12月16日都内にて、アスリートやスポーツに関する社会貢献活動の優れた ロールモデルを表彰する「HEROs AWARD 2024」が開催された。プロボクシング選手の那須川天心、プロ野球選手の筒香嘉智、元陸上競技選手の福士加代子、一般社団法人日本ラグビーフットボール選手会、オットーボック・ジャパン株式会社が「HEROs AWARD」を受賞した。 那須川天心コメント 元から「社会貢献活動をしよう」という思いはなかったのですが、自分がやろうと思っていることが自然と社会貢献活動に繋がっているように自分の戦いだったり、試合を通じていろんな人に(活動を)知ってもらえればいいなと思います。これからも“かまして”いけるように頑張りますので、応援していただけると嬉しいです。僕と一緒に活動したい方は、一度僕とスパーリングして勝ってからご契約いただければと思います。 筒香嘉智(VTRコメント) 少年野球チームのモデルチームとなるような、素晴らしいチームになれるよう日々精進していかなければいけないと感じています。現役のアスリートの方、引退している方など、一人一人の力が合わさった時に大きな波を生むと思いますのでスポーツ界の方がもっと還元したいと思ってもらえるようなモデルチームを目指します。興味をお持ちいただいてみなさんもご協力していただけるのであれば、スポーツ問わず子ども達のためにご指導していただけたらと思います。 また、代理出席された兄筒香裕史さんからも「弟は社会のためを想ったり、子どもたちのスポーツの環境に貢献したいという想いを持っていて、まあまあいいやつなのですが、野球だけは如何せん少し下手で(笑) 今日はどうしても前から決まっていたトレーニングに時間を充てたいということで代理で出席させていただきました。弟が言うように、生きる力を育むべく、子どもたちが世界で通用する、社会に出て活躍することができる力を幼少期に身につけ、そしてその子たちがまた大人になって社会に還元する、そんな循環を作れたらと考えています。」とのコメントがあった。 福士加代子コメント 張り切って全国的にやりたいと思っているので、ぜひご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。また、アスリートの皆さまやご家族含めてイベントに参加いただければうれしいです(笑)これからもよろしくお願いいたします! 一般社団法人日本ラグビーフットボール選手会 まさに HEROs という言葉がありますけれども、ヒーローのようなアスリートがメンタルヘルスについて、オープンな場所で話をするということは、社会課題であるメンタルヘルスに対して与える影響はとても大きいのではないかと感じます。また、目の前のことに苦しんでいる方々に対しても、スポーツが力を発揮できる分野としてメンタルヘルスがあると思いますので、引き続きアスリートやスポーツの力を使ってアプローチをしていきたいです。 オットーボック・ジャパン株式会社 今日はせっかくの機会なので、「義足」についてお話できたらと思います。今の日本の義足の支給制度は、先進国と比べると高機能な義足が支給されるケースは少なく、非常に貧弱な状況です。義足の方は常に転倒の危険と隣り合わせで過ごしていらっしゃいます。義足を必要とする小さな子どもたちに運動の機会を与えることができるような社会になったらとても嬉しいです。この受賞を通じて、少しでも皆さんに知っていただけたらと思います。 授賞式に駆け付けたアスリートたち 中田英寿(元プロサッカー選手、実業家) 清水希容(空手家) 開心那(スケートボーダー) HEROs 日本財団 笹川陽平会長 「アスリートの皆さんの力というのは、本当に大きな社会的な影響力を持っています。特に子ども達に、夢と希望とそして勇気を与えているのはお集まりの皆さんの大きな力です。日本財団としてはさらに活躍できるように日本の社会を変える手助けをし、スポーツの力とアスリートの力で日本の社会をより元気に変えていきたいです」 “HEROs Sportsmanship for the future”は、社会課題解決の輪を広げるためのプラットフォームです。アスリート達の社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出す。共感と行動の輪を広げ、社会課題活動に取り組む人を増やし、社会貢献活動を行うことが当たり前になっていくことを目指すプロジェクトです。 プロジェクトパンフレットは、コチラ HEROsのVISION: アスリートの社会貢献活動の推進により、スポーツでつながる多くの方の関心や行動を生み出し、社会課題解決の輪が広がる未来をつくります。 HEROsのMISSON: アスリートならではの発想と行動力で、今までにない新しい社会貢献活動のチャレンジを推進していきます。アスリートを中心とした社会貢献活動のプラットフォームをつくり、必要な情報提供やサポートをします。競技を超えてアスリートたちの連携の輪を広げ、社会貢献活動の経験をシェアできる場をつくります。 日本財団について: 痛みも、希望も、未来も、共に。 日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障碍者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。