『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』の実写版ドラマの制作発表会見が都内にて開催され、W主演を務める、人気者のコスプレ大好きギャル・喜多川海夢役・永瀬莉子(ながせ・りこ)、海夢のクラスメイトで雛人形職人を目指す男子高校生・五条新菜役・野村康太(のむら・こうた)が登壇。累計1100万部を突破、次にくるマンガ大賞のコミックス部門(2019)、全国書店員が選んだおすすめコミック(2020)など漫画賞を続々受賞、アニメ作品も大ヒットを記録した注目作の実写版ドラマは、10月8日(火)からMBS/TBS ドラマイズム枠(MBS:毎週火曜24:59~/TBS:毎週火曜25:28~)で放送がスタートする。

永瀬莉子、野村康太 猛暑での撮影秘話を語る

ー オファーを受けた際の感想は?

永瀬莉子:原作は大人気だと知っていたので、不安がなかったかというとウソになりますが、愛らしく愛おしい海夢ちゃんを演じられることにワクワクしましたし、撮影に向けてしっかり準備して挑めたらなと思いました。

野村康太:大人気な原作のドラマ化にW主演として携わることができること、率直に嬉しいかったですし、プライベートでもラブストーリーやラブコメが凄く好きで、きゅんとするのが大好きなのですが、今度は自分が誰かにきゅんを与える側になるかと思うと楽しみで仕方ありませんでした。

ー 喜多川海夢を演じてみていかがでしたか?

永瀬莉子:海夢ちゃんはクラスのムードメーカーで皆を引き込む明るさを持っていて、想像以上にパワフルな子で底抜けの明るさを持っているので、撮影終わって家に帰ると抜け殻のようになることもありました。海夢ちゃんの台詞には、刺さるものがあって、自分の想いを真っすぐに伝えるのですが、台本を読んでいても自分に勇気をもらえることができ、前向きになることが出来ました。

ー 具体的にご自身に刺さった言葉で覚えているものはありますか?

永瀬莉子:「好きなことには全力で取り組むめばいいじゃないか!」という言葉です。

ー 役柄テンション高めでしたが、演じるにあたって意識したことはありますか?

永瀬莉子:普段は特別にテンションが高いわけではないので、今までの自分の殻を破ることができたかなと思います。

野村康太:新菜は、うぶで超がつくほど真面目で、雛人形が好きな役なのですが、自分自身今まであまり雛人形に触れる機会がなくて、携帯のロック画面を雛人形にしてみたり、鏡に向かって自分に役の設定を言い聞かせたりしてました。あと、こうみえて意外と人見知りで引っ込み思案なところもありつつ、周りを気にするところもあり、似ているところもありますね。

ー ギャル役はいかがでしたか?

永瀬莉子:朝の支度の段階からメイクも濃い目、ツケマをつけたり、カラコンをつけたり。あ、私コンタクトを今までつけたことがなくて、コンタクトをつけることに時間が掛っていたというところからのスタートでしたが、今では特技になるほど早くつけられるようになりました。メイクをするとギャルのスイッチが入り、現場では自然と海夢でいられたなと思います。

また、コスプレって凄く格好良いですよね。私はモデルをしていて、ポージングもやってきたのですが、コスプレのポージングって、モデルのポージングと少し違うところがあって、体幹を使うという印象があり撮影前に研究していました。

ー 最後にメッセージをお願いします。

永瀬莉子:私たちが演じた二人は高校生なのですが、学生時代とかその後の人生でも、好きなことを続けていいのかな、と迷った時などあるかと思いますが、そんな時に背中を押してくれるような言葉を投げかけてくれていて、好きなことを全力で続けていていいんだよ、と教えてくれるそんな作品となっています。また、コスプレもたくさんチャレンジしましたのでそこにも注目してほしいです。

野村康太:登場人物がみんな心の優しい平和で穏やかなコスプレラブストーリーとなっています。我々二人のかわいらしい掛け合いも温かく見守って頂けたら嬉しいです。この作品に癒されてほしいです。