2024年10月3日(木)都内にて、「ベストフォーマリスト」授賞式が開催された。高い品格と将来性、話題性がありフォーマルウェアを素敵に着こなす著名人に贈られる賞であり、第22回ベストフォーマリストに選ばれたのは、女優の吉岡里帆と元サッカー日本代表の内田篤人のお二人。

冬生まれで凛とした気持ちになることが出来る冬が好きという吉岡里帆さんはこのドレスを、これからやってくる「雪の結晶のような感じ」がして、季節感を先取りするようで気に入っていると喜びを表した。また、ドレスアップした場所で気をつけることを問われ、「コケないこと」と会場を沸かせた。

さらに、内田篤人さんのエスコートに関しては、「裏で、こういうところは慣れてないから笑っちゃうんだよね」と緊張をほぐすような気遣いをしてくれて、かわいらしいというかチャームングな方だなと。おかげで、とても楽しく歩かせていただきました。内田さんの温かな気配りには本当に感激しました、と微笑みながら振り返った。

吉岡里帆ドレス

株式会社東京ソワールが手掛け、オートクチュールからスタートした技術を惜しみなく注いで作り上げたオリジナルの1着。しなやかで凛としたイメージと透明感が引き立つようにエレガントに仕上げた。デザインは、デコルテや肩のラインの美しさが際立つオフショルダーのディーテール。胸元からボディにふんわりとまとまったドレープ布がクラシカルで上品な印象を醸し出します。ウエストから流れるようなAラインのシルエットはとても優雅。バックスタイルはロングトレーンの演出で華やかさとラグジュアリー感をアップした。

内田篤人タキシード

ブランド創設25周年を迎えたファッションテーラーのパイオニア「麻布テーラー」のオーダータキシード。数あるモデルの中からクラッシーアドバンスモデルをセレクト。ジャケットのウエストポイントが高くシェイプされたモードテイストが特徴。

奥様から「今日はデレデレしないこと。吉岡さんをしっかりエスコートしてきなさい」と背中を押されて家を出てきたという内田篤人さん。ユニフォームとジャージで過ごす時間が多かったと現役時代を振り返りつつ、タキシードを纏う姿は優雅で、ベストフォーマリストに選ばれたことが納得できるほど洗練されていた。

日本フォーマル協会

日本フォーマル協会 小泉純一 理事長は、「48周年を迎えた当協会、コロナで3年程中断もありましたが、2000年から始まったベストフォーマリスト賞もおかげさまで21回目ということで、本当に感謝申し上げます。話は変わりますが、フォーマルの装いというのは、相手を思いやる気持ちの表れだと思います。皆さんがフォーマルを着用する機会が増えることで日本が明るく元気になるよう盛りあげていきたい、それを期待しつつフォーマルの発展を進めていきたい」と述べた。

日本フォーマル協会は、一般消費者にフォーマルウェアの国際的ルールとマナーを普及啓蒙することを目的として1976年に創設されました。以来48年間にわたり会員の皆様のご協力を得て様々な活動を行っております。(会員/2024年5月現在59社) 
一般社団法人 日本フォーマル協会
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