4月8日、都内木下グループ本社にて、木下グループのスポーツアンバサダー就任記者発表会が開かれた。2023年に引退したオリンピック3大会メダリスト石川佳純さんがスポーツアンバサダーに就任。卓球 平野美宇、張本美和とフィギュアスケート 島田麻央も会場に応援に駆け付けた。平野、張本に「パリに向けた意気込みやこれからの準備」島田に向け「世界的アスリートとしてのメンタル」について問う姿はインタビュアーとしての輝く片鱗をみせた。

木下グループがサポートするアスリートと石川佳純アンバサダー

スポーツアンバサダー就任に笑顔を見せる石川佳純

ー　スポーツアンバサダーに就任しどのような活動をされるのですか？

石川佳純さん：　卓球では、47都道府県石川佳純サンクスツアーという卓球教室を開催し、卓球の魅力を伝えていきたいですし、卓球に限らずスポーツの魅力を多くの方に伝えたいです。また、自分自身の経験をこれからの選手に伝えられることがあれば良いなと考えています。

ー　木下グループのもう一人のスポーツアンバサダーである水谷隼さんからメッセージをもらったということですが、どういった内容でしたか？

石川佳純さん：　これからもスポーツ界を一緒に盛り上げていこうね！という内容のメッセージを頂きました。

ー　現役引退から約１年経ちますが、心境の変化などありますか？

石川佳純さん：　大きく変わりましたし、同時にあっという間の一年だったと感じることもあります。生活のリズムも選手時代と大きく変わったのですが、毎日新しい経験やチャレンジをさせて頂けて、本当に充実した一年を過ごさせて頂いています。

ースポーツキャスターにも挑戦されるということですが。

石川佳純さん：　はい。実は昨日、初めてスポーツキャスターとしてデビューしたのですが、自分自身スポーツの魅力を感じていますが、様々な競技の選手を取材させていただくことで、それぞれのスポーツの魅力を伝えていきたいと思います。

パリオリンピックに向けて決意を語った卓球女子 平野美宇

ー　石川佳純インタビュアー：　オリンピックまであと3か月、東京オリンピックに続いて２回目、シングルスは初出場ですが、今の調子はいかがでしょうか？

ー平野美宇：　オリンピック代表に選ばれたことで、オリンピックに向けて新たな気持ちでいられていますし、このところ試合が多い状況ですが、中でも世界選手権はオリンピックに向けて励みとなる良い大会だったと思います。

ー　石川佳純インタビュアー：　オリンピックまで残り3か月、強化したいポイントは？

ー　平野美宇：　ダブルスでは、チームメンバーである美宇と頑張っていきたいですし、シングルスでは中国選手に勝てるように、毎日少しでも成長することが大切なことだと思います。

ー　石川佳純インタビュアー：　ハードな転戦で疲れも溜まっているかと思いますが、リフレッシュ方法は？

ー平野美宇：　御飯を食べることが好きで、石川さんにも連れて行って頂きました。お肉が好きです。

パリオリンピックに向けて決意を語った卓球女子 張本美和

ー　石川佳純インタビュアー：　初めてのオリンピックですが、今のお気持ちは？

ー　張本美和：　凄く緊張してはいるのですが、先輩方の背中をしっかり追いかけていこうと思っています。

ー　石川佳純インタビュアー：　初めてのオリンピックの舞台、コートに立つ時のイメージはありますか？

ー　張本美和：　全く想像がつかないですね。もしかしたら頭が真っ白になるかもしれないですし、今までの試合とはちょっと違うと思いますが、それも一つの経験ですし楽しみたいと思います。　

ー　石川佳純インタビュアー：　残り3か月どこを強化していこうとお考えですか？

ー　張本美和：　私は団体戦だけですので、ダブルスの練習を頑張りたいなと思いますし、どの国の選手とも戦えるように自分の実力を磨いていきたいと思います。

ー　石川佳純インタビュアー：　私のココを見て、というところは？

ー　張本美和：　攻めの姿勢もそうですし、守りからの攻めも見て頂きたいです。

石川佳純さんにアドバイスを求めたフィギュアスケートの島田麻央

ー　石川佳純インタビュアー：　ジュニア大会で敵なしという状態ですが、周りからのプレッシャーに対しどのように向き合っていますか？

ー　島田麻央：　昨年の全日本選手権では凄く緊張してしまって、実力を発揮できなかったので、今年からメンタルトレーニングを始めて効果を感じることもあるのですが、逆に世界の舞台で活躍してこられた石川さんはどのようにしておられたか伺いたいです。

ー　石川佳純インタビュアー：　やはり緊張はするもの。活躍の場が増えていくと、みんなの期待が大きくなり、緊張も大きくなるかと思いますが、やはり最後は「自分を信じることと勇気を持つこと」が大切だと思います。

アスリートとして活躍した自身の経験を活かし、石川佳純のアンバサダーとしての今後の活動が期待される。