2021年7月、東京ガス株式会社がSDGsの観点から考える代替肉(プラントベースミート)の未来を考える「プラスジーセミナー」をメディアを対象に徹底した感染予防対策のもと都内で開催した。食文化の発展につながるこのセミナーの講師として登壇したのは、三石誠司(みついし・せいじ)氏と米澤文雄(よねざわ・ふみお)氏。

代替肉の「歴史」「今」「未来」を語る

宮城大学 食産業学群 フードマネジメント学類 教授 三石 誠司 氏 写真:BPM西田

三石氏は、日本の食文化に絡めて代替肉の歴史や遍歴について、海外の代替肉市場や現状について解説したうえで、「健康面」「環境面」「持続可能」の3点において、日本のみならず世界が抱える食の問題に代替肉がいかに重要か、その可能性についても語った。三石氏は、日本は豆腐や味噌など大豆由来の食材や料理に慣れ親しんでいる国民であり、そもそも「畑のお肉」と呼ばれている大豆と日本人の相性は良く、代替肉の広がりに期待ができると話した。

世界が求めるプラントベースの食材

写真:BPM西田

ベジタリアンやヴィーガンではなくとも、健康志向が高く意識的に料理に取り入れる人も増えている「代替肉」。個人の健康面に役立つだけでなく、地球規模での人口増加に伴う食糧問題への解決策のひとつになると共に、動物愛護の観点からも世界中から高い関心を集める食材だ。

米澤シェフおすすめの代替肉レシピとは?

「The Burn」エグゼクティブ・シェフ 米澤文雄 氏 写真:BPM西田

海外経験も豊富で、自著「ヴィーガン・レシピ」を出版するなど、世界中のヴィーガン料理に詳しい米澤シェフおすすめのヴィーガン・レシピが3品紹介された。 基本的に「ミンチタイプの代替肉は挽肉料理のレシピとの相性がよい」とのこと。セミナーでは、ソイミートのスパイス・キーマカレー、焼きナスのジンジャーマリネ、赤玉ねぎのピクルスを実演で紹介した。

米澤シェフおすすめのソイミートを使ったヴィーガン・レシピ  写真:BPM西田

代替肉(プラントベースミート)の普及は、SDGsへの実践や地球環境問題への貢献に繋がる。これからどんどん代替肉料理のレシピが開発されていくことも楽しみだ。

三石 誠司(みついし せいじ)氏 プロフィール

宮城大学 食産業学群 フードマネジメント学類 教授
1960年生まれ。 東京外国語大学卒業後、 全国農業協同組合連合会入会。
米国全農組貿株式会社筆頭副社長、 農林水産省食料・農業・農村政策審議
会委員、 財務省関税・外国為替等審議会委員などを経て、 2017年より現職。
JA全農に22年勤務し、 海外駐在経験と穀物の輸出入取引の実務経験を
踏まえ、 グローバル化が進展している現在の食料・農業・農村と企業活動
との関係や、 その中における個人や組織の役割と戦略、 守るべき倫理などを
研究。 全国で講演や研修講師を実施する傍ら、 新聞電子版へのコラム連載や、 著書も多数出版。

米澤 文雄(よねざわ ふみお)氏 プロフィール

「The Burn」エグゼクティブ・シェフ
高校卒業後、 恵比寿のイタリアンレストランで4年間修業。 2002年に単身で
NYへ渡り、 三ツ星レストラン「jean-Georges」本店で日本人初のスー・シェ
フに抜擢。 帰国後は日本国内の名店で総料理長を務める。
「jean-Georges」の日本進出を機に、 レストランのシェフ・ド・キュイジー
ヌ(料理長)に就任。 2018年、 サステナブルグリルレストラン「The Burn」の
料理長に就任。

The Burn 公式ホームページはコチラ

東京ガスプラスジーセミナーとは

東京ガスはこれまで、 食文化の発展に寄与するセミナーを定期的に開催。今後も新しい時代のニーズに応えたセミナーを開催する。
https://home.tokyo-gas.co.jp/shoku/torikumi/seminar/index.html