グランプリの吉田有沙さん ©BPM ビューティー・ページェントメディア

2018年は2日間で約14万人を動員した新橋の夏の風物詩「新橋こいち祭」。JR新橋駅西口周辺を会場としたお祭りのメインイベントである「ゆかた美人コンテスト」が今年も開催された。悪天候も予想される中、コンテストが終わるのを待っていたかのように雨はコンテスト終了後にポツポツと降りはじめたのが印象的。お天気さえも味方につけてしまうような、2019年の10名のファイナリストの中から4名の受賞者が決定した。頂点に輝いたのは、笑顔が輝く大学生の吉田有沙さん。

グランプリ 吉田有沙(よしだ・ありさ)さん

吉田さんは、中学から続けている茶道や日本舞踊のお稽古の度に浴衣を着続けている20歳の大和撫子。「茶道を通して培った美しい立ち振る舞いで、皆さまに今日は浴衣の魅力をたくさん届けられるように頑張りたいと思います」と元気いっぱいにアピール。ステージでは、まるで会場に訪れた全員に話しかけるかのようなスピーチを披露。会場に訪れた人々の心をつかんだようだ。吉田さんには、賞金10万円とペアハワイ旅行をはじめ多くの副賞が贈られた。

準グランプリ 坂梨理紗(さかなし・りさ)さん

準グランプリの坂梨理紗さん ©BPM ビューティー・ページェントメディア

坂梨さんは、新橋で働く会社員。夏はたくさんのお客様をゆかたでお出迎えし、ゆかたを通してコミュニケーションをとってきたという。 特技として紹介した「物事を好きになれること 」に対して、審査員より「最近好きになったものは何か」と聞かれると、自身のエントリーナンバーでもある「8」だと回答。上司に「8」は末広がりという意味を持つ」と教えてもらい、さらに好きになったとエピソードを披露。坂梨さんには、賞金5万円をはじめ数々の副賞が贈呈された。

審査員特別賞 佐藤優衣(さとう・ゆい)さん


審査員特別賞 佐藤優衣さん©BPMビューティー・ページェントメディア

虎ノ門にあるデイサービスで介護の仕事に就く佐藤さんは、通勤で新橋駅を利用している。大会に出場するきっかけは、デイサービスで浴衣を着ることがあった際に、利用者の方に「ゆかた美人コンテストに出てみては?」と勧められたこと。音楽大学に通い、音楽療法を勉強していた佐藤さんは、審査員のリクエストで歌を披露してほしいと言われると見事な美声でオペラを披露した。

新橋ねっと賞(インターネット事前投票1位)井手麻以花(いで・まいか)さん

新橋ねっと賞 井手麻以花さん ©BPMビューティー・ページェントメディア

この日のために仕立てたという、白地にさくら柄の浴衣を身にまとった井出さん。「会場のみなさんに涼しさを感じてほしくて、このゆかたを選んだ」と話した。お父様の勤務先が新橋とのことで、これからも新橋にもっと足を運びたいと話した。インターネット投票では総投票数2万票を超える中、最も多くの票を集めたのが井手さんだった。

「新橋こいち祭」は、伝承遊びをはじめ縁日や盆踊りなど日本の夏と日本人らしさを感じさせてくれる、多くの人が関わって作られている人情溢れるお祭りだ。その中のメインイベント「ゆかた美人コンテスト」で選ばれた4名は、これから1年様々なイベントなどに登場し、新橋を盛り上げてゆくことになる。

昨年のゆかた美人受賞者4名へのインタビューもご紹介しています。

 第23回 新橋こいち祭 ゆかた美人コンテスト受賞者およびOGファイナリスト ©BPMビューティーページェントメディア

新橋こいち祭ゆかた美人コンテストとは:

新橋こいち祭のメインイベント『ゆかた美人コンテスト』は、夏の風物詩である「ゆかた」の魅力を参加者や観客の方々に感じていただき、楽しんでいただくため、毎年実施している企画です。「ゆかたが似合うこと」、「自分なりに着こなしていること」、「新橋に愛着を持っていただける方」などを審査基準とし、性別・年齢を問わずどなたにでもご応募いただくことができます。

事前の面接審査などを通過した10名の方には、最終審査として「新橋こいち祭」最終日当日ステージ上において、各々の「ゆかた」に対する思いやエピソード、その着こなしを披露していただき、審査員の厳正なる審査によって受賞者を決定します。(今年の応募受付は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。) *新橋こいち祭公式ホームページより

(初回公開日 2019年7月27日)