2021年7月25日(日)都内にて、今年で3回目の開催を迎えるレディ・ユニバース・ジャパン2021 (代表:樋口千紗)のビューティー・キャンプ(DAY4)が開催され、挑戦したいSDGsのゴールや現在の取り組みを発表。2019年に続き、BPM編集長西田がSDGsの講義を担当しました。

より良い世界を目指す国際目標

2015年9月に国連サミットで採択され2030年までにより良い世界を目指す国際目標、持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)がここ数年で日本にも浸透してきました。2030年12月31日まで残り約9年となり刻々と目標達成期日が近づいています。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)という世界共通のウィルスをきっかけに世界が共通の問題を抱え、様々な課題を他人事ではなく自分事として考えるきっかけを与えられました。国連加盟国193か国が15年間で達成を目指す目標SDGsは、17のゴールからなり69のターゲットゴールと細分化されています。今回、ファイナリストに興味のあるゴールについてお話を頂き、今後の提案としてはスコアレポートなどを参考に日本や世界でどの項目が達成され、どの分野で更に力を入れていくのかを自身の活動と比較しながら行動することの大切さをお話し致しました。

ファイナリストの皆さまの目標

今回、ファイナリストの皆さまには、日々の行いのような実践的なものから社会に訴えかけるようなプレゼンテーションまで発表頂きました。「小さなことでも一日に3つだけ行動する」「男の子がプリンセスを、女の子がプリンスを好きでも良い」「女性に発症率が高い疾病に対する研究が男性特有の疾病に対するものよりも遅れている」など、興味深いキーワードがファイナリストから話されました。

エントリーナンバー6番の加藤世理奈(かとう・せりな)さんは、お母様の母国フィリピンに頻繁に訪れ、現地で目にしたフィリピンの子供たちが置かれた状況に胸を痛めたとのこと。加藤さんは、SDGs ゴール①「貧困をなくそう」に注目し、フェアトレードのチョコレートを使用したお菓子作りや古着や国際交流会で得た参加費を途上国へ寄付するなど実際のアクションとして数々のイベントを開催してきた。

ファイナリストが掲げるゴールの中でも、特に多かったのが④教育、⑤ジェンダーに関する課題でした。その中で、エントリーナンバー11番の古賀美紀さん(こが・みき)さんは、SDGs ゴール⑤「ジェンダー平等を実現しよう」に注目し、自身の経験をお話してくれました。以前女性スタッフだけを採用しているショールームでPRスタッフとして働いていた古賀さんは、女性に対して性的な発言を受けることも少なくなかった。そんな中、現代社会において多様性と企業の方針の転換の必要性を会社に訴え、社内で議論を重ね男性や海外スタッフまでもが働く職場環境へと組織改革にまで貢献した経験をお話してくれました。

BPMアワードについて

レディ・ユニバース・ジャパンとは、2019年のSDGsの講義を担当させていただき、今回は2回目のSDGsコラボレーションとなりました。BPMではプレゼンテーション、レポート、SNSでの発信内容などを総合的に判断し、1名の方に「BPMアワード」を授与させて頂きます。BPMアワードに選ばれた方には、特集記事にご登場いただき副賞の贈呈もさせて頂きます。

コンテストを通してSDGsを考える機会を得ても、それが一時的な学びや活動で終わってしまってはもったいない話です。 世界共通の目標への想いをレディ・ユニバース・ジャパンをきっかけに継続して活動いただければと思います。BPMは、そんな皆さまの活動や成果の発表の場としてメディアとしてサポートさせて頂きます。

レディ・ユニバース・ジャパン2021 日本大会
日時:9/24(金)会場:きゅりあん 小ホール

レディ・ユニバース・ジャパン公式ホームページはコチラ

https://www.ladyuniversejapan.com/