京都芸術大学は、完全オンラインで「音楽」制作を学ぶことができる芸術学士課程『音楽コース』を2026年4月に開設する。それに先立ち2025年7月12日 記者発表会が開かれ、作詞家の秋元康、工藤大輝(Da-iCE)、三浦大知、SWAY(DOBERMAN INFINITY)/ Night Tempo / 松隈ケンタ / 宅見将典 / 三宅彰 など豪華講師陣が紹介された。

工藤大輝(Da-iCE)

「学生のみなさんの創作活動のヒントにつながるようなことをお伝えできたら作家冥利につきるのかな。自分も楽しみながら未来に貢献できるように頑張っていきたい。」

5人組男性アーティストDa-iCEのパフォーマー兼リーダー。
作家としても作詞・作曲を手掛け、Da-iCEやその他アーティストへの提供も多数行う。作詞した『CITRUS』では「第63回日本レコード大賞」を受賞。作詞・作曲した『スターマイン』は「第64回日本レコード大賞 優秀作品賞」を受賞。作詞した『I wonder』では「第66回日本レコード大賞 優秀作品賞」を受賞した。

SWAY(DOBERMAN INFINITY)

「自分も勉強中ではありますが、ヒップホップやラップはより個性を出しやすいものだと思うので、僕の20年以上やってきたこの世界を皆さんに少しでも分かりやすくお伝えできるよう、そして皆さんの個性を引き出せるような授業ができればと思います。」

2014年6月に結成された4MC+1Vocalの男性5人で構成されるグループ「DOBERMAN INFINITY」のメンバーとしてMCを担当。グループ以外にも「HONESTBOYZ®」にも参加、ソロとしても世界的HIP HOPレーベルのDef JamRecordingsと契約、さらには俳優・モデル・デザイナーなど多岐に渡り活躍の場を広げている。

Night Tempo

80’s Japanese Pops をダンス・ミュージックに再構築したネット発の音楽ジャンル「フューチャー・ファンク」のシーンから登場した韓国人プロデューサー兼DJ。米国と日本を中心に活動。竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をリエディットしてネット中心にバイラル・ヒット、昨今のシティポップ・ブームへと繋がった。昭和ポップスを現代にアップデートする『昭和グルーヴ』シリーズを2019 年に始動し、これまでに20タイトルを発表。今注目の海外アーティストの1 人。

宅見将典

グラミー受賞アーティスト/作編曲家
2023 年、第65 回グラミー賞にて、ソロアルバム”SAKURA”が「最優秀グローバル・ミュージック・アルバム」を受賞し、日本人として初めて同部門を受賞する快挙を達成。2年後の2025年には、第67 回グラミー賞にて、ソロシングル“KASHIRA”が「最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス」にノミネート(共にMasa Takumi 名義)。現在も様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースと共に、映画「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯」などの劇伴音楽も精力的に手掛けている。

松隈ケンタ

「AIで色々なものが創れる時代が来ているといわれていますが、音楽を創ってきた身としては、負けるわけにはいかない。音楽最前線で活躍する先生方とともに人間が創る音楽、芸術作品を創れる人間を育てていきたい。」

1979年生まれ。福岡県出身。2005年、ロックバンドBuzz72+のギタリストとしてavex traxよりメジャーデビュー。2011年、音楽制作集団スクランブルズを発足。J-POPに本格的なロックを取り入れることに定評があり、BiSデビュー以降は、アイドルミュージックの根底を覆すエモーショナルなロックナンバーを量産。近年のアイドルがロックを歌うムーブメントに大きな影響を与えたパイオニアでもある。

三宅彰

1979年明治大学卒業後、東芝EMIに入社。制作一筋に30年以上、EMI MUSIC JAPAN邦楽取締役に就任。EMIの全盛期にプレイング・マネージャーとして活躍後、独立。宇多田ヒカルのデビューより全作品のプロデュース、ボーカルディレクションを行う。吉井和哉「みらいのうた」、ももすももす全作プロデュース。ボーカルディレクションとして、米津玄師「Lemon」「感電」「ピースサイン」など多数、菅田将暉「まちがいさがし」、嵐「カイト」、Foorin 「パプリカ」、吉岡聖恵「夏色のおもいで」、HANDSIGN「僕が君の耳になる」等を手がける。

京都芸術大学通信教育部

1998年開設。「藝術立国」を理念とし、会社員、主婦、定年後など、あらゆる立場や職業の人々が、北海道から沖縄、海外からも集う、日本で初めての4年制の通信制芸術大学。社会人にとって学びやすい学習用Webサイト「airU(エアユー)」を整備し、時間や場所を選ばずに学ぶことができる仕組みを整えている。また、20年余りの実績を持つ細やかな添削指導も特長の一つ。2024年度学生数は、私立大学通信教育課程で最大数となっている。
学科編成:5学科19コース(芸術教養学科、文化コンテンツ創造学科、芸術学科、美術科、環境デザイン学科) 在籍者数:17,586名 ※通信教育部芸術学部 正科生、2025年5月1日現在