世界大会での樋口千紗さん お写真 ご本人提供

レディ・ユニバース・ジャパンにて自身も日本代表を務めた経験からトレーニングや的確なアドバイスをコンテスタントに伝え、3年連続日本から世界大会入賞者を誕生させた樋口千紗さんに、コンテストの魅力やご自身の経験についてお話を伺いました!

Q: まずは樋口さんがナショナルディレクターを務めるレディ・ユニバースについて お話を伺えますか?

A: レディ・ユニバースは、私が初代日本代表として出場した大会です。大会のコンセプトは「HEALTHY BEAUTY」そして、大会を通して世界に「健康的な美しさと充実したライフスタイル」を発信していくことを目的としてコンテスタントがビューティーキャンプや任命期間活動します。 

樋口さんがナショナルディレクターを務めるレディ・ユニバース世界大会の1枚 お写真ご本人提供

Q: 樋口さんが日本代表として出場するきっかけは?

A: 私自身の出場のきっかけは別の大会に日本代表として出場していた際に、その大会を観覧していたオーガナイザーから直接スカウトされました。私のパフォーマンスを見て開催国ブルガリアの世界大会にて日本代表として出場してほしいとのお話を頂きました。2017年からは私がナショナルディレクターとしてオーデション形式で日本代表を決定し、今年から日本大会というコンテスト形式での大会をスタートさせました。

Q:  大会の特徴について教えてください。

A: ブルガリア人のオーガナイザーがモデル出身で、自身もコンテスタントであった経験から様々な角度からミスコンを経験し、その中でミスコンテストのあり方に疑問を感じたことがあったようです。体型が細身で身長が高く見た目が良ければOKというコンテストではなく、ヘルシーで世界に胸を張って推奨できるようなミスコンテストを開催したいというのが大会設立のきっかけだったと聞いています。このことから、コンセプトとして「ヘルシー&ビューティー」そして、「充実したライフスタイルの提案」という2つを掲げています。

Q: どのような方が、いままで日本代表として選ばれているのでしょうか?

A: 今までのオーデションではモデル、起業家、歯科助手、旅行会社のインバウンド担当者などです。私自身は、中学校の英語教師でした。

Q: 世界大会でもそのような様々な経歴を持つコンテスタントが集まるのですか?

A: そのような方たちもいましたが、世界大会では、モデルの出場者が多いように感じました。

Q: 実際に樋口さんは、大会に出場する前と後ではどのように生活が変わりましたか?

A: 私は、当初から起業することを決めていたので25歳~26歳の1年間で5つのミスコンに出場し、ある種の「ミスコン荒らし」のようになっていたのですが、大好きなミスコンでの実績を作って起業することを決めていました。ですのでコンテストの実績、日本代表として世界大会に出場したことは、今やっているビジネスに活かされていると思っています。

世界大会の審査員を務める樋口さん お写真ご本人ご提供

Q: 経歴やプロフィールがコンテストを通して華やかになり、仕事の幅が広がるということでしょうか?

A: やはり、ビジネスをする上で説得力があるということです。

Q: 今まで5つのコンテストに出場されたとのことですが、差支えなければどのようなコンテストに出場したかお聞かせください。

A: 最初に出場したのが、ミス・グランド・ジャパンです。日本開催初代のファイナリストとして活動しました。その後ミス・ツーリズムワールドで初めて日本代表に選ばれマレーシアで開催された世界大会に出場しました。そして現在ナショナルディレクターを務めるレディ・ユニバースの日本代表に続きます。他にはミス・スプラナショナルとミス・レジャーワールドにも日本代表として出場しました。

ミス・ツーリズム・ワールド日本代表の1枚 ご本人提供

Q: 思い出に残る大会やプログラムはありますか?

A: 各国の文化を伝えるためにナショナルコスチューム披露パーティーがあったりブルガリアの各名所を回る観光もありました。ナショナルコスチュームは、平和の象徴である折鶴を沢山つけた衣装を用意し扇子を使用しながら踊りを披露しました。

Q: 日本の評判はいかがでしたか?

A: 衣装や、折鶴などみなさん興味を持たれていました。日本に行ってみたい方や親日の方が多いのには驚きました。

Q: 他国のミスのみなさんとの思い出などはありますか?

A: はい。実は偶然なのですが私が別の大会で日本代表を務めていた際に一番仲の良かったコンテスタントがブルガリア代表でした。レディ・ユニバースの開催国がブルガリアということもあり、レディ・ユニバースの大会開催地ブルガリアに知り合いもコネクションも全くない私に、遠方から彼女が会場に駆けつけ声援を送ってくれたことが今でも忘れられません。

Q: 素晴らしい出会いだったのですね。数々のコンテストに出場された樋口さんとしては、どのような方にレディ・ユニバース日本大会に出場してほしいですか?

A: 私自身、161cmしか身長がないため、各大会で身長に関して色々なことを言われ続けていました。「その身長で大会に出れると思っているの?」「そんな身長しかないじゃない」などと、厳しい言葉を浴びせられることに。業界では170センチ以上ないと世界大会は無理と聞いたこともあります。ですので、身長が低くても出来る!ということを証明したい為、身長制限を日本で初めて設けない大会としてどんな方にでも挑戦してほしいと思っています。自分の努力で変えることのできないものにとらわれるのではなく今の自分を本気で変えたい方などにも挑戦してほしいです。

ヘルシービューティーにこだわる樋口さん お写真ご本人提供

Q: 大会を通してコンテスタントの人生も変わるということですね。

A: コンテスタントだけではなく、彼女たちを見て勇気づけられたり感化されたりするような人もでてくれば嬉しいです。オーガナイザーの考えも私と同様に、生まれ持ったものを否定するような制限を持つことにはこだわらない人です。しかし、ヨーロッパ人は基本的に身長が高く私が出場した際にはアジア人が唯一のアジア人代表という大会でしたので、みなさんの身長の高さには正直驚きました。ただ、私も含め低身長のコンテスタントが3年連続で入賞しているということが証明かと思います。

Q: ブルガリアで開催される大会のプログラムについて教えてほしいのですが。

ミス達と過ごす楽しい食事の時間 お写真ご本人提供

A: 世界大会のコンセプトが 「HEALTHY BEAUTY」と「充実したライフスタイルの提案」という内容なので、社会貢献であったり、美に対しての正しい知識などをメディアからのインタビューを通して発信することなど様々なプログラムがあります。自分の思いをいかに発言してゆくかがポイントとなっているかと思います。

Q: 実際に樋口さんが日本代表だった際に現地でのプログラムや時間の過ごし方はどのようなものだったのですか?

A: 基本的にはリハーサルが続きました。 ウォーキングやダンスなど大会に関係してくるレッスンやスポンサーであるSPAやジムなどの撮影などもプログラムに含まれていました。

Q: 2019年8月2日開催の日本大会の審査内容はどのようなものがあるのですか?

A: 見た目の美しさはもちろん、内面を重視したトータル的な審査となります。ビューティーキャンプでの立ち居振る舞いや協調性やSNSなどでの発信力など、多方面にわたって審査内容となっています。もちろんパフォーマンスの面も重要となっています。世界大会ではスピーチはないのですが、世界大会のビューティーキャンプの中でメディア対応が何度かあるので、その際には英語での対応が求められます。

レディ・ユニバース世界大会 Ⓒレディ・ユニバース 

今回 ご登場いただいた樋口千沙さんがナショナルディレクターを務めるレディーユニバースに参加したい!または大会を観戦したいという方はコチラの公式ホームページを是非ご覧ください。

インタビュー当日BPMオフィスにて 撮影西田