BPMは、フィリピンマニラにて 2019年9月21~26日の期間で開催されたミセス・グランド・ユニバースに出場し、大会アンバサダーに任命された大坪瑠実さんと日本代表で世界大会でグランプリを受賞された 浅井香葉子さんに大会後の心境などを聞きました。

大会アンバサダーに任命された大坪瑠実さんにコンテストの魅力と今後の活動について聞きました!

大会アンバサダーに任命された大坪瑠実さん 撮影: 木村武志

BPM:なぜ、ミセスコンテストに挑戦しようと思われたのですか?

大坪さん:若い頃から年齢という「数字」に怯えて過ごして来た私は、年齢を重ねることが怖くて怖くてたまりませんでした。仕事でも大した結果を残せていない若いだけの私が、その若さを失ったらもう何も残らないと本気で思っていたんです。 だけどこの歳になると、年齢を重ねても自分次第で楽しいことはどこにでもあって、刺激的なことはまだまだ溢れ、自分を認めてくれる人はあの頃よりもずっと増え、一緒に笑ってくれる人もたくさんいるということが分かります。だから今もし歳を重ねることに怯えているあの頃の私のような若者がいたら、歳を取るのも悪くないよってことを見せてあげたいと思ったんです。逆に年齢でいろいろなことを諦めている同世代の方たちにも、まだまだ諦めないで欲しいというメッセージも伝えたかった。世界大会は、何かに苦しんでいたり迷う人たちにパワーやエネルギーを届けるため、私が選んだ手段なのかもしれません。

大坪瑠実さんと世界のミセスたち 撮影: 諸橋美緒

BPM:これからタイトルを活かしてどのような活動をしていきたいですか?

大坪さん:本業のフリーアナウンサーという仕事を活かし、世界での経験を「話す」ことでシェアしていけたらと思っています。ミセスグランドユニバースの目的は、女性の社会的地位の向上やDV撲滅です。私の経験を話すことで女性支援に繋がるような講演活動をして行けたら嬉しいです。また、私がアジア代表を手に出来たコミュニケーション術も、セミナー講演やトークショーなど、やはり「話す」ことで伝えていきたいです。

平山佐知子参議院議員 を表敬訪問するおふたり©BPMビューティーページェントメディア

BPM:40代以上の女性がイキイキと活躍するために何かアドバイスはありますか?

大坪さん:先日表敬訪問した平山佐知子参議院議員は、実は私のアナウンサー仲間でした。当時は、さっちん( 平山参議院議員 )が国会議員になり、私がアジア代表として公式訪問する日が来るなど、これっぽっちも想像していませんでした。人の人生なんていくつになっても先は分からないという事を改めて実感しました。

何かをしようとする時の小さな一歩には、大きな勇気がいるものです。 でもその勇気さえ出せれば、もしかしたら描いてもいない未来が待っているのかもしれません。少なくとも私の小さな一歩の先には、思ってもいなかった「世界」と言う大きなステージが待っていたし、さっちんには「国」と言う大舞台が待っていました。誰もが、踏み出す一歩で全てを変えられるはずです。必要なのは、いくつになってもチャレンジする勇気を持ち続けることだと思います。

世界大会でグランプリを受賞した浅井香葉子さんに大会の思い出と今後について聞きました!

世界大会でグランプリを受賞された 浅井香葉子さん 写真:浅井さんご本人ご提供

BPM: 大会では、様々なイベントがプログラムとしてあったと思います。一番思い出深い体験をお聞かせください。

浅井さん:フィリピンの児童施設  “ Tuloy sa Don Bosco Street Children Village” に訪問したことです。フィリピンではストリートチルドレンの数が世界的にみても多いそうです。そのような環境のなかで、物乞いやスリなどの犯罪行為も生きていく為に必要なことだと知りました。施設にいる子供達ももともとストリートチルドレンだったそうですが、環境と教育と愛情を受けた彼らの目はキラキラと輝いていました。

世界大会でグランプリに輝いた浅井香葉子さん 写真:浅井さんご本人ご提供

BPM: この大会を経て今のお気持ちをお聞かせください。

浅井さん: 大会では自分が世界にどう役立てられるのか自分の軸となる思いに向き合う日々でした。年齢、性別、人種も関係ない誰もが輝く存在であることを世界に伝えたいという思いが私の原動力となりました。コンテストはただ美しさを競うものではありません。世界の問題にどう向き合い何ができるかをえ、国の代表という影響力を活かし、国際貢献することがコンテストの意義となります。各国の代表達は本当に素晴らしい志を持っていて、様々な活動に取り組んでいます。世界の多くの問題を知り、私にできることをしていきたいと切に思った素晴らしい体験でした。

大坪さん、浅井さん、素敵なお話をありがとうございました。お二人は、日本を代表するミセスとして、大会ミッションである女性の社会地位の向上や、女性、子供への虐待撲滅を強く世界に訴えるために活動されます。