新海誠監督の初長編映画『雲のむこう、約束の場所』の公開20周年を記念し、特別企画としてART EXHIBITIONが11月1日から11月24日まで東京・原宿 Creative Space Akademeia21 Harajuku にて開催。本展は、20周年のメモリアルを彩るスペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサートとの連動企画で、ファン必見の内容となっている。 ©BPMビューティーページェントメディア ART EXHIBITIONの見どころ 1Fでは、世界的フォトグラファーのレスリー・キー氏によって撮りおろされた『スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサート』出演者のオリジナル写真が展示され、映画の名場面を高精細パネルで鑑賞できるほか、映画に登場する飛行機「ヴェラシーラ」をイメージしたフォトスポットも登場。実際に乗って撮影できる貴重な体験が楽しめます。また、会場では限定オリジナルグッズも販売。 内覧会でのレスリー・キー氏 インタビューコメント 長年の新海ファンであると公言するレスリー氏は、撮影について「自分の写真を合成するのではなく、プロジェクターに投影された懐かしい映像と人物を一発勝負で撮影するという初めての経験に、とても感謝しています。100枚以上撮りたい気持ちになりました」と感想を聞かせてくれた。 「紅ゆずるさんは、宝塚時代から。観月ありささんは、20年以上撮っていて進化する姿や深みのある表情などを引き出せるのが楽しい。ピュアで新鮮な一面を撮影した若い出演者のみなさんを30周年記念や50周年記念などで撮影できるのを楽しみにしている」と作品がその出演者の長期的な記録にもつながる可能性を話した。 写真撮影の際、心がけていることは「撮影時間が短くても長くても、その中で輝きを見つけること。彼女らや彼ら(被写体)の生き様をファッショナブルでスタイリッシュそして自然体で力強さも引き出しながら撮影することは、私のライフ・ワーク。長年同じ人を撮り続けると親近感も深まり家族のような気持ちになる。観月ありささんもその一人。20年間の月日を思い出しながら撮影している」と撮影秘話を聞かせてくれた。 最後にビューティー・ページェントメディアより、新海監督から今回の撮影にあたってのイメージやリクエストはあったかを問うと「様々な分野の方とコラボレーションをする中で、お互いの世界に対して干渉しない場合もあって、今回も自然体で自由に最高な作品を作り上げた感覚があります」「私が最初にこだわったのは色です。衣装を選ぶ際には淡い色、浅すぎないものを選びポップ感を出しすぎないこと。それは、私が20年前に深海さんの映画を見た際に、感じ取ったイメージからきています。映像と写真が絶妙なコラボレーションを生み出した作品だと思っています」と作品に対する想いを聞かせてくれた。 開催概要 会場:Creative Space Akademeia21 Harajuku(東京都渋谷区神宮前) 期間:2024年11月1日(金)~11月24日(日) 時間:11:00~19:00(最終入館18:30)※11月1日は15:00オープン 休館日:毎週火曜日 チケット情報 前売券:一般1,000円、学生800円 当日券:一般1,200円、学生1,000円 公式サイト:http://luvlee.jp/kumonomukou 『雲のむこう、約束の場所』 新海誠監督の初長編映画である『雲のむこう、約束の場所』は、2004年11月に公開され、その繊細で美しい映像美と心を揺さぶる物語で多くのファンを魅了しました。その後も『君の名は。』や『天気の子』、『すずめの戸締まり』などのヒット作を生み出し、国際的に活躍するアニメーション監督としての地位を確立しています。本作は、2018年に舞台化もされ、さらに幅広い層に愛され続けています。 レスリー・キー(Leslie Kee) シンガポール生まれ、世界を舞台に活躍する写真家。東京とニューヨークを拠点にアートの本質、ファッションの際立つ魅力、広告の繊細な美しさを超越し、世界各地で映像監としての洗練された技術を披露している。東日本大震災への対応「TIFFANY supports LOVE AND HOPE」写真集は第40回APA経済産業大臣賞を受賞。2004年よりニューヨークの地で創り上げた「SUPER Magazine」は、写真とアートのマガジンシリーズであり世界の企業やLady Gaga、Beyonce、Pharrell Williams、松任谷由実といったアーティストとのコラボレーションを実現し、文化の新たな標となる。 出演者 出演者:佐藤龍我、鈴木愛理、大原櫻子、中村竜大、黒田こらん、田中洸希、Taiyo、柏木ひなた、観月ありさ、紅ゆずる、橋本さとし