2020年10月25日(日)、 東京ポートシティ竹芝ポートホール(東京都港区)にてミセスのための国内最大級ページェントMrs JAPAN (ミセスジャパン)東京大会が開催された。今大会は、「ジェンダー平等」をテーマに女性が社会で活躍するための支援を目的とされ、ミセスジャパンOGの協力による運営体制のもと、新型コロナウイルス感染症の影響を十分に配慮しながらの開催となった。コロナ禍での開催にも関わらずヤング部門およびクラッシック部門の合計38名のファイナリストが集結し、過去最大の応募人数を記録した。大会の模様をBPMの独自取材でお届けする。

ミセス・ジャパン2020東京大会出場者 © Mrs. Japan Tokyo 2020

1st セッション、2nd セッションでは全員がウォーキングおよびスピーチを披露

オープニングアクトとして歴代のクイーンがランウェイを颯爽と歩き、まるで彫刻のようなポージングを見せ会場を魅了した。その後エリアディレクターの沖中洋子氏から挨拶があり、1stセッションがスタートした。 1stセッションではヤング、クラッシックのミセスがそれぞれTシャツにジーンズのカジュアルファッションでウォーキングを披露。2nd セッションでは、エレガントなイブニングガウンでのスピーチ審査が行われた。

それぞれが思い思いの自己PRを制限時間内で発表した。テーマは「克服した病について」「生き方について」「日本文化の伝承について」「お子さんとのエピソード」など多岐にわたったスピーチ内容が印象的だった。「ママ~がんばって!」と息子さんに応援されているコンテスタントも!

ミセス・ジャパン2020東京大会審査 写真 BPMビューティーページェントメディア 撮影:西田

ミセス・ジャパン2020東京大会受賞者

1stセッション、2ndセッションを経て38名のコンテスタントの中からヤング部門より3名、クラシック部門より7名合計10名の日本大会出場者が決定した。

ミセス・ジャパン2020東京大会受賞者 写真 BPMビューティーページェントメディア 撮影:西田

ヤング部門受賞者(日本大会出場出場):


グランプリ 岡田千裕さん、準グランプリ 中川絵里菜さん、 第3位 高田奈央さん

ヤングミセス部門グランプリの岡田千裕さん受賞コメント:

ヤングミセス部門グランプリを受賞された岡田千裕さん © Mrs. Japan Tokyo 2020

ヤングミセス部門グランプリの岡田千裕さんは、「このような名誉ある賞をいただき、本当に光栄です!ミセスのページェントということで、今までの自分の生き方をウォーキングやスピーチにのせたことが評価され強い自信となりました。影となり日向となり支えてくれた先生方、家族、友人、そして同期のファイナリストのメンバーには感謝してもしきれません。日本大会ではさらに自分自身に磨きをかけて女性が活躍する社会を感じさせるパフォーマンスができればと思っております。」と受賞の喜びと感謝、そして日本大会に馳せる思いを話った。

クラッシック部門 (日本大会出場出場)


グランプリ 尾崎江美さん、準グランプリ 粂川晴美さん、第3位 立川エリカさん、第4位 松本美紗子さん、第5位 堀川朝江さん、第6位 加藤貴子さん、第7位 須賀ひかりさん

クラッシック部門グランプリの尾崎江美さんのコメント:

クラッシック部門グランプリを受賞された尾崎江美さん © Mrs. Japan Tokyo 2020

クラッシック部門グランプリの尾崎江美さんは、今の気持ちを「嬉しい気持ちと同時に正直ほっとしています!お料理をしながら下半身のトレーニング、通勤カバンを持ちながら二の腕のトレーニング、会社の廊下でウォーキング練習、お風呂でスピーチ練習など『ながら』で時間を捻出し練習を重ねて来ました。最後まで諦めず粘り強く自分と向き合った事が自信に繋がり、大会本番では不安を抱えず臨めた事が、今回の受賞に繋がったようにも感じます。私の周りには素敵な人たちが沢山いて支えられているんだと改めて気づいたことや受賞という形でその方々に恩返し出来たことが本当に一番嬉しかったです」と喜びの声を聞かせてくれた。 また、日本大会に向けた意気込みとして「日本のミセスの芯の強さと優しさ、そして着物や和髪など日本の伝統文化を世界に発信したいという思いを現実化するチャンスでもありますので、ベストを尽くして頑張りたいと思っています。世界を見据えての英語の勉強やタレントショーという自己表現など、新たな課題が出来ましたが、挑戦出来る事にワクワクしておりますので、精一杯頑張ります。」と日本大会への前向きな意欲をBPMに聞かせてくれた。

アンバサダー:
オーリア真理子さん

各特別賞:

CROWNING GLORY 2020 ~最も輝きを感じるミセス~
高橋幸子さん

ELEGANT 2020 ~最も優美さと品を感じるミセス~
福田祐里絵さん

ELOQUENT 2020 ~最も雄弁なミセス~
杉田千香子さん

PERSONALITY 2020 ~最も個性を感じるミセス~
目黒京絵さん

BEST CATWALK 2020 ~最も素晴らしいウォーキングをしていたミセス~
松本華奈美さん

BEST EVENING GOWN 2020 ~最も美しくイブニングガウンを着こなしていたミセス~
佐伯紅緒さん

BEST PHOTOGENIC 2020 ~最も写真映えするミセス~
奥村倫子さん

POPULARITY 2020 ~最もオーディエンスの心をとらえ、人気を得たミセス~
Facebook投票:加藤貴子さん
会場投票:中川絵里菜さん

BEST EFFORT 2020 ~最も努力が見られたミセス~
金久保奈々子さん

Ruke賞 
松本美紗子さん

尾形賞 
松山福美さん

全国から会場に来られなかったOGもオンラインで参加し、大会の公式ソングを全員で合唱したクライマックスシーン 写真 BPMビューティーページェントメディア 撮影:西田

10名のみなさんは、世界大会への出場権が得れる日本大会グランプリの座を目指しこれから2021年に開催される日本大会(2021年3月開催予定)に向け更に磨きをかける。ミセスジャパンは、出場者全員がミセスというミセスのための大会。仕事をしながら子育てをしながら「自分の活動の可能性や幅を広げたい」と考える女性たちを支援する大会として女性として輝き、社会貢献を目指す。

ミセスジャパンOGによるダンスパフォーマンスショー 写真 BPMビューティーページェントメディア 撮影:西田

コロナ禍のミセス・ジャパン2020東京大会を終えた大会ディレクター沖中洋子さんからのメッセージ

ミセス・ジャパン2020東京大会ディレクター沖中洋子さん © Mrs. Japan Tokyo 2020

自身も東京大会および日本大会のグランプリ受賞者で、世界大会で3位の結果を残した大会ディレクターの沖中洋子さんからのメッセージ

ミセス・ジャパン2020東京大会ディレクター沖中洋子さん © Mrs. Japan Tokyo 2020

~ 沖中洋子さん からのメッセージ~

東京大会は地方大会の中でも、例年1番大きな大会でしたので、ディレクターのお話をいただいた当初は、「私にこのような大役が務まるのか?」と不安でした。しかし、東京大会、日本大会とグランプリに輝き、世界大会でも3位になれたことは周りの皆様からの応援の力が大きかったと感じています。その分、社会貢献をするべきだという使命感があり迷わず引き受けました。

結果として、東京大会は会場ご観覧及びライブ配信で過去最高の来場者数となり、更には過去最大のファイナリスト数に恵まれ、過去最大規模の地方大会となり大成功を収めました。これは一人一人の思いの強さが成し遂げた結果だと捉えています。

私が特に力を入れたのは、ファイナリストの育成です。大会を通して「ジェンダー平等」を掲げていましたが、それは私が日本大会で日本のミセス達の地位の低さに気付き、取り組んで来た課題だからです。私はシンガポールとフランスの在住経験があり、海外と比較をしても、先進国でありながら日本はまだ積極的にこの問題に取り組めていないので、何とかしよう!と立ち上がりました。その為には女性側と男性側の意識改革が必要です。従ってステージ上での輝き方だけではなく、普段の生活から人として、女性としてリーダーとなり、男性と同等に渡り歩ける強い女性を教育することを目指しました。時には厳しいことをお伝えしましたが、大会後のアフターパーティーでその真意や全力を尽くしてきたことがファイナリスト達にも伝わっていることが分かり、一同から感謝のお言葉をいただいた時は感動で涙が出ました。

コンテストはステージが最後ですが、私はその後その経験をどう活かすかが1番大切だと考えています。グランプリになったから終わりではなく、その影には受賞出来なかった方や応援して下さった方が沢山いますので、常にその自覚と責任を持ってリーダーとして活躍していただきたいです。また惜しくも受賞出来なかった方も、自分自身を卑下するのではなく、前向きに自身を見つめ直し、大会を通して学んだことを今後の人生の糧にしていただければ嬉しく思います。私も本大会を通して、素晴らしいファイナリスト達に恵まれ、彼女達からもまた多くを学ぶ機会となりました。

改めて応援下さったご協賛企業の皆様、大会当日お手伝いに来てくださったミセスジャパンOGの皆様、支えてくれた家族、そして勇気を持ってエントリーして下さったミセスの皆様に感謝しております。

ミセス・ジャパンとは

ミセスジャパンロゴ

ミセスとしての美しさは、外面だけでは築き上げられません。世界に通用するミセスに必要とされるのは『自信』。バックボーンや人生のストーリー、これまでに培ってきた経験や感性を「魅力」に変えてステージ上で表現する。ミセスジャパンは、ミセスのための大会です。 (公式ホームページより)