将来の夢への扉を開きます。K-1は、「無名の選手がスターダムに登り詰める」というドラマを繰り返し生み出してきました。しかし、プロの試合観戦には経済的な壁が存在し、その感動を体験できない子どもたちがいるのが現状です。

今回の無料招待は、経済的な理由で格闘技に触れる機会が少ない子どもたちにも、平等に「夢」を見るチャンスを提供するためです。これは、将来K-1の舞台に立つかもしれない才能を発掘する、将来の世界チャンピオンを発掘するという目的、K-1の未来に直接繋がる重要な投資です。

2.2. 株式会社M-1スポーツメディア 代表取締役社長 大木知葉 コメント

「K-1 ReBIRTH」を象徴する、女性社長・大木知葉の、未来を担うすべての子どもたちへの想いを以下にご紹介する。

「私自身、かつてはスポーツ記者として、そしてPRIDEの広報として、格闘技の現場で選手たちの魂のぶつかり合いを間近で見てきました。その熱気と感動が、どれほど人の心を動かすかを知っています。そして、今は一人の母として、子どもたちに『生きる力』や『多様性』を伝えることの重要性を日々痛感しています。

K-1のリングは、ただの試合会場ではありません。そこは、国籍も言葉も文化も異なる選手たちが、お互いをリスペクトし合い、正々堂々と戦う『生きた国際交流の場』であり、また、どんな困難にも屈しない『強さ』と、負けた相手に拍手を送る『優しさ』を教える『教育の場』でもあります。今回の無料招待は、K-1の未来を創るための、私たちの切なる願いです。チケットという物理的な壁をなくすことで、より多くの子どもたちにこの感動を届け、彼らの心に『夢』という名の光を灯したい。この挑戦が、K-1の再興を支え、ひいては社会全体の発展に繋がると信じています。

​​K-1公式応援ギャルのゆうちゃみさんも、若者文化の最先端で活躍する等身大の存在として、本企画の意義に深く賛同してくれています。彼女自身も、K-1のリングが持つ多様な魅力や挑戦する勇気を、同世代に伝えていく一員です。

K-1の未来は、リングの中だけでなく、この日、会場に足を運んでくれる子どもたちの心の中にあります。私たちは、未来を担う子どもたちへのこの投資こそが、K-1というブランドを持続的に成長させる、唯一無二の経営哲学であると考えています。」

2.3. SDGsへの継続的な取り組み

K-1は、今回の企画に留まらず、格闘技という事業を通じて持続可能な社会への貢献を続けてまいります。K-1ジムでの健康増進活動や、グローバルな事業展開を通じた国際交流の促進など、SDGs達成に向けた取り組みをさらに強化してまいります。

■ K-1大会 チケット詳細

【2025年9月7日(日) K-1 WORLD MAX 2025】

https://www.k-1.co.jp/schedule/16650

 大会名: K-1 WORLD MAX 2025

 開催日: 2025年9月7日(日) 開場 11:00(予定)/試合開始 13:00 (予定)

 会場: 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都)

 販売席種:

     ◆ 小・中学生シート:無料

     ◆【引率者】小・中学生シート:10,000円(税込)

 チケット入手方法: K-1公式サイト内「K-1.SHOP」(https://k-1.shop/)のみでの取り扱いとなります。プレイガイドでの販売はございません。

【2025年11月15日(土) K-1 WORLD MAX 2025】

https://www.k-1.co.jp/schedule/16659

大会名: K-1 WORLD MAX 2025

開催日: 2025年11月15日(土) 開場 11:00(予定)/試合開始 13:00 (予定)

会場: 国立代々木競技場 第一体育館 (東京都)

販売席種:

     ◆ 小・中学生シート:無料

     ◆【引率者】小・中学生シート:10,000円(税込)

チケット入手方法: K-1公式サイト内「K-1.SHOP」(https://k-1.shop/)のみでの取り扱いとなります。プレイガイドでの販売はございません。

<無料ご招待に関する注意事項>

* 本席は小・中学生とその引率者様(高校生以上)の方のみご利用いただけます。

* 小学生は必ず引率者様とご来場ください。

* チケットは、ご購入(0円)いただいた後、大会当日に会場正面のチケット受付ブースにてお渡しいたします。

* お引き渡し時には、無料ご招待となる小・中学生ご本人同伴の上、年齢を確認できる身分証明書、メール画面、注文番号をご提示ください。

* 席は指定エリア内での自由席となります。複数名でご来場の場合、席が離れる可能性がございます。

<お問合せ>

[https://www.k-1.co.jp/contact/]