レナウン株式会社は、スーツブランド「D’URBAN」(ダーバン)の55周年の節目に、俳優の向井理(むかい・おさむ/43)をイメージキャラクターに起用。仕事とプライベートを大切にする理想的な男性像を求める中で、仕事に情熱を持ち、「食」や家族との時間を大切にする向井の姿が、ブランドイメージと合致したことが決め手になった。

Q) D’URBANのスーツを着用されてみて、いかがでしたか?
向井) やっぱり今着ているスーツは、一番王道のものですし、ビジネスシーンで使うことも多いだろうなと思いますけど、やっぱり既製品と比べて、フィット感ですよね。ストレスがまずないっていうことが、一番着ていて思うところで。そこは、型を取ってもらって、採寸していただいて作っていただいたからこそ、自分にすごくフィットしている。動いていてもどこかがつったりとか、そういうことって当然あると思うんですけど、特にこのオーソドックスなものに関しては、きつすぎず、緩すぎずというところで、これはやっぱり実際、採寸して作っていただかないと感じられない、ストレスのなさっていうのがやっぱり一番感じるところです。カジュアルなものは、少しゆったりできているので、ビジネスだけじゃないところでも、気分を変えてセットアップでという時とか、カジュアルのシーンでも使えるぐらい割とゆったり、着心地としてもそんなにルーズになりすぎず。だから本当に、やっぱりストレスのなさっていうのを一番感じますね、どちらも。

Q) 普段はどういったシーンで、スーツを着用される機会が多いですか?
向井)フォーマルな場所というのは、どういう職業の方でもあると思いますけど、やっぱり家族の学校の行事とかですかね。いろんな行事がちょっと今年は続いていたので、そこでの衣装じゃないですけど、自分でどのスーツがいいのかなっていうのを考えたりだとか。あと偉い方に会うときに、失礼のないようにという意味では、割とフォーマルなところで着ることが圧倒的に多いですね。カジュアルの
時のスーツとしてセットアップはありますけど…ネクタイを締めてというのは、やはりフォーマルなところ用にネクタイも選んでるところが多いですかね。自分でお芝居する時に、スーツのネクタイの結び方で、役職とか年代を表現しようと思うことが多くて。ディンプルを作るとか、シングルからダブルにするということで情報量を増やすということを意識しているので、着方もそうですし、じゃあスリーピースにするのかダブルを着るのか、そういうTPOに合わせながら。年齢的にももう40過ぎているので、ディンプルつけても不思議じゃないだろうし、かといって、あまり自分が主役じゃない行事の時は目立ちすぎずというところも考えて。だから割と楽しんでやっているほうですかね。どうしようという悩みよりは、こういう場所だったらこういう方がいいなとか、これはちょっとトゥーマッチだなとかをいつも着る時は考えていますね。

Q) D’URBANのスーツは「MADE IN JAPAN」も一つのポイントですが、『日本製』にどのようなイメージを持たれていますか?
向井)やっぱり日本人ですし、日本で生まれ育って生活している以上は、日本のものをなるべく取り入れたいという意識は常にあって。それは食べ物とかもそうですけど、なるべく国産のものをというのは日頃から考えていることで、やっぱり口に入るものは体を作るものなので、それで体重の上限だったり、キャラクターも変える時に食べ物から意識するので。そこで一番大事なのは、日本製というか、
「MADE IN JAPAN」であったり、日本で採れたものというのを日頃から意識はしているので。そういう意味で、D’URBANの作り方も、糸からというところだったり、割と自社工場があっても、海外でという衣服の会社が多い中で、ちゃんと国内で作っているということも、それはどこで作っても同じっていう人もいるかもしれないですけど、やっぱりそれは日本人の人に作ってもらいたいと思うし、それで一
つ仕事もできるわけですし。いろんな意味で「MADE IN JAPAN」というのは、自分だけじゃなくてそれに関わる人たちにとっても、経済的なことも含めて、とても重要なことだと思っているので。そこは服とか食べ物とか、「MADE IN JAPAN」というものは注目するようにしています。

Q) D’URBANは「日本人の体形に合う」「上質なスーツ」「国内生産で追求する」という徹底したこだわりがありますが、向井さんが「これだけは譲れない!」と考える“こだわり”はございますか?
向井)真面目に仕事するということですかね。当たり前のことなんですけど、本業というか、お芝居をする上で必死にならなきゃいけないと思いますし、誰よりも台本を読んでる自信も、読み込んでいる自信もありますし。そこは、お金を1円でもいただいてる以上プロだと思っているので、適当ということが一切ないように。だから逆に根詰めてやるからこそ、1年中できないなと思ったりもしますし。だからこそ、一つ一つの仕事を丁寧にしていくということが、先々につながるものかもしれないですし、そこで手を抜くと返ってくるのは自分なので。そうならないようにという意識は常に感じながらやっています。プライベートでのこだわりは、旬のものを食べるようにしていますね。魚も、カツオはこの時期とこの時期、初鰹と戻り鰹だからとか。1年中置いてあるとは思うのですが、季節を感じるという意味でも、それは子どもたちへの食育にもなると思っていて。旬のものがやっぱりおいしいですし、栄養価も高いので。それは野菜もそうだと思いますけど。四季を感じるろいうことが大事じゃないかなとも思いますし、それが後々、子どもたちにも影響してくると思うので。1年中あるから1年中食べるということではなくて、旬の時期においしくて栄養価のあるものを食べようというのは、家族の中では決まり事としてこだわっています。あと、裏の表示を見るようにしていますね。なるべく不純物のないようにというのは考えています。そういうところはやっぱり、体を作るすごく大事なものなので、口に入れるものは。そこは妥協したくないなといつも思っていますね。だから、味噌とか麺つゆとか塩麹とかを家でも作りますし、そういうのもいろんなところに影響があるでしょうし。それはこだわりかもしれないですね。

Q) 2025年で55周年を迎えるD’URBANは、これから新たなステージを目指していきますが、向井さんがこれから新しく挑戦していきたいことはございますか?
向井)僕の仕事は割と毎回新しい挑戦で、やったことのない職業とか、やったことのないキャラクターとか、まったく想像もつかない、それこそ時代劇なんて、そんな時代に生きていたわけではないので、本当に模索と想像力と妄想とで作り上げていくので。一つの作品が終わったら、もう次の挑戦が始まってるという感じなので。プライベートは別として、仕事では本当に毎回新しい挑戦の日々ですね。積み重ねだなといつも思っています。

向井理プロフィール

1982年生まれ。神奈川県出身。2006年に俳優デビュー。
以降、ドラマや映画、舞台など幅広く活躍。近年の出演作にドラマ「パリピ孔明」(23)、
「エンジェルフライト」(23)「ダブルチート偽りの警官Season1」(24)、「ライオンの隠れ
家」(24)、主演・諸葛孔明役を務めた映画『パリピ孔明THE MOVIE』2025年4月に公開。