K-1スーパー・バンタム級/璃明武 VS 大久保琉唯 激戦を制し、大久保が判定(3-0)で勝利。「試合前はKO狙うと言っていましたが、この結果。すごく悔しいです。」と次を睨んだ。

1ラウンド、大久保はローキックとジャブで試合を組み立て、璃明武もローキックで応戦。中盤はクリンチが見られるものの、遠い間合いでの攻防がメインとなる。終盤、大久保の右ストレートがクリーンヒットし、やや優勢な形でラウンドを終える。

2ラウンド序盤、両者がフックを激しく交錯させるが、1分を過ぎると再び中距離での探り合いに。大久保はスイッチやL字ガードを巧みに使い、璃明武を翻弄。タイミングを計った左ストレートが、ストレートの打ち終わりを捉えた。

3ラウンド、大久保はミドルキックと右ストレートで攻勢を仕掛ける。璃明武もフックで応戦するが、大久保はムエタイスタイルの崩しでペースを握らせない。残り1分、大久保はロープ際でパンチを連打。璃明武は体を入れ替え反撃を試みるも、攻撃を的確にヒットさせるには至らない。結果、大久保が終始先手を取り続け、判定3-0で勝利を収めた。

初の K-1 解説を務めた俳優 和田 雅成

ー 初めての解説に挑戦した率直な感想は?

めちゃくちゃ楽しかったです!こんなに間近で格闘技を見ることなんてないので。音や速さに本当に感動しました。もともと格闘技が好きで見ていたのですが、解説に挑戦するにはストーリー性が大切と思ったので、璃明武選手、大久保 琉唯選手、金子 晃大選手など前回トーナメントで戦った3人が立て続けに戦うのが今大会で、ワンマッチだったらどうなったんだろうななどと、色々と考えながら来させてもらいました。

ー 今までで印象に残っている試合や選手は?

魔裟斗さんです。魔裟斗さんを見て当時育ってきたので、横に座らせていただきながら解説を経験できたのは感慨深かったですね。

ー 今後挑戦したいことはありますか?

たらればの夢ですが、格闘技の試合に出たいです!試合に出たときのアドレナリンとか、自分がどうなるんだろうと興味があります。今日本物の試合を見てトーナメントのように1日3試合は絶対自分には無理だと思いましたけどね!頑張って、いつかワンマッチができたらなと、そう思っています。

ハーフタイムに生オーケストラ演奏に合わせたパフォーマンスで会場を沸かせた「Shigekix」

2024年パリ五輪のブレイキン競技に日本代表として初出場し、日本のブレイクダンスシーンを牽引するShigekixが登場。K-1会場ではオーケストラの生演奏をバックに、パリ五輪で観客を熱狂させたダイナミックなムーブと繊細なテクニックを融合させた見事なパフォーマンスを披露。