11月8日、創業114周年を迎える貝印(代表取締役社長兼COO:遠藤浩彰)が「いい刃の日」に、未来のプロダクトデザイン展「美しきKAI Design展」のコンセプト『アートは問、デザインは解。』を掲げPRイベントを開催した。Hat&Head-piece designerの日爪ノブキさん、俳優の板垣李光人さん、タレントの藤本美貴さんが登場した。

イベントでは、俳優の板垣李光人さんが考案したカートリッジ式メイクブラシの紹介をはじめ、老舗包丁ブランド「関孫六 要」やHat&Head-piece designer の日爪ノブキさんと共同開発中の縫製ハサミの発表が行われた。さらに、8月10日「ハットの日」に受賞者が発表されたKAI Hat & Headpiece Competitionの優秀賞受賞者が制作した帽子から最優秀賞が発表された。

「アートは問、デザインは解。」/「美しきKAI Design展」について

美しき KAI Design展とは

多岐にわたる日用品を生み出しているグローバル刃物メーカー「貝印」が描く未来のプロダクトデザイン展。貝印のプロダクトには、日常をより良いものにするための無数のアイデアと、デザインへのこだわりが詰まっています。本展示では、「アートは問、デザインは解。」というテーマのもとに、世の中に問いかけるアートと、お客様のありたい姿を叶えるための解答となるデザイン。お客様のニーズをアーティスティックな感性で問いとして汲み取り、時には世に問いかけながら、未来に向けて貝印が提案する解答を展示しています。

展示内容(プレスリリースより)

貝印創業の地である “清流の国” 岐阜の歴史、文化、経済、生活の礎であり、刃物づくりに欠かすことができない良質な水をもたらす、「木曽川」、「長良川」、「揖斐川」の木曽三川の悠久で雄大な流れと、貝印が大切にする「先人・先達への感謝」、「パートナーへの感謝」、「社員相互の感謝」という、三つの感謝の心をテーマとした展示空間です。「未来の刃物アイデア」や、彫刻家「洞山 舞」氏による廃材で作るアート作品の展示や、動画クリエイター「わんこそばOneCo Soba Noodles」によるサウンドコンテンツ等で、貝印の過去から未来へ向けた解の提案を展示します。

貝印 人気高級包丁ブランド「旬」1,000万丁突破/関孫六 最高峰シリーズ「要」の発売発表(プレスリリースより)

本日、本イベントにて、貝印の包丁技術を結集した世界に誇れる包丁ブランド「旬」が2022年10月に累計出荷本数1,000万丁を突破したことを発表いたしました。「旬」は2000年に欧米で発売を開始して以来、その機能性や美しさに対して世界中のお客様から好評をいただいてまいりました。人気のシェフ・料理研究家から一般のお客様まで、幅広い層から厚い支持を受けています。また今回1,000万丁突破を記念し、来年秋には、1,000万丁突破記念モデルの発売も予定しております。

さらに、国内家庭用包丁シェアNo.1ブランド※ 「関孫六」から、最高峰シリーズとなる「関孫六 要」を、2022年11月8日(火)より全国のkaishop、百貨店、貝印公式オンラインストアなどで新発売することも発表いたしました。「関孫六」は、発売開始から40年以上、切れ味にこだわった包丁や調理道具を多数ラインナップしており、現在では1,200種類を超える商品を展開しています。今回発売される関孫六ブランドの最高峰シリーズ「関孫六 要」は、日本が誇る刃物産地「関」で培われた刀鍛冶の業と、グローバル刃物メーカーである貝印の革新的な技術力が合わさり生まれた、機能美と造形美の高いレベルでの融合を追求した逸品です。刃の先端部分は和包丁をルーツとする切付形状を採用。

剣型の刃先は、肉の筋切りや人参の飾り切りなどの細かい作業がしやすくなっており、持ち手は職人が1本ずつ手作業で削って作られた八角柄となっており、大きな男性の手にも馴染みやすい形状です。
※自社調べ 調査期間:2021年1月-2021年12月まで

トークショー&インタビュー

普段の生活の中にアートやデザインに触れる機会はありますか?

板垣李光人さん: アートや表現は、どんどんアウトプットしていくものであり、そうしていかないと腐って老廃物のように体に溜まり毒のようなものになる気がします。アートだけではなくお芝居にもいえることであり、吸った息を吐くように、アートやデザインをアウトプットすることは自然なことのように感じます。

藤本美貴さん: 長男が絵が上手で、浮世絵を学校で学んできて、写楽をモチーフに自分の似顔絵を描いたのがとても出来が良く、私の誕生日に私の顔を描いてもらいました。いわゆる一流というものではないかもしれませんが、子供たちの自由な発想に日々触れられています。

板垣さんは、俳優活動やアートだけでなく、メイクやファッションなど様々な方法でご自身を表現しておられますが、ご自身が何か心がけておられることはありますか?

板垣さん:役者、アーティスト、メイク、ファッションなど様々な分野において、表現者として常に変わり続けていきたいなと思っています。

藤本さんは先日、歌手デビュー20周年を迎えられ、5年ぶりのソロライブを行われたそうですが、ご自身を表現する中で心がけておられることはありますか?

藤本さん: 普段ライブをすることはあまりないので、久しぶりにライブに出てたときに「声が出てないな」と思われないように準備をして整えて臨みました。ただ、ライブなのでファンの皆さまと一緒に雰囲気を作っていけるように、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように、ということを心がけました。

板垣さんは今年二十歳を迎えられ、藤本さんは今年歌手デビュー20周年と、それぞれ区切りの年を迎えられましたが、これからの20年を表すテーマを一言で書いて頂きました。ご説明いただけますか?

板垣さん 「流れる」という文字を真ん中に置き、周りを雲のデザインで表現しています。形も場所にとらわれず、自由な人生を、様々な経験を吸収しながら流動的に流れるように生きていきたいという思いで書いてみました。

藤本さん 私が書いたのは「私と庄司と子供たち」です。デビューから20周年でいろいろな仕事を頂戴しありがたく思っております。これからの20年は、家族を中心に、みんなの笑顔を大切にしながら自分を素直に出していきたいと思います。

板垣さんへの質問:今回メイクツールのブラシを開発されましたが、他に手掛けてみたいものは?

板垣さん 「かっさ」に関心があります。多くは石でできているものが多いと思いますが、金属を得意としてきた貝印さんなので、金属製の、スタイリッシュで持ち運べるカッサをつくってみたいなと思います。

板垣さんへの質問: 最近感銘を受けたアート作品、デザインなどあれば教えてください。

板垣さん 美術館にいったりもしますが、SNSでたくさんの刺激的な作品を見る機会が多いです。神さまや妖怪を、湿度高く現代の日本に反映させイラストで表現しているアーティストさんの作品など、最近感性を刺激されました。

藤本さんへの質問: これからクリスマスやお正月など家族で過ごすイベントが多くなりますが、貝印さんの商品を使って、何か作ってみたい料理はありますか?

藤本さん お正月は煮しめを作る際もそうですが、とにかく切ったり剥いたり、包丁やピーラーなど貝印さんの商品が大活躍します。

藤本さんへの質問: 貝印と板垣さんのコラボアイテムのメイクブラシをご覧になってどう思われましたか?

藤本さん スタイリッシュであるだけでなく、痒いところに手が届くような、普段から使っておられるから気づけたアイデアが取り入れられていて素晴らしいなと思いました。ですので、次は「カッサ」が実現してくれると良いなと思います。

お二人への質問: 本日のお召し物は和装ですが、着心地であったり感想を聞かせてください。また、普段和装を着る機会はありますか?

板垣さん 大河ドラマなどお仕事で和装を着る機会が多く、和装を身に付けると、日本人の心を思い起こさせてくれる、そんな気がして大好きです。

藤本さん アイドル時代は振袖を着てみんなで大縄跳びなんてこともありました。今日和装を着てみて、気持ちの締まりが若いころとは違うことを改めて感じました。私生活では、丁度七五三の年なので、着物を着たいなと思いました。

お二人への質問:普段帽子を着用することはありますか?どんな帽子でしょうか?

板垣さん 帽子は結構欠かせないアイテムで、バケットハットやベレー帽が好きで沢山持っています。

藤本さん 最近はキャップが多いです。子供と公園に行ったり、出かける際に動きやすいキャップを愛用しています。