ミス・インターナショナル岡田朋峰さん© BPMビューティーページェントメディア

ミス・インターナショナル世界大会の親善活動の一環として、青山学院大学の学園祭で行われるファッションショー「Aoyama Collection 2019」にモデルとして参加した、世界大会親善スケジュール真っ只中の岡田朋峰(おかだともみ)さんにBPMのインタビューをお受けいただきました。ミス・インターナショナル日本代表としての活動やプライベート、そして愛する亡きお父様とのエピソードなどお聞かせくださいました。

BPM:まさに世界大会が日本で開催スタートしましたが、日本代表として現在の心境をお聞かせください。

「Aoyama Collection 2019」にモデルとして参加した 4名 ©BPMビューティーページェントメディア

岡田さん:世界83の国と地域からミスが来ているのですが、 開催国の代表ということで、 みんなに日本を好きになってもらいたい、体験した日本の良さを発信してもらいたいと思っています。また、この期間に彼女たちに日本の文化を伝えることで自分自身が日本を再認識する機会になり、改めて日本を大好きになりました。

BPM:岡田さんは、コンテスタントの中で世界大会開催地日本を一番知っている方です。日本について他のミス達に教えてあげたことなどありますか?またどんな体験を世界のミスのみなさんにしてほしいですか?

岡田さん:「おもてなし」でしょうか。優しくて頭も良いミスが多いので、おもてなし自体をよく知っているミスが多いです。そんなミスたちに、お茶を出す時に温度を変えたり、季節によって飾るお花を変えたり、相手の気持ちを読んで、更にその一歩先を考えて行動することが、私が思うおもてなしだということをみんなにも伝えました。プログラムの中で、茶道体験もあるので楽しみです。

また、お箸の持ち方やお箸の持ち方によるジンクスを教えました。例えば、「箸の先端から近いほうを持つと実家の近くに嫁に行く、遠くに持つと遠くに嫁に行く」という教えも皆に伝えると、中国とマカオの代表が同じ言い伝えがあると教えてくれました。お話を共有するだけで、日本だけのものだと思っていた文化から世界への文化へと話しが広がりました。

母校のランウェイを歩く岡田朋峰さん© 一般社団法人国際文化協会

BPM:今回は母校でのファッションショーということで、どんな気持ちでランウェイを歩かれましたか?

岡田さん:去年、日本代表に選んで頂いた数日後に各国を代表するミス達とこの同じファッションショーに参加しました。その時は本当に無我夢中で目の前のことを必死に、世界のミス達を見て、その美しさに圧倒されたところも正直あったのですが、今は世界大会まであと2週間で私の大学生活も残り1年ということを噛みしめながらー歩一歩ランウェイを歩きました。

BPM:大学ではどのような勉強をしておられますか?ゼミや部活動はいかがですか?

岡田さん:私は専攻が国際コミュニケーションで、ゼミでは主に国際政治を勉強しておりゼミ長を務めています。先日は三浦海岸にゼミの合宿に行って来たのですが、これがミスになってはじめてのプライベートでのお休みだったんです。ミスになってから誰かとどこかに一緒に出掛けることが無かったのでとても楽しかったです。もちろん合宿では勉強もしました!(笑)

インタビューで大好きなゆるキャラのエピソードを話してくれた岡田さん©BPMビュティページェントメディア

BPM: 伺っているだけで、本当にお忙しいお時間を過ごされていることがわかります。

岡田さん:そうですね。ただ、私は「忙しい」と「疲れた」は言わないようにしています。支えてくれる方々があって今の私がいて、私のやるべきことができているので、一つ一つ丁寧に取り組もうと思っています。これはミスになってから自分自身が変わったことだなと思います。国際コミュニケーションを専攻し、国際社会への貢献を軸に学んでおりますが、それがミス・インターナショナルの目指す世界平和・社会貢献という部分で繋がっているので興味深いです。

BPM:最近はまっていることは何ですか?

岡田さん:ゆるキャラを集める事です!このお仕事で日本の各地36か所に訪問したのですが、その際に各地のゆるキャラに会って写真を撮ったり、ストラップやぬいぐるみを買って一緒に寝たりしています。ときどき、ゆるキャラに話しかけたりしています(笑)。辛いことがあったら「今日大変だった!」とかこっそりその子にだけ伝えたりします。

BPM: ミス・インターナショナルの活動がきっかけの新たなご趣味なんですね!現在いくつくらいゆるキャラをお持ちなんですか?

岡田さん:33個のぬいぐるみは持っています。ぬいぐるみではないけど36か所のグッズはそれぞれもっています。クリアファイルやカンバッチもありますので、訪れたご当地のゆるキャラは全員そろっています。

BPM: 一番好きなゆるキャラはどの子ですか?

岡田さん:みんな好きなんですが、面白いなあと思った子が群馬県に行った時に、「ぐんまちゃん」を思い浮かべると人が多いかと思いますが、私が会ったのは、「おちゅんちゃん」という子で、群馬発祥の昔話、舌切り雀をイメージしたキャラクターがお気に入りです。ゆるキャラを通して、イメージしていた県とまた違った一面を知ることが出来るという面白さがあるので、やはりどの子が一番ということではなく、それぞれに個性や思い入れがありますね。

ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれる岡田さん©BPMビューティーページェントメディア

BPM:日本代表に選ばれてから、どのような活動や準備をしてこられましたか?印象に残るイベントとかございましたか?

岡田さん:主だったところでは中央官庁、外務省、観光庁などへの表敬訪問やチャリティー活動があります。ユニセフの募金、ゴールドリボンという小児がんへのチャリティー活動を行っています。また、トヨタ自動車さんが行っている「トヨペットふれあいグリーンキャンペーン」では、 4月から6月の3か月間で全国36か所に【緑の大使】として参加させていただき、植樹をいたしました

BPM:この1年を通して、ご自身はどのように変わったと感じますか?

岡田さん:先ほども申しましたが「疲れた」や「忙しい」を自分の中で封じて、ひとつひとつ目の前のことに真摯に向き合おうという気持ちになりました。また、これはミスコンの経験者や関係者の方々には分かって頂けるかと思うのですが、「昨日出来なかったことは今日できるようにする!」、「今日出来なかったことは明日出来るようしよう!」と繰り返すことで自分を見つめ直しステップアップしていけるのがミスコンならではの経験だと思っていて、自分の中の大きな軸となっています。

父は、ミスインターナショナル総合司会を22年間務めた俳優の故・岡田真澄さん © 一般社団法人国際文化協会

BPM:ミスインターナショナルといえば、お父様のジェントルなエスコートや堂々とした司会ぶりが、今でも私(編集長)の記憶に鮮明にございますが、お父様から「いつかミスインターナショナルに出るんだよ!」などと言われたことはありましたか?何かお父様とのエピソードがございましたらお聞かせください。

岡田さん:2005年に父が食道がんの手術を受けたのですが、復帰会見の会場がちょうど私が3日前(本取材から)に行ったミス・インターナショナルの記者発表だったのです。水着の美女たちを後ろに、父が真ん中で術後初めての公の場で「愛する人がいなくて人はどう生きられるのか?」と話したのですが、幼かった私はその意味を当時よく理解できませんでした。今はその意味を感じ取ることも出来るようになり、父は周りの皆さまの支えや協力があったから頑張ることができたのだと思います。父が亡くなったことはとても深い悲しみではありましたが、父が長く携わった、ミス・インターナショナルに出会って、自分の中で目指す光が見つかりました。このような経験から、悲しみの中にいる人たちも絶対になにか希望の光が必ず見つかるということを伝えていけたらと思います。

BPM:現在大学3年生ということで、一般的には就活シーズンに突入する時期です。岡田さんは、将来どのようなお仕事に就きたいですか?よかったらお聞かせください。

岡田さん:今は、学業・ミスコン・就職活動と3本柱でがんばっていています。ミスコンに出たことで、今まで出会ったことのない大人の方々に沢山出会い、その誰もが自分の秀でた部分をもっていて、遊ぶときは遊び、仕事する時は仕事をする方たちでした。何か一つのことを極めている人に刺激を受けることが多いので、私もそういう人になり、学校でも学んでいる社会貢献だったりを体現できる女性になりたいと思っています。このミスコンを通じて得たものが多く、まだ21歳になったばかりですので、多くの可能性を広げていきたいと思っています。

学業・ミスコン・就職活動と3本柱をがんばる岡田さん©BPM ビューティーページェントメディア

BPM:これからミス・インターナショナルに挑戦したいと思っているみなさまに一言メッセージをお願いします!

岡田さん:ミスコンを通じ、多くの人や出来事に出会えます!結果に関係なく、自分が応募することで得られることが沢山あります。なにより、目指すものがあることが幸せなことだと思います!目標がある時点で、既に一歩先に踏み出していると思います!自分を信じてその一歩を是非、踏み出してください!!

目まぐるしいスケジュールの中、BPMビューティーページェントメディアへの取材にご協力頂きありがとうございました。世界大会がんばってください!

世界83の国と地域から集まったナショナルコスチュームを身にまとった美女たち ©一般社団法人国際文化協

ミス・インターナショナルとは

ミス・インターナショナルは、正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」と言い、 1960年に米国で誕生しました。誕生から7年間は米国で開催されていましたが、日本万国博覧会(1970年/大 阪)の開催を記念して、日本に開催権が移されました。国際平和を願う各国の代表が“美と平和の親善大使”とし て一堂に集う世界大会では、広く世界の国々に“平和の祈り”を発信し、主催国である日本の素晴らしさもアピー ルしていこうという趣旨のもと毎年開催されています。また、ミス・インターナショナルでは、ミスたちが個々 のレベルで国際交流活動を行っています。「緑化推進運動」や「ミス・インターナショナル・フォーラム」をは じめ、「チャリティーイベント」などの社会貢献活動を通じて、日本と世界各国との友好と親善を深めています。

一般社団法人国際文化協会について


一般社団法人 国際文化協会は世界の文化や芸術の交流を通じた「世界各国との友好・親善」を目的に、 1969年(昭和44年)4月、外務省(文化交流部)の外郭団体として認可され、発足。以来、国際貢献事業とし て「相互理解による世界平和の実現」と「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに、人物交流等を 幅広く展開しています。

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世界の国と地域から83名の美女が集合!第59回ミス・インターナショナル世界大会記者会見記事はコチラ

第59回ミス・インターナショナル日本代表 岡田朋峰さんが母校青山学院大学学園祭のファッションショー に登場 記事はコチラ

(初回公開日2019年11月3日)