2025年4月13日、南町田グランベリーホールがファッションと希望のエネルギーに包まれた。4回目の開催を迎えた「ポリコレ@東京南町田」。ランウェイは、30名の年齢、性別、障がいという既成概念を軽やかに超えた、真の「多様性」が織りなす個性が輝くステージとなった。スペシャルゲストに、世界大会を6月にひかえたマンハント・ジャパン2024日本代表村松健太が登壇、会場を盛り上げた。 4回目の開催を迎えた「ポリコレ@東京南町田」(主催:ポリコレ実行委員会/代表:鈴木めぐみ)の舞台に立ったのは、総勢30名のモデルたち。義足で颯爽と歩くモデル、視覚に障がいを持ちながらも笑顔で魅せた出演者、車いすでランウェイを歩くモデル、そして親子で参加したモデルなど。それぞれが思い思いの衣装を身にまとい、イキイキとした表情でランウェイを歩き切った。 写真:ビューティーページェントメディア 写真:ビューティーページェントメディア 写真:ビューティーページェントメディア ランウェイの後半では、観客から大きな歓声があがった。マンハント・ジャパン2024(大会運営:株式会社 エブリシングオーケー/ナショナルディレクター:西田麻紀)日本代表 村松健太が、スペシャルゲストとして登場。カジュアルウェア(マンハント世界大会衣装提供: 格闘家 朝倉未来のアパレルブランド Matin Avenir)堂々としたウォーキングで観客を魅了した。第2部では、真紅のバラを手にランウェイを歩く2名の女性出演者にバラを手渡すサプライズが。 写真:ポリコレ実行委員会 主催者の鈴木めぐみ氏は、かつて10年にわたる両親の介護を経験。悲しみの中で「おしゃれ」に救われた心を、自身の体験として語っている。「ファッションには、心を癒す力がある。拍手や声援には、人を立ち上がらせる力がある」と語るその瞳は、自らの人生を通して「多様性の美しさ」を信じてきた確信に満ちていた。また、毎年家族3人で参加している母親の中村由美さんは「誰もが輝いていいんだ!と前向きに考えることができるイベント。知らないことを知っていくそんな機会になれば良い!」と思いを打ち明けてくれました。 写真:ビューティーページェントメディア ビューティーページェントメディアは、リハーサルから密着取材させてもらった。ポリコレファッションショー単なるランウェイにとどまらない。「ファッションは人の心を輝かせる」「応援している人はここにいる」「観客と出演者が互いに伝え合う、愛と勇気の舞台」そんな感想を持った。次回の開催がすでに待ち遠しい。ファッションの力で社会の壁を優しくほく。その一歩一歩が、未来を変えていくのではないでしょうか。 (文:西田麻紀)