「K-1 BEYOND」大会が5月31日(土)横浜BUNTAIで開催され、メインイベントの第5代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定戦は、壮絶なダウンの応酬の末、ティアン・ターザン(オランダ)がマハムード・サッタリ(イラン)を下しチャンピオンに輝いた。

中央3名、左から スーパー・ウェルター級タイトルマッチで初防衛を果たしたオウヤン・フェン(中国)、中央 クルーザー級王座決定戦を制しティアン・ターザン(オランダ)、スーパー・フェザー級王座決定トーナメントを制したレミー・パラ(フランス)

登場シーンから会場を盛り上げる野性味溢れるターザン

ターザンとタイトル防衛戦を行う予定であったK-1 WORLD GPクルーザー級王者 リュウ・ツァー(中国)が、練習中の鼻骨骨折の怪我により大会に出られず王座返上となった試合。急遽、サッタリ(イラン)がターザンとの王座決定戦を行うことに。

僅か1分4秒! 壮絶なダウンの応酬とKO劇

最初のダウンはサッタリの右フック

開始早々前蹴りとパンチの攻防を繰り広げる両者。最初のダウンはサッタリの放った右フックがターザンの左顔面をとらえ、いきなりダウン。更に圧を掛けながら前蹴りとパンチでターザンを追い詰めるも・・・。

試合を決めたターザンの左ストレート

チャンスとばかりに攻め続けたサッタリだったが、試合を決めたのは、1分4秒のターザンの重い左ストレート。壮絶なダウンの奪い合いを制したターザンは、「もしもし~! ターザンのパワーを見ていただけましたでしょうか?ダウンして焦りましたがKOで勝つことができました」とチームと共に喜びを爆発させた。

新旧 K-1 WORLD GPクルーザー級王者によるフェイスオフ

鼻骨骨折で王座を返上したリュウ・ツァーもリングにあがり、新王者ターザンを祝福すると共に、「今回は怪我で残念だったが、次回ターザンとベルトを懸けて闘いたい。必ず日本に戻ってきます」と対戦要求。次回ベルトを懸けた熱い対戦に目が離せない。