2月8日(日)、国立代々木競技場第二体育館で行われたK-1スーパー・バンタム級で、金子晃大と大久保琉唯が再戦。大久保の契約体重1.3kgオーバーにより減点および特別ルールが適用される中、試合は延長にもつれ込む激闘に。延長の末、大久保が判定勝利を収めたが、規定により試合はノーコンテスト。試合後の大久保選手のインタビューを紹介する。

金子選手への思いを問われると、「こんな状況の中で試合を受けてくれてありがとうございます。試合では、やってきたことは少し出せたかなと思います」と切り出した。
一方で、自身のコンディションについては率直に振り返る。「全部言い訳にはなってしまうんですが、2月頭にインフルエンザに感染しました。そこまでは調整も体重もうまくいっていたのですが、回復しきれなかった。減量中でもあり、思うように食事ができず、体も動かせず、計量オーバーという形になってしまいました」。

さらに過酷な状況も明かした。「3回目の半身浴に向かおうとした際、体が痙攣してしまった。救急車を呼べば試合がなくなるかもしれない、これまでの努力が無駄になるかもしれないという思いもありましたが、それでも親が救急車を呼びました。点滴を打たなければ危険な状態だったため処置を受け、計量に臨みました。どんな形であっても言い訳になってしまう。これに関しては反省しています」と語った。

「体への心配はなかったか?」との質問には、「頭も痛かったし、正直、前日の夜は不安で眠れませんでした。いろいろなことを考えすぎてしまった。ただ、こんなところで負けてはいけないという思いと、正直“死んだら死んだで”という覚悟で翌日に臨みました」と胸中を明かす。

今回の一件でSNS上に寄せられた反応についても言及。「アンチコメントに関しては、自分が蒔いた種だと思っています。他の選手をあおったり、注目を集めるためにやっていた部分もあるので、反省すべき点はある。ただ、開き直りではありませんが、『落ちるところまで落ちたので、好きなようにやる』という気持ちもあります」。

そして最後に、「ファンの皆さまには温かい言葉を頂いて救われました。ありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくり、そこには強い覚悟がうかがえた。