ラグビー日本代表として長年活躍するリーチ マイケル選手が10月1日、カンタベリーとのパートナーシップ契約締結記者会見に出席。約20年にわたるブランドとの縁を振り返り、次世代育成や“日本代表の裏合宿”構想を披露した。さらに「死ぬまで現役かな」と語り、競技の先も見据えたラグビーへの思いを明かした。 株式会社ゴールドウインが展開するラグビーブランド「カンタベリー(canterbury)」と、東芝ブレイブルーパス東京に所属するリーチ マイケル選手が10月1日、パートナーシップ契約を締結。同日、東京・北青山のゴールドウイン東京本社で記者会見が行われた。 今回の契約は、競技活動のサポートにとどまらず、ラグビーの魅力発信や次世代育成などを通じ、両者がともにラグビーの未来を創出していくことを目指すもの。リーチ選手は「パートナーシップ契約できたのは本当にうれしい。今後さまざまな活動だったり、商品のフィードバックをしたり、子どもとのふれあいとか、いろいろ一緒にやるのをすごく楽しみにしています」と期待を寄せた。 高校2年生から約20年「丈夫で長持ちする」 ブランドへの印象を聞かれると「丈夫ですね。本当に丈夫で長持ちする」と即答。「初めてカンタベリーの商品を着たのは高校2年生の時だった」と明かし、そこから約20年にわたりカンタベリーの商品を着用してきているという。さらに、自身がニュージーランドのカンタベリー州で生まれ育ったことにも触れ、「カンタベリーとのつながり、縁があって。今回カンタベリーと一緒にタッグを組んで、とても運命的な出会いかなと思っています」と語った。 「日本代表の裏合宿」構想を明かす 今回の会見で、リーチ選手が繰り返し口にしたのが、日本ラグビーの未来と次世代への思いだった。 「子どものこととかもずっと考えていて」と話す一方、個人だけで活動することには限界があるとし、カンタベリーと協力することで「ネットワークも強いし、準備も一緒にできたら一番効果的」と説明した。さらに、今後実現したい具体的なアイデアとして明かしたのが、『日本代表の裏合宿構想』について。 「日本代表の活動期間中、代表から外れた選手らに長いオフ期間が生まれるケースがあるが、日本代表の裏合宿を作って、コーチ、そしてカンタベリーさんとも協力して、そういう合宿ができたらいいなと思っています」と提案。リーグワンや大学の選手を集めた1週間程度のキャンプのアイデアを提案した。 さらに、大学生だけでなく高校生、小学生まで対象を広げたプログラムも思い描く。現役トップ選手として得てきた経験を、次の世代へつないでいく。その構想をカンタベリーとの新たなパートナーシップで形にしていきたいと強く語った。 100キャップ目前も「一つの通過点」 日本代表通算100キャップ到達が近づいていることについて問われると、まず代表に選ばれることが前提とした上で、「僕的にはそこまで意識してないんですけど、達成できた時はものすごくうれしい思いになるかなと思います」とコメント。続けて、「強い日本代表を作ることが一番先。100いったら一つの通過点だと思って、まだまだ頑張っていきたい」と、先を見据えた。 W杯1年前「運命的なことかな」 会見が行われた10月1日は、ワールドカップを1年後に控える節目の日でもあることに対し、「この日に、ワールドカップ1年前に発表しているっていうのは、運命的なことかなと思っています」と語り、まずは秋の戦いで結果を残すことに集中する姿勢を示した。 その一方、今後どれほど長くラグビーに関わっていきたいかと問われると、返ってきた言葉はリーチ選手らしいものだった。 「死ぬまで現役かなと思っています」 現役を退いた後もトレーニングを続け、子どもたちと触れ合う際にも、自ら体を動かして伝えられる存在でありたいという。約20年にわたって身につけてきたカンタベリーと、新たに正式なパートナーとしてタッグを組んだリーチ選手。トップレベルで勝つことを追求しながら、その経験を次の世代へつなぐ新たな挑戦が始まる。