ベリッシマジャパン 代表 大島一恵さん

年間15のミスコン・ミスターコン・ミセスコンのナショナルディレクターとしてご活躍されている大島一恵(おおしま かずえ)さんの魅力に迫ります!

グランプリを受賞すると、コンテストのゲスト審査員として招待を受けることも。ミスターインターナショナル韓国代表とのショット お写真ご本人提供

大島一恵さんは、日本はもとよりアジアを拠点に広告モデルとしてご活躍され、その時期にミスコンテストの世界大会と運命的な出会いを果たします。2015年韓国で開催されたBeauty with a heartをテーマにしたWorld Beauty Queenミスコンテストの世界大会での優勝という称号を手に入れた大島さんの魅力とコンテストへの想いについて伺いました!

Q:World Beauty Queen 2015年の世界大会で日本代表として優勝をするという快挙を達成した大島さんですが、アジアでのモデルの経験だけでなく、幼い頃からの豊富な海外経験がおありと伺いましたがお聞かせください。

A: 父もアメリカの大学に留学してたこともあり、小さい頃から家族で海外旅行に行ったり、高校、大学時代は夏休み短期でアメリカ、イギリスに毎年ホームステイをしていました。 大学卒業後は、広告モデルとしてのアジア生活経験、イギリスでの大学院留学経験、世界一周航空券を購入し7ヶ月の1人旅合計60カ国を回った経験があります。 大学在学中に日本で所属していたモデル事務所に日本人のモデルをスカウトにきた香港のelite modelよりスカウトを受けました。 このことがきっかけで、香港、台湾、タイ、シンガポールと4か国において3年広告やテレビコマーシャルのモデルをメインに活動をしてきました。その後、イギリスにあるロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校に応用社会心理学の修士号を取るために留学しました。 修士論文を提出した後は、日本で就職するまで時間が空いていたので、大学院やミスコンテスト世界大会で知り合った友人を訪ねる一人旅を7ヶ月間、南米、北米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアと周りました。

ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校卒業式にて ご本人お写真提供

Q:アジアを拠点に活躍されていた大島さんが何故、ミスコンに出場することになったのですか?

国内外の雑誌にも登場!活躍の場は世界に。 ご本人お写真提供

A: 香港に住みモデルをしていた際に知り合った友人から、2011年タイで初開催されるSuper Model Internationalに日本代表で出ないかと直接日本代表としてはじめてミスコンテスト世界大会に出場致しました。 世界大会で出会った世界中の代表と時を過ごし、真に見た目も中身も美しい世界中から集まるミス人たちにものすごく刺激され、私自身の考え方が柔軟になり、それまでは1人旅をすることなんて夢にも思っていなかったのですが、もっと世界を見たい、世界大会で仲良くなった友人を訪ねたいと考え行動力と努力の大切さを学びました。Super Model Internationalをきっかけに世界中のミスコンテストから声がかかるようになり、合計4つの世界大会に日本代表として出場。2015年に出場したWorld Beauty Queenでは日本人初の優勝を勝ち取ることが出来、私にとって起業するきっかけとなる記憶に残る大会となりました。

国内外でもモデル活動を経てミスコンと出会った大島さん お写真ご本人提供

Q:2015年に韓国で開催されたWorld Beauty Queenの大会において各国の代表者の中から、なぜご自身がグランプリに選ばれたのだと思いますか?

World Beauty Queen歴代優勝者が勢ぞろい!お写真ご本人提供

A: 自分だけが得るのではなく、まずは相手に与えられる人になる、自利利他円満を心がけていたからではないかと思います。私はWorld Beauty Queenに日本代表として出場した際4度目のミスコンテスト世界大会日本代表出場経験者でした。年齢的にもこれが最後の世界大会だという意識が強く、招待してもらったことに感謝しながら、私の発言や行動は日本を代表している、彼女が日本代表でよかったとオーガナイザー、他国ミス、開催国の韓国のすべての人に思ってもらえるようなミスであることを常に考え行動をしていました。例えば、協賛企業への挨拶やアクティビティの中でも積極的にスピーチなどをしていました。 また、はじめて世界大会に出場するような各国のミスや英語が得意ではない出場者へのヘルプを常に心掛けていました。技術の面では、経験者ということもあり、ドレスやワードロープのチョイスやヘアメイク、ウォーキング、スピーチ、ポージングは2005年に初めてミスキャンパスに挑戦した時から10年間の様々な練習の成果が出たのだと思います。特に2008年台湾でモデルをした時に、ウォーキング、ポージング、演技の技術は学んだと思いますが、日本に事務局やサポーターがいたわけではないので全て自分の経験の積み重ねでした。 世界大会優勝者として今後一緒に活動し一年間働きたいとオーガナイザーや開催国に思ってもらうことが今回の大会優勝の理由のひとつだったのではないかと、改めて思いました。

ナショナルコスチュームの衣装をまとい笑顔の大島さん ご本人お写真提供

Q:実際に世界大会で優勝してからはどのようにご自身の生活が変わりましたか?

World Beauty Queen世界大会で優勝し、1年間の任務期間の間、世界大会のオーガナイザーから様々なチャリティのアクティビティや他大会の審査員としてお声が掛かることがありました。1年間World Beauty Queen優勝者としてオーガナイザーと活動をしている中で、このような素晴らしい世界大会に今後も多くの日本代表を送りたい、ミス、ミセス、ミスターコンテストをきっかけにより多くの日本人に視野を世界まで広げ、自分が社会に対して出来ることを見つけて欲しいと起業を考え始めました。 また優勝後、自分のことのように喜び祝福してくれた親しい友人やコンテスタントも沢山いた反面、海外のミスコンファンの一般の方が書いたブログでもっと綺麗な優勝者に相応しい人がいたのではないか、年齢が上だと私のパスポート写真が出回るなど否定的な記事を見つけることや、コンテスタントから事実と異なる噂を聞いたと第三者を通して聞き、初めは気にしていましたが、例えばブログには、他に美しい人がいたのは事実、自分でも優勝するとは思っていなくびっくりしているが、私の個人情報をブログに載せるのはおかしいなど1つ1つ抗議もメールをし対応したことで以前より更に打たれ強い心も得たと思います。

次期優勝者にティアラを贈呈 ご本人写真提供

Q:今までのミスコンの出場経験を教えて頂けますか?

A: はじめてミスコンを受けたのは在学中2005年のミスキャンパスです。その時にミスキャンパスに選ばれました。ミスキャンパスに選ばれたことよりも、ミスキャンパスとして優勝した後に知り合う他大学のミス、広告研究部や新聞やテレビなどに大学代表として出るお仕事を経験するなど、様々な機会が私の視野を大きく広げるきっかけとなり海外にも興味を持つきっかけにもなりました。その後2007年ミス・ユニバース・ジャパンにも挑戦をしましたが、その時は一つの席を争う日本大会のスタイルより当時所属していたモデル事務所から求められる仕事を優先し辞めてしまいました。

Q:世界中のミスと世界大会で時間を過ごすことになりますが、何か思い出深い出来事はございますか?

A:キリギスタンで行われたBeauty of the worldという世界大会に出場した時のことです。オーガナイザーの女性がとても厳しい方で、トレーニングでは一人も間違いをおこさず完璧にリハーサルが出来るまで練習を続けると言われました。だんだん眠くなってくる出場者もおり、イライラしはじめる出場者も出てきました。例えば私が失敗をすると他の出場者から怒られたりすることも。すごく張り詰めた空気のコンテストでした。その時のルームメイトのミスタイがものすごく優しい子で、部屋で髪の毛をとかしてくれながら、彼女の生い立ちや、母国で孤児院を作る夢、世界大会でトップに入り自国への恩返しがしたいなどと話してくれたことが今でも思い出に残っています。日本で国内大会に挑戦していた時に考えていた社会貢献と真の社会貢献の違いに直面し、優しい気持ちを持った彼女と出会えたことにすごく感謝したことを覚えております。 そして彼女が各国のミスの子たちが投票し、コンテスタントの票が多かった人が選ばれるMiss Friendship賞をとった時は自分のこと以上に嬉しかったです。 今でも世界大会で知り合った仲の良い子たちとは、お互いの国を訪ねあったり、結婚式に出席したり、仕事の話をしたりと一生の尊敬できる友だちとなりました。このような彼女たちと知り合うことが出来たのも世界大会に出場したおかげです。

世界大会での各国のミスと過ごした楽しい時間 ご本人お写真提供

Q:大会に向けて、努力されたことをお聞かせください。

A:世界大会前一番頑張ったのはバランスを意識した身体作りです。 日本で考えられる体重を落とすダイエットではなく、とにかく痩せないように、しっかり食べて筋肉をつけるためにパーソナルトレーニングに通って身体を痩せずに絞ることに集中していました。 世界大会のステージの上で、筋肉をつけず痩せていると貧素に見えてしまったり顔が大きく見えてしまうためです。 他にも、スピーチ、ドレスや日常のワードローブ選び、ヘアメイクなど沢山ありましたが、出発前にプロから私に似合うヘアアレンジやメイクを教えてもらいメイクもヘアも日本での日常生活では考えられないくらい大会中は毎日バッチリ、ワードローブは世界大会出発前にスケジュールと照らし合わせ、コーディネートを出発前にしていました。これは主催者やスポンサー企業を訪れた時に、第一印象でさすがミスがきた、日本代表がきたと思ってもらえるように意識をしていたからです。

ハングルで文言が書かれた世界大会ならではの広告 ご本人お写真提供 

Q:大会に出場される前と世界大会で優勝をされた後で、どのようにご自身は変わられましたか?

A:より多くの日本人に世界大会で活動をするきっかけ、また世界大会に出た後の活躍の場を提供したいと思うようになり起業をしました。好きなことを趣味で終わらせず、プロフェッショナルになろうと行動したのは世界大会の優勝があったからこそです。 起業をしてこれから世界大会に出るミス、ミスター、ミセス日本代表のサポートを始めてからは、日本代表が世界大会で優勝したら本人やサポートをしている人の満足以外に、私達ミスコンテスト日本代表経験者が集まることで、社会にどのような影響を与えられるか、私達1人1人の力を合わせることで何ができるかを常に考えています。

世界大会で審査員として招待された時の一枚 お写真ご本人提供

Q:現在国内で15のミス・ミセス・ミスターコンテストのナショナルディレクターとして 活躍されていますが、何故15もの数のナショナルディレクターをやってみよう!と思ったのですか?

A:世界大会って本当に素晴らしい経験ができますし、より多くの日本人にグローバルなマインドを持って世界で活躍してほしいと思ったからです。 日本で有名なミスコンテストは、ミス・ユニバース、ミス・インターナショナル、ミス・ワールドなどまだまだ限られていると思います。3大ミスコンテストと言われている世界大会は出場者のレベルも高く本当に素晴らしい大会だと思いますが、日本では日本代表になることにフォーカスされていて、日本代表に選ばれた後、世界大会で日本を代表して世界に声を届けたり、世界大会経験後に世界大会経験者が集まり社会に還元していくということにフォーカスしている団体が他にないと感じたからです。 弊社には大小、年間30以上の世界大会からのオファーが弊社には集まりますが、弊社でライセンス契約を結んでいる15の大会は私自身が出てよかったと感じているコンテストか、今までナショナルディレクターとして世界大会に日本代表を送りオーガナイザーとの関係値の高い大会だけに絞り、それ以外の新しい大会は、世界大会をすでに経験し、自己責任で行ける人で、世界大会2度目3度目のチャレンジしたい人がいた場合のみエントリーしています。

2019年2月に開催された合同審査会での大島さんのスピーチ ⒸBellissima Japan

Q:今後このお仕事を通してどのような活動をしていきたいですか?また、最終的に会社をどのようにしていきたいですか?

A:「人と文化の架け橋になり、真に美しい人を増やす」が私達Bellissima Japanの理念です。人に幸せを与えることのできる日本人を増やし、国内外で長期的なチャリティ活動や地域活性事業など、日本代表を経験した私達が社会にできることを積極的に行い、思いに賛同してくれる協力パートナーを増やしていきたいです。 私は世界大会で日本代表になる、世界大会で結果を出すという思いを持ち努力をしてきたミス、ミスター、ミセスが集まることはパワーになり社会に対し良い影響が与えられると信じています。 他団体のミス、ミスター、ミセスも競合と考えることはなく、例えばミス・インターナショナルジャパン2017の筒井菜月ちゃんとは、デイケアの聴講ボランティア、障害者の方とポップコーンを作り販売するなど、社会貢献グループを作り一緒に活動しています。 地域活性活動は、2019年2月北海道の更別村に世界大会経験者3人が招待されPRや意見交換を行い2019年6月には高知県須崎市の観光PRのために世界大会経験者3人招待され世界を観ているミス日本代表が体験するからこそできる日本の地方都市の魅了をPRする地域活性活動に参加しています。将来的には、ミスチャイナ、ミスタイなど各地域が観光プロモーションに力を入れたい国のミスを日本の地方都市に観光アンバサダーとして招待し地方観光を海外盛り上げたいです。

歴代の日本代表のみなさんが勢ぞろい!お写真ご本人ご提供

Q:どのようなチャリティー活動をしていきたいですか

今までタイとカンボジアの孤児院で日本語教育、日本の老人ホームでの聴講ボランティア、障害者の方とポップコーン作りなど、日本代表経験者で訪問しボランティアを行ってきましたが、今年からは日本代表全員から、どのような社会貢献がしたいかとその理由のアンケートを取っています。 その中には、動物の殺処分問題を減らしたい、障害のある子どもたちにスポーツを教えたいなど、メイクやエステを通して高齢者や障害を持つ方など全ての女性をHAPPYにしたい、それぞれが違う興味や関心を持っていることがわかります。

チャリティー活動に熱心な大島さん ご本人お写真提供

将来的にはBellissima Japanが会社として、チャリティーの機会を提供する場だけではなく、日本代表それぞれが自分の興味にあった活動先や受け入れ先を見つけ、シェアし、長期的に支援し関わることができるチャリティー活動の場を増やしていけたらと思います。2019年8月8日には障害を持つ子どもたちとスポーツを通しサポートしている公益社団法人Being Alive Japanがお台場で行うイベントで、ブースを出し、障害を持つ子どもたちのお母さん向けにメイク講座を行う予定です。

チャリティー活動の一環としてミス達とポップコーンを販売する大島さん。 お写真ご本人提供

Q:最後に、大島さんにとってのミスコンの魅力についてお聞かせください。

私は世界大会で、真に美しく、学ぶところの沢山ある各国の代表達と過ごし、人生における価値観がすごく変わりました。世界大会に出て学んだことは、まず「普通」という感覚がなくなり多様な価値観に価値を見出すようになりました。自分にとって出来ることを最大限にしよう、なんでも平均点まで頑張ることも、人と自分を比べることもなくなりました。全てのことは自己責任で、全て学び、全てに感謝と、世界大会で日本を代表して発言する機会を沢山与えられたからこそ考えるようになりました。 そして目標も個人での達成だけではなく、社会にこれだけの機会を与えてもらっているのだから少しでもお返ししたいという気持ちになりました。是非皆さまにも日本代表としてを世界で経験してほしいです。次回は2019年7月30日にミス、ミセス、ミスター日本代表合同選考会を行います。ご応募をお待ちしています!

ベリッシマジャパン主催 合同審査会にて ⒸBelissima Japan

2019年7月30日シャルマンシーナ表参道にて開催予定のミス、ミセス、ミスター日本代表合同選考会に出場されたい方はこちらまでお問い合わせください。