女優の山田愛奈(27)が、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ「仮面の忍者 赤影」(毎週日曜 深夜0:10〜 ※関東ローカル・一部地域を除く)に出演する。山田が演じるのは、“黒影”を名乗る謎の女・百合。静かな強さを秘めたキャラクターで、物語に深い陰影をもたらす重要な役どころ。

原作は、「鉄人28号」「三国志」「魔法使いサリー」などで知られる漫画家・横山光輝氏の人気作「仮面の忍者 赤影」。1967年に実写化され“伝説の特撮時代劇”として知られる。本作では、監督・三池崇史と主演・佐藤大樹によって新たなヒーロー時代劇として再び実写化。 「赤影」と呼ばれる飛騨の忍者が、「青影」ら仲間と共に奇想天外な忍術を用いて怪獣や悪の忍者集団と激闘を繰り広げる物語。

出演が決まったときの心境について「長年多くの方に愛されてきた作品に参加できることが本当に嬉しかったです。私が演じる黒影は前作では描かれなかったシーンが多いと聞いていたので、台本が届くのをワクワクしながら待っていました。」

撮影初日は“百合”としての穏やかな家族シーンからスタート。そこから一転、“黒影”として復讐に生きる女性を演じる、感情の振れ幅の大きい役どころ。「幸せな時間を撮った後だったので、自然と気持ちを切り替えることができました。」と語った。

忍者役は初挑戦。アクションシーンの多い本作に向けて、撮影前から殺陣を学んだという。「基礎から教えてもらったのですが、頭では理解しても体がついていかない瞬間も多くて…。それでも、周りのキャストの皆さんの足を引っ張らないよう“とにかくやるしかない”という覚悟で撮影に挑みました。」

人見知りだという山田が、共演者の中で特に仲良くなったのは闇姫役の山本千尋だった。「男性キャストが多い現場ではつい息を潜めてしまうタイプなのですが(笑)、千尋さんが分け隔てなく話しかけてくださって、一気に心がほぐれました。ニコニコと自然に話しかけてくれる千尋さんの、鋭い観察力と細やかな気配りには、現場で何度も救われました。撮影期間中には、TAKAHIROさんが名付け親になった保護猫の“しょうがくん”を、千尋さんと一緒によく可愛がっています。」

これまでは“私生活にまで役を引きずってしまうタイプ”だったという山田だが「黒影は私生活には落とし込めないほど強さのあるキャラクターで…。今回は不思議と、きちんと割り切れているように感じています。」と心境の変化を明かす。 さらに、「撮影前までは髪色が明るかったのですが、黒影としての見た目の強さと凛々しさを保つために、髪を黒く染め、前髪の“絶対領域”もキープしています(笑)」と、こだわりの役作りも語った。

黒影は“謎めいた”印象を持つが、自身との共通点について尋ねると「冷たく見られがちで、近づきにくいと思われるところでしょうか。私も周囲には無口そうとか近寄りがたいと思われがちです。でも実際は、緊張しているか真顔なだけで、打ち解けるとすごく話すタイプなんです。」一方で、黒影の持つひとつのことに全力を注ぐ性格は、山田自身とは正反対だという。「色々挑戦はするのですが、どれも続ける前にやめてしまうことが多くて…。唯一続けているのはピラティス、筋トレ、そして愛犬との時間です(笑)。」

最後にドラマの見どころについて「さまざまな人間模様や迫力のあるアクションシーンが、人と人との想いによって色や形を変えながら、巧みに描かれています。隠された過去や秘めた想い、そして強い熱量。『仮面の忍者 赤影』をぜひ最後まで楽しんでください!」

山田愛奈プロフィール

1998年9月6日生まれ、新潟県出身。高校1年生時に表紙を飾った「新潟美女図鑑」が話題に。以降、「モスバーガー」「ポカリスエットゼリー」「Cygames」などに出演し注目を集める。雑誌『non-no』専属モデルを経て、映画「最低。」(2017)のメインキャストに抜擢され女優デビュー。Netflix「今際の国のアリス Season2」映画「ダンシング・マリー」NHK大河ドラマ「光る君へ」などにも出演し、注目度が高まっている。