俳優の藤原竜也(42)が12日、都内で行われた舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」総観客数100万人突破記念イベントに登場。「ルーモス!」の呪文で東京タワーに光を灯した。

小説ハリー・ポッターシリーズの最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターと息子アルバスの親子関係を描いた舞台。その初代ハリー・ポッター役を演じた藤原竜也が、舞台のロングランの秘訣について、閉幕したばかりのオリンピックについて、19年後の自分について、質問に答えた。

2年間で100万人動員となったロングランに「すごいことだと思う。観客の皆さんに支えていただかなければ成立しないことなので、あらためて数字を聞いてみると多くの人たちに支えられてここまでやってきているしありがたいことだと思います。」「開幕当初は本当に知らないことだらけで、稽古も未知の領域に足を踏み入れる感じでしたが、多くの方に受け入れてもらえて嬉しい。」 また、「(東京タワーの)点灯式は人生の中でなかなか経験できることではないので楽しみです。」と続けた。

自分の19年後どうなっているかを問われ、「60歳ですか。19年後、もう一度東京タワーの点灯式に呼んで頂けるようなインパクトの強い作品に出ていられたらいいな。」と抱負を述べた。

舞台がロングランであることに絡め、自身が長期間続けていることは何かと聞かれ、「毎年舞台に立たせてもらっていますが、食事も含めた日々の体調管理に気をつけてますね。健康管理ですかね。20代30代は若さで突っ走ってきましたが、40超えてくると色々なところが痛かったりもしますし。これからも健康に気をつけながら演劇に向き合っていきたいですね。」と役者としてのストイックさを垣間見せた。

100万人突破したことにちなみ、今後ご自身が突破したいことはあるかと問われ、「基本突破したいことはありません!先のことをあまり考えず目の前の作品に集中する。撮影であればワンシーンワンシーンを良いものにする、舞台であれば日々の稽古を経て良い初日を迎える、目の前にあるものに対して突破していきたいという気持ちを持っています。」と仕事への向き合い方を語った。

パリオリンピックでは多くの日本人がたくさんの偉業を成し遂げましたが、特に注目した競技を聞かれ、バスケットボール、卓球、マラソンややり投げを挙げながら、元卓球選手の石川佳純さんのインタビューぶりに感銘を受けた様子。「(レポーターは務まらないかもしれないけれど)次は現地へ行って応援したいな」と話した。

点灯の瞬間を見逃してしまったことを残念がりながらも、最後はカラフルに彩られた東京タワーを背景に満足げな表情を見せた。

ダブルキャスト 平方元基 吉沢悠 インタビュー

○日程:ロングラン上演中(2025年2月までのチケット販売中)
○会場:TBS赤坂ACTシアター
○上演時間:約3時間40分、途中休憩あり ○特別協賛:Sky株式会社/With thanks to TOHO
In association with John Gore Organization