2025年11月4日、最もジーンズが似合う有名人を決定する「第42回ベストジーニスト2025」(主催:日本ジーンズ協議会)の授賞式が都内で開催され 、目黒蓮、今田美桜、Kōki(こうき)、松本若菜、HANA(はな)、みなみかわ、 花江夏樹、猪又湊哉、紺野彩夏、株式会社ポケモンが 各部門で表彰された。 協議会選出部門での受賞について問われた松本若菜さんは、「本日はこのような素晴らしい賞をいただき、本当に光栄です。ありがとうございます。毎年見ていたベストジーニスト賞の舞台に自分が立てていることが、不思議でもあり、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と、喜びをかみしめるように語った。受賞を知ってから授賞式までの時間については、「この賞をいただけると聞いてから、どんなジーンズを履いて行こうかとワクワクして過ごしてきました。これからもジーンズを愛していくんだろうなと思うと、人生がまた楽しみになります」と微笑んだ。 大切にしている考え方については、「この数年で意識しているのは、“過去の自分を追わない”ということです。どうしても過去の成功体験を追いかけたくなることもありますが、新しいことにチャレンジすることで、新しい視点に気づける。時には“自分らしさを捨てることが、自分らしさ”なのかなと思うんです」と、静かで真っ直ぐな言葉を届けた。 さらに、今日のデニムスタイリングの背景には、涙がにじむようなストーリーがある。「スタイリストさんから“いろんなジーンズをつぎはぎして、一着にしてはどう?”と提案をいただきました。そこで、家族や仕事仲間、友人など、大切に思っている人たちに声をかけて、“もう使わなくなったデニムはない?”とお願いしたんです。それを送ってもらい、一着に仕立ててもらいました。子ども用のデニムもありますし、“この部分は社長の奥様の、ここは親友のもの”というところもあって。今日は、みんなと一緒にこの舞台に立っている感覚です」と語ると、会場は温かな空気に包まれた。 松本若菜/俳優 プロフィール 1984年2月25日生まれ。2007年に俳優デビュー。2009年公開の『腐女子彼女。』で映画初主演。2017年、映画『愚行録』で、「第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞」を受賞。2022年『やんごとなき一族』(フジテレビ)での演技が評価され、『東京ドラマアウォード2022』をはじめ数多くの賞を受賞。2024年『下剋上球児』(TBS)、『わたしの宝物』(フジテレビ)、『Dr.アシュラ』(フジテレビ)とGP帯で1年間に3作品の主演を務め、「エランドール賞2025」「第33回橋田賞」新人賞を受賞。現在、日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS)に出演中。