2021年11月4日(木)~12月20日(月)まで、羽田空港第2ターミナル5Fフライトデッキトーキョーおよびスカイデッキ南北通路にて、「HANEDA ダイバーシティ&インクルージョン」が開催。オープニングセレモニーには、150枚の作品を撮影した写真家 レスリー・キー、映画監督 河瀬直美、シンガーソングライター 平原綾香、女優 すみれが登場した。

オープニングに際し、レスリー氏は「日本に来て30年が経ち、時代の変化と進化を見てきた。『おもてなし』という言葉が好きで、写真の中にも必ずテーマの一つとして取り入れている。多民族国家であるシンガポールで育ったことにより、ダイバーシティ&インクルージョンは自身にとっては身近なもの。日本にいる役目を考えた時に『多様性』というテーマを広めていきたいと、この1~2年で思うようになった。作品を見ることが、ジャーニー(旅行)の一つになれば嬉しい」と思いを語った。

スペシャルゲストの一人、河瀬直美監督は「レスリー氏の写真を見ていると、約2年間のパンデミックによって出来た『人と人との距離』が近づいてきているような感覚を覚えさせてくれる。レスリー氏のパッションが世界に届き、人々が幸せになりますように」と祝辞を述べた。

シンガーソングライターの平原綾香さんは、多様性についての質問に対し「多様性をしっかり認識するようになったのは、実はレスリーがきっかけ。音楽の世界では、他の国の音楽に惚れ、認め、コラボレーションすることは当たり前のこと。人間の世界も音楽世界のように多様性が当たり前になれば良いのではと思う。レスリーとの付き合いは17年になるが、アーティスト、スタッフ、たとえクイーンにであっても、皆に平等で同じ態度で接してくれる。ダイバーシティとはレスリーの生活そのものだと思う。そんなパワーに圧倒され、私も歌を歌ってきた。これからも、いちファンとして応援し活動にも参加していきたい。」と温かいメッセージを贈った。

女優のすみれさんは、空港と多様性について聞かれると「久々に空港に来てワクワクしている。空港は、世界中の人々が集まる場所。映画やドラマでも別れや再会のシーンがあったりと “LOVE” が溢れている。そんなダイバーシティな場所での展示は、パーフェクトだと思う!たくさんの人にレスリーの写真を見てもらい、もっと日本をリスペクトしてほしい」と、空港と多様性について思いを伝えた。

人種、国籍、身体機能を超えた、多様性(ダイバーシティ)の素晴らしさ

「HANEDA ダイバーシティ&インクルージョン」は、SDGsの取り組みの一環として、2つのフェーズにわけ「人種、国籍、身体機能を超えた、多様性(ダイバーシティ)の素晴らしさ」を羽田空港から国内外に向けて発信する。

第1フェーズ:2021年11月4日(木)~2021年12月20(月)

◇写真家レスリー・キー氏による「人種」「性別」「国籍」を越え、愛に満ち溢れた約150名の著名人の写真展「WE ARE THE LOVE」を開催。

展示著名人(一部)*敬称略 順不同

松任谷由実 / 浜崎あゆみ /オノ・ヨーコ / 草間彌生 / MISIA / 北野武 / 市川海老蔵 / 河瀨直美 / 斎藤工 / 富永愛 / 赤西仁 / 平原綾香 / 窪塚洋介 / 浅田真央 / 堀米雄斗 /渡辺直美 / 山本耀司 / Beyoncé (ビヨンセ) / Lady Gaga(レディ・ガガ) / Madonna (マドンナ) / Jennifer Lopez (ジェニファー・ロペス) / Pharrell Williams (ファレル・ウイリアムズ) / Sarah Jessica Parker(サラ・ジェシカ・パーカー) / Juliette Binoche(ジュリエット・ビノシュ)/ David Beckham(デイビッド・ベッカム) / Kate Moss (ケイト・モス) / Cindy Crawford(シンディ・クロフォード) etc…

主  催:「WE ARE THE LOVE」写真展実行委員会
特別協賛:大成建設株式会社、東京海上日動火災保険株式会社
協  賛:株式会社八紘美術

第2フェーズ:2021年12月1日(水)~2021年12月20日(月)

◇ハンディキャップを持つ方がさまざまなプロフェッショナルとクロスすることで可能性を広げていく活動を行っているクロスチームによる共創のデザイン展「CHALLENGED DESIGN COLLECTION」を展開。

主  催:株式会社 クロス・カンパニー
特別協賛:ANAグループ

開催場所:2つのフェーズ共に、羽田空港第2ターミナル5Fフライトデッキトーキョーおよびスカイデッキ南北通路