1962年に発表され、第14回読売文学賞を受賞。20以上の言語に翻訳され、世界中で読み継がれてきた不朽の名作・安部公房『砂の女』が、山西竜矢の脚本・演出、主演・森田剛のもと、現代の舞台表現として新たに再構築される。2026年3月19日の東京公演を皮切りに、仙台、青森、大阪へと巡演する。

ストーリー

教師の男・仁木順平(森田剛)は夏に休暇を取り、昆虫採集のために海際の砂丘に赴いた。そこには、一風変わった村があった。家々がまるで蟻地獄の巣のように、砂丘に深く掘られた穴の中に建っており、どれもこれも今にも砂に埋もれてしまいそうなのだ。変わった村もあるものだと思いながら、男は村の老人に勧められ、そのうちの一軒に泊まることに決めた。家の中では、断続的に降り注ぐ砂に家が埋まってしまわないよう、家主の女(藤間爽子)がひとりせっせと砂掻きに精を出していた。翌日男が目を覚まし、地上に出ようとすると、外に出るためにかけられていた縄梯子が無い。不思議に思う彼だったが、なんとそれは村の人々の仕業だった。ひっきりなしに穴から砂を運び出さなければこの村は埋まってしまうため、村人たちは砂掻きの人手を求めており、男を騙して村に引き留めようとしていたのだ。男は困惑するが、砂を掻かずに逆らうと水が配給されなくなってしまうため、女と砂を掻き出しながら奇妙な同居生活をせざるを得なくなる。なんとか砂の穴から脱出しようと、思いつく限りのあらゆる方法を試みる男だが….. 

公演概要

公演名称 :  『砂の女』

脚本・演出:    山西竜矢

原作   :  『砂の女』安部公房

キャスト :    森田剛 藤間爽子 大石将弘 東野良平 永島敬三 福田転球

企画・制作:   レプロエンタテインメント

製作:     「砂の女」製作委員会

協力:           Abe Kobo Official through Japan UNI Agency, INC.

©1962 安部公房

公式 HP:       https://stageoffical.com/sunanoonna/

公式 X :        @sunanoonna_

森田剛(もりた・ごう)プロフィール

俳優。1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。
2005年、劇団☆新感線の『荒神~Arajinn~』で舞台初主演を務めて以降、数々の舞台、映像作品に出演。近年では、舞台『空ばかり見ていた』(2019)『FORTUNE』(2020)『みんな我が子』(2022)『ロスメルスホルム』(2023)『台風23号』(2024)『ヴォイツェック』(2025)など多数出演。主な映画出演作には『ヒメアノ~ル』(2016)『前科者』(2022)『DEATH DAYS』(2022)『白鍵と黒鍵の間に』(2023)『劇場版 アナウンサーたちの戦争』(2024)『雨の中の慾情』(2024)などがある。

藤間爽子(ふじま・さわこ)プロフィール

俳優・日本舞踊家。1994年8月3日生まれ、東京都出身。
幼少期より祖母・初世家元藤間紫に師事し、21年には三代目藤間紫を襲名。日本舞踊家として活動する一方、劇団『阿佐ヶ谷スパイダース』に所属し、舞台『半神』(2018)、『ハムレット』(2023)などに出演。主な出演作に、『ブギウギ』(2023/NHK)、『マイファミリー』(2022/TBS)、『silent』(2022/フジテレビ)、映画『アイミタガイ』(2024)主演ドラマ『つづ井さん』(2024/読売テレビ)大河ドラマ『べらぼう』(2025/NHK)、『良いこと悪いこと』(2025/日本テレビ)など。