ファイナリストが学んだ講座「お花から学ぶ美意識と感性」

第54回ミス日本コンテスト2022 勉強会3日目の講義となる「お花から学ぶ美意識と感性」の講師を務めたのは、華道家元 池坊華道 教授 桶澤達也氏。「西暦538年から続く生け花の歴史」「立花・茶花・生花・自由花などの 生け花のスタイル 」「お花の基本」について解説した。ファイナリストは「花器の使い方」「ハサミや剣山の使い方」「空間・余白の表現について」「自分の感性を信じて自由にアレンジすることの重要性」を学び、自由な発想で個性を活かした生け花を生けた。

用意された花材は、木いちご(ベビーリーフ)、かすみ草、コスモス、トルコキキョウ 、りんどう、ヒペリカム、 スターチスの7種類。同じお花を用いて、自由な発想で生けることとなった。生け花の経験者である西園寺可蓮(さいおんじ・かれん)さんは、「生け花を通して、いろいろな思いや情景・景観を大切にしながらバランスを考え、生けるのは大変だったのですが、華道部に所属していた経験もあり、お花を生けるのは楽しいと改めて感じさせられました」と感想を聞かせてくれた。また、生け花は初挑戦だったという佐藤梨紗子(さとう・りさこ)さんは、「もともとお花が好きでフラワーアレンジメントはやっていたのですが、生け花は今回が初めてでした。配置や構図、長さの調節など難しいところもありましたが、今後も挑戦してみたいと思っています」と話してくれた。

ファイナリスト12名は、それぞれが掲げたテーマを軸に思い思いの生け花を真剣に完成させた。桶澤氏の手ほどきのもと、お花から美意識を学び、感性を磨いた全員の表情は清々しくもあり誇らしくもあった。今回の勉強会で、ファイナリストはさらに内面の美を磨いたようだ。

次のページは、12名のファイナリストが自由な発想で心を込めて生けたお花 全員のお写真を一挙公開!河野瑞夏(こうの・みずか)さん守田栞(もりた・しおり)さん、属安紀奈(さっか・あきな)さん