2023年10月に開催された「Today’s Woman Japan Plus Size Beauty Contest 2023」にて、見事グランプリに輝いたSophisticated Class(18~39歳)のYasueさんとElegant Class(40歳以上)のYukariさん。BPMは、お二人の大会に懸けた想い、グランプリを受賞してからの心境の変化、そして今後の夢を聞いた。

2023年10月9日、代々木山野ホールにてプラスサイズの輝きを称える「Today’s Woman Japan Plus Size Beauty Contest 2023」が開催された。この大会に向け、個性溢れる魅力的な女性たちが様々な想いを抱き努力を積み重ねた。3度目の挑戦で見事Elegant Classのグランプリに輝いた女優のYukariさんは、職業への偏見をスピーチテーマに掲げ、「Today’s Womanは、あらゆる職業や年代の女性が心の美しさを披露できる場であり、多様性を受け入れ共に輝く機会を平等に与えてくれるコンテストである」と、多様性が求められる社会にメッセージを発信した。また、社会福祉施設を運営するSophisticated ClassグランプリのYasueさんからは、児童福祉デイサービスを運営する中で芽生えた将来の夢が語られた。お二人の言葉には、常に挑戦し続けようとする強い意志と力強さだけでなく、周りを温かくしてしまう包容力と優しさがあった。

ー グランプリに選ばれ2か月が経ちますが、どのような日々をお過ごしですか?

Yukariさん:このようにインタビューで受け答えをしていると、自分がグランプリを獲得したんだという実感が湧いてきます。また先日、友人が主催したプラスサイズの撮影会に参加したのですが、私がToday’s Womanのグランプリだということを知り、参加者の中から5名ほどが、自分も大会に出てみたいと言ってくれました。これからはアンバサダーとして大会を紹介し、私の経験を皆さんに共有したいと思っています。

Yasue さん: グランプリを獲得しSNSで投稿した際に、ほんとうに沢山のメッセージを頂き嬉しかったです。1か月後に、改めて大会報告に関する投稿をすると、直接面識のない方々から「おめでとう」「きれいだった」と祝福のメッセージを頂き、SNSの反響の大きさに驚かされました。

ー お二人はなぜこのコンテストに出場されたのですか?

Yukariさん:「Today’s Woman」は、全ての人に平等なチャンスを提供してくれているコンテストだと感じ、過去3回全ての大会に参加しました。その中で、外見の美しさだけでなく自信(という内面の美)も重要なポイントだと学び、自らの内面を表現する方法を模索し挑みました。

Yasueさん:第1回大会に出場した友人からの勧めがきっかけでした。また、私は自営業を営んでおり、なかなか自分のための時間が取ることが難しかったので、この大会が自分を見つめる良い機会なればとの思いから参加を決意しました。私はスピーチに課題を感じていたのですが、克服することが出来ました。

ー 大会に向けて準備したことについてお聞かせください。

Yukariさん:1回目の出場では、正直「ルッキズム」と言いますか、外見に関する努力を徹底して行いました。しかし回を重ねるうちに、所作や他人への接し方、エレガントな立ち居振舞い、さらには自らが醸し出す内面(自信)がいかに大切かを実感するようになりました。そのため、自分の内面を表現するべく、ミス・スプラナショナルなど他の大会に行くなど、自分なりに研究し試行錯誤を繰り返しました。

Yasueさんご提供:舞台裏でのひと時

Yasueさん:先ほど少し触れましたが、スピーチです。今回2度目の挑戦でしたが、前回はネイルや美容など外見の美に磨きをかけて臨むことができましたし、私はプラスサイズモデルをしていることもあり、ウォーキングや立ち振る舞いには、ある程度の自信がありました。しかし、スピーチには苦手意識があり、Yukariさんからの愛の喝を頂戴しながら自分の内面を表現することに取り組みました。スピーチでは13年前に幼くして亡くなった私の子供の話をしましたが、改めて自分と向き合うことができたと感じています。

ー 大会の印象についてお聞かせください

Yukariさん:自身の個性を大切にし、自己提案ができる出場者がとても多かったように感じています。誰かがやるから私もやるのではなく、解決力を既に持ち合わせている人たちの集まりでした。2度目に出場した時には、1度目の経験を皆さんに共有することもあったのですが、3度目となる今大会では自分の見せ方を分かってらっしゃる方が多かったという印象があります。

Yasueさん:皆さん個性が強く、スピーチが素晴らしく圧倒されました。正直、この人たちが優勝しても良いと思えるような気持ちにさせられました。

ー 自分の中での変化はありますか?

Yukariさん:実は、私は人前に出たり話すことが苦手でした。しかし、Today’s Womanを通じて人前で素直に話せるようになりました。その大きな理由は、私が何を話しても受け入れてくれる年齢や職業の違う仲間とのフレンドシップがあったからだと思います。

Yasueさんご提供:舞台裏でのファイナリスト

Yasueさん:大会に参加することで、自分のための時間を作り、自分を見つめ直すことができるようになったと思っています。また、元々おしゃべりな方ではあるのですが、スピーチで自分の経験を共有することが出来るようになり、「伝える」ことの大切さなど前向きな変化を感じることができました。

ー グランプリのタイトルを活かして今後やってみたいことをお聞かせください。

Yukariさん:3年前から構想を練ってきたのですが、プラスサイズの人たちが抱える課題に焦点を当てた下着やファッションブランドを立ち上げたいと思っています。また、アンバサダーとして撮影会などの企画イベントにも参加していきたいと思っています。

Yasueさん:外見だけでなく、心のサイズを重視し、自信のない人々に寄り添うようなメッセージを届けたいと思っています。また、BODYポジティブな活動やワークショップを通じて、多くの人に影響を与えることが出来たら嬉しいです。

ー 休みの日の過ごし方や自分磨きについてお聞かせください

Yukariさんご提供:真剣な表情で旅行プランを立てるYukariさん

Yukariさん:私は、とにかく旅行が好きで旅行先やイベントの情報収集が趣味です。ネットや観光マップを時間をかけて眺めたり、次はどこに行こうかとあれこれ想像を膨らませてはワクワクしています。また、時間をかけずに、1点集中でお手入れする「時短美容」も日々楽しんでいます。

Yukariさんご提供:心待ちにしていた旅行当日。出発ゲートにて!

Yasueさん:私は、料理が好きで、無農薬やマクロビを取り入れ料理に工夫を凝らしています。また最近は、韓国料理にはまっていて、漢方を料理に取り入れることもしています。

ー 2024年、更にはその先の展望についてお聞かせください。

Yukariさん2024年の目標は英会話の上達です。オーストラリアに2年滞在していたこともあり、ある程度の英語は話せるのですが、スティーブンが話していることを、他の人に伝えることができる(通訳できる)レベルになりたいと思っています!長期目標としては、プラスサイズのファッションブランドを立ち上げることで、夢を実現したいと思っています!

Yasueさん:多様な人々が楽しめるイベントを企画し、皆が楽しく交流できる場を提供したいと思っています。将来的には、資金面や人の力も必要ですが、障がい者と健常者が互いの違いを理解しながら寛ぐことのできるカフェを立ち上げたいと思っています。イメージとしては、古民家風のカフェです。

ー 最後に、これからTodays Womanを目指す皆さまにメッセージをお願いします!

Yukariさん:コンテストには、勝ち負けがあるのは当然です。しかし、Today’s Womanでは、それ以上に素晴らしい友情を手に入れることが出来ます。最初から諦めずに、挑戦してほしいと思います!

Yasueさん:大人になってからの挑戦は恥ずかしく感じることがあるかもしれません。ですが、楽しむことが優勝への近道です!自分を信じて是非挑戦してみてください!

Today’s Woman 発起人であり、エクゼクティブ・ディレクターのSteven A. Haynes 氏とオペレーション・リーダーのSusumu氏に大会の振り返りを聞いた。

ー Stevenさん、今大会の感想をお聞かせください。

Stevenさん:大会史上最長の6時間に及ぶステージとなりましたが、今大会のコンセプトであるDISCO(Diversity, Independence, Smile, Confidence, Opportunity)の全てが表現された、私にとって特にお気に入りの素晴らしい大会だったと思っています。グランプリが発表された時、私の鼓動が高鳴りました。なぜなら、私の知る彼女たちは、コミュニケーションを通してDISCOを体現し、喜びに変えている2人だったからです!

ー 来年の抱負をお聞かせください。

Stevenさん:私は、毎年バケットリスト(生きているうちに自分がやりたいことリスト)を書いています。すでに来年のバケットリストも用意してあります。内容は、「世界に愛を広め、今まで行ってきたことを凝縮させ、更に深く “愛” に焦点を当てること」です。今大会の運営に尽力してくれたSusumuにも、大会の感想を聞いてみてください。

ー Susumuさん、大会の運営お疲れ様でした。実際に近くで皆さんを見てきたSusumuさんですが、今回の大会の印象をお聞かせください。

Susumuさん:Today’s Womanのコンテスタントが、皆さんフレンドリーであることが印象的でした。皆さんとのやり取りを通じ、このような素晴らしいコンテストとコンテスタントを絶対に絶やしてはならないと思いました。また、この大会を運営するStevenも居続けなくてはならない存在だと強く思います!

Yukariさん、Yasueさん素敵なお話をお聞かせくださりありがとうございました。Today’s Woman 2023は、友情と喜びに満ちた大会テーマである「DISCO」の世界観が広がる特別な場となりました。これからも、Today’s Womanは新たな物語を紡いでいくことでしょう。BPMは、今後のToday’s Womanも追いかけていきたいと思います。

Today’s Woman 公式ホームページは、コチラhttps://www.todayswoman.com/です。